取り違えに注意せよ!

新刊です。

一方はまもなく刊行の新装版、一方は既に店頭に並んでいる文庫クセジュ、タイトルはそれぞれ『ローマ帝国の崩壊』と『ロマ帝国の衰退』です。

こうして並べてみれば、大きさが全然違いますし、だから価格にも差があって間違えようがないのですが、並んでいないときにはちょっと混乱しそうだと思いませんか?

まずは、こちらが電話やファクスの注文を受けたときに取り違える場合があります。耳ではちゃんと聞いているのに手は別の方を選んでしまっているなんて起こりそうです。そうなると出荷の時に間違えてしまう可能性もあります。伝票には『崩壊』とあるのに、実際の商品は『衰退』の方だったり、というようなケースです。

自社の本を扱っていても取り違えは起こりそうなわけですから、書店現場でも混乱が生じそうです。お客さんがうろ覚えで探しに来たような場合、パソコンなどで検索してみると思いますが、この両者が出て来て、さてどっちなのだろうとお客さんに確認すると、お客さんの方も自分が欲しかったのはどっちだったか混乱してしまう可能性が大いにありそうです。

価格なり著者名なりを覚えていてくれると、強力な手掛かりになります。ISBNコードは本に詳しい方でないと知らないだろうし、広告には載っていないことが多いのでこれを頼りにするのは無理ですね。

とにかく、十二分に注意して取り扱わないとなりませんね。

広告を出します!

ほぼ一か月後に発売予定のNHKラジオ講座「まいにちフランス語」10月号のテキストに広告を出します。

ベストセラーにしてロングセラーの語学書《フラ語》シリーズをフィーチャーした広告です。特にその中心となる『フラ語入門』は改訂新版の刊行から10か月ほどで3万部という売れ行き。旧版以来のトータルでは14万部を突破する商品です。

広告掲載までまだ一か月ありますので、いまからの発注でも余裕をもって店着するはずです。この機会に《フラ語》シリーズの在庫をご確認ください。

さらっと引用されています

朝日新聞の一面から、終戦特集ということで、ノモンハン事件の記事が載っていました。

最初に引用されていたのは、みすず書房の『ノモンハン 1939』です。ノモンハンの記事ですから当然と言えば当然です。記事に写真で載っているジューコフならば、あたしの勤務先から『スターリンの将軍 ジューコフ』という書籍が刊行されています。

そして記事の半ばにはアントニー・ビーヴァーの『第二次世界大戦1939-45(上)』が引かれています。記事中では『第二次世界大戦1939-45』としか書いていませんが、実際には写真のように3冊本です。引用されたのは巻頭ですから、その上巻です。

第二次世界大戦を扱った書籍はたくさん出ていますが、日本で出ているものはどうしても日本が中心で意外と第二次大戦の全体像というのがつかみにくいきらいがあります。しかし、本書は第二次大戦の全体を描いているので、実は極東で行なわれていた日本の闘いを扱う比重など、ちょっと目から鱗な部分が多々ありました。

格好の手引き書、あります!

朝日新聞夕刊の紙面です。

見出しに「アール・ブリュット」という文字が見えますが、「アール・ブリュット」ってご存じですか? 聞いたことはあるけど、どういうものかと問われるときちんとは答えられない、という方も多いのではないでしょうか?

芸術ですから、実際の作品を見て自身で感じるのが一番なのは当たり前ですが、やはり知識とか周辺情報などを仕入れておきたいと思うのもごく自然なことです。というわけでご紹介したいのが文庫クセジュの『アール・ブリュット』です。

近年、アール・ブリュットの作品を展示する場が増えている。アール・ブリュットに特化した展覧会はもちろん、ベネチア・ビエンナーレ国際美術展でも紹介された。フランスでは、日本の作家を紹介する「アール・ブリュット・ジャポネ」が、二度にわたって開催されている。はたしてアール・ブリュットとはどういったものなのか。本書は、「アール・ブリュットを巡る考察集団」の創立メンバーで、臨床心理士・ラカン派の精神分析家である著者が、その起源(第一章)、提唱者ジャン=デュビュッフェ(第二章)、定義(第三章)、概念がどう発展したか(第四章)、作品の素材やかたち(第五章)、愛好家やコレクターの心理(第六章)、近年のブーム(第七章)、作品を扱う美術館やギャラリー(第八章)、現代アートとの対話(第九章)など、さまざまな切り口で概説する。

同書の内容紹介は上掲のとおりです。新書サイズのコンパクトな紙幅で、「アール・ブリュット」について手際よくまとめられている一冊です。展覧会を見てから読むもよし、読んでから見に行くもよし、展覧会を見に行けないから本だけ買って読むもよし、まずは手に取ってみてください。

朝日新聞、盛りだくさん!

今朝の朝日新聞読書欄です。

予告どおり、『アーティスティックスポーツ研究序説』が載っていました、それもトップ、一番大きな扱いでした。これはありがたいです。

町田樹という名前で売れている面も確かにありますが、そうではなく自分が取り組んできたフィギュアスケートと真摯に向き合い、深い考察に裏打ちされた学術書です。スケートのみならず、アーティスティックスポーツに携わる方、興味をお持ちの方には是非一読していただきたい一冊です。

お陰様で、やや値が張るにもかかわらず早々に重版となり、現在は第三刷にかかっています。もうじきに出来予定です。

さて、そんな今朝の朝日新聞でしたが、一面から紙面をめくっていったとき、上掲『アーティスティックスポーツ研究序説』よりも先に目に飛び込んできたのは読書面の巻頭コラムです。

今回は内田洋子さんがコロナ禍とイタリアの情景を書いているのですが、そこで紹介されている書籍の中にUブックスの『冬の夜ひとりの旅人が』です。

チラッと紹介されていますが、本書はカルヴィーノの同名小説を手に入れた主人公がその本を読み進めると途中で終わっている乱丁本で、完全な本を手に入れようと旅をする物語です。続きが読みたいという心の底からの欲求、本好きであれば誰もが一度は体験したことがあるのではないでしょうか? そんな本好きにとっては、なかなか完全なものが手に入らない本書のストーリーは、じれったいのか、ワクワクするのか、人それぞれだと思いますが、十二分に楽しめる作品となっています。

新書判の手軽な一冊ですので、外出もままならない今年のお盆休みにうってつけの一冊ではないでしょうか?

そして、読書面をめくっていき、次に現われたのは一週間のテレビ情報欄。毎回最近活躍している人がインタビュー記事として載っていますが、今回は西野七瀬、なーちゃんでした。

乃木坂46を卒業後もコンスタントにドラマ出演が続いています。演技が巧いのか巧くないのか、そのあたりは賛否両論あると思いますが、あたしは役者の巧さってあまりよくわかりませんし、もっと言ってしまえば脚本の善し悪し、監督の演出技術などもまるでわかりません。

ですから、なーちゃんがなーちゃんらしくテレビに映っていればそれで満足です。現在は別のドラマで同じ乃木坂46卒業生・若月佑美も出演していますが、いつか二人が共演するドラマを見てみたいと思っています。

いよいよ映画公開です!

9月から全国で順次、映画「マーティン・エデン」が公開になります。

この映画の原作はジャック・ロンドンの自伝的作品『マーティン・イーデン』です。

映画配給会社の協力を得て、帯も営業用に新調しました。

映画ではよくあることですが、地域によって公開日が異なりますので、公開時には店頭にしっかり並べていただけると幸いです。やや厚い本ですが、厚さなどものともせず、一気に作品世界に引きずり込まれてしまう、非常に力のある作品です。映画がどんな風にできあがっているのか楽しみです。