
ヴェトナム(上)
壮大な悲劇 1945-1975
マックス・ヘイスティングス 著/平賀秀明 訳
戦場で何があったのか、戦闘に至る歴史的背景と政治的思惑、その結果もたらされたものを冷徹な筆致で描いたノンフィクションの白眉。
マックス・ヘイスティングス 著/平賀秀明 訳
戦場で何があったのか、戦闘に至る歴史的背景と政治的思惑、その結果もたらされたものを冷徹な筆致で描いたノンフィクションの白眉。
関西ツアーから帰京しました。今回のツアーは火曜から金曜までの四日間、やはり短いなあと感じます。回る書店もかなり端折ってしまいました。
それはともかく、ホテルの部屋にいる時間には、注文書の整理やメールのチェックなど、持ち込んだノートPCから勤務先のPCにリモート接続して作業をしていました。ホテルのWi-Fiが遅くて、多少のストレスを感じましたが、それよりも勤務先に置いてあるPCの状態がひどいので操作が不安定になることがありました。
少し前に、勤務先のPCのHDDが容量不足であると書きました。その後、数GB単位で容量が突然復活したりしたのですが、それも束の間、また容量不足が深刻化しています。それが窮まったのが①枚目の写真です。Cドライブ、とうとう残量0バイトになってしまいました。
これではちょっとしたワード文書すら起動できません。エクセル文書だって同じです。ワードとエクセルが使えなかったら仕事どころではありません。ここまで来ると作業状態を保存することも困難になってきます。とにかくPCをリモートで再起動させ、少しでも容量が復活するのを期待するしかありません。
そんな騙し騙しの作業は精神衛生上もよくないですね。やはり勤務先のPCを買い直すしかなさそうです。しかし、まだ一年も経っていないので勤務先が新しいのを買ってくれるとは思えません。ここは自腹を切るしかないのでしょうか。
ホテルでの作業はそんな感じで綱渡りでしたが、書店ではこんなフェアが開催中でした。はい、カルヴィーノ生誕100周年フェアです。あたしの勤務先の書籍以外に岩波文庫まで揃っています。いま日本で手に入るカルヴィーノの邦訳がすべて揃っているのではないかと思われます。ありがたいことです。MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店です。
亀井大輔、長坂真澄 編著/峰尾公也、加藤恵介、齋藤元紀、須藤訓任 著
『存在と時間』などハイデガーの哲学から、「脱構築」はどのように生まれたか? デリダによる読解の革新性を解明するガイドブック。
ジョシュア・ヤッファ 著/長﨑泰裕 訳
米国の特派員がロシアの各世代、各立場の人々に取材、権威主義体制下での葛藤と妥協、したたかな「ずる賢い人」の心奥に迫る密着ルポ。
塩見由梨 著
マルクスによって発見され、ケインズに見出された重商主義者ステュアート。スミス以降かき消された商業・利潤・貨幣の根源的世界へ。
東京メトロの溜池山王駅構内に「ほんたす ためいけ」という無人書店がオープンしたことが話題になっています。テレビなどでも紹介されているのを見ましたし、ネットでも取り上げている記事を何本か読みました。そんな中のこの記事。
記事のタイトルは「持続可能な新しい書店モデル、完全無人書店「ほんたす ためいけ 溜池山王メトロピア店」がオープン」です。とにかく景気が悪く、閉塞感の漂う出版業界なので、何か新しいことを試みるのは基本的によいことだと思います。いろいろ試してみて、ダメだったら修正する、よかったら更に伸ばす、それを根気よく続けていくしかないのでしょう。
人手不足もありますが、あまりにも利幅の少ない書籍という商品。人件費や家賃(テナント料)が書店にとって大きな負担となっていることは周知のことでしょう。そこで思いきって無人にしたというわけですが、時々は商品の補充に誰かがやって来るのでしょうから、完全に無人というわけでもないでしょう。
記事の中に
現代の人々のライフスタイルに合った本との新たな出会いを提供し、人々のニーズを満たす
という文章がありましたが、無人の書店でライフスタイルに合ったものをどうやって提供するのでしょう? 人のスタイルは十人十色ですから、限られたスペースで展開するには、ある程度こちら側で選別したものを並べることになると思います。そうなると「新たな出会い」とか「人々のニーズ」といったものにどのくらい応えられるのか、なかなか難しいのではないでしょうか。
であるならば、ネット書店の方がはるかに豊富な在庫を取り揃えているので、「ライフスタイルに合った」ものを提供できるでしょうし、出会いの機会も多いと思いますが、そのあたり、ニーズをどうやって判断するのでしょう。売れたものの傾向はデータ収集できると思いますが、お客さんがどんな本を手に取っていたか、どの棚の前に長くいたのか、そういう肌感覚をつかめるのがリアル書店のアドバンテージだと思いますが、無人書店だとそんな肌感覚はどうやって集めるのでしょう。
なにはともあれ、しばらくは推移を見守るしかないでしょうね。
ジョナサン・ハリス 著/井上浩一 訳
不利な条件下にありながら、なぜ長きにわたり存続できたのか。おもな皇帝と印象的なエピソードを軸に、対外関係からビザンツ史を語る。
先週の水曜日から金曜日の二泊三日で北陸へ行って来たことは、既に散々書きました。
まだまだいろいろ書くべきことはあると思うのですが、その中で一点、自分がバリバリ仕事をするサラリーマンみたいだなあと思った瞬間をちょっと振り返ってみたいと思います。
それは木曜日のことです。
この日は富山を発って、朝一番で高岡にある書店の本部へ向かいました。そこで小一時間くらい商談をし、その後10時過ぎに書店を訪問し、10時半過ぎに新高岡から北陸新幹線で金沢へ向かうという午前中のスケジュールでした。そして、この日は新刊の部数確認の日でもあったのです。
数年前であれば取次各社へ電話をかけて配本数を確認するところですが、現在はすべてネット上で行ないます。ですからパソコンさえあれば出張先からでも部数確認が可能なのです。ただネット上に配本数が提示されるのは9時半過ぎです。その時間帯はちょうど商談中で、パソコンを開いて部数確認などできません。
結局、新高岡駅に着いて新幹線が来るまでの10分程度、ホームのベンチに腰掛けて部数確認をしました。さらに新幹線に乗り込んで金沢へ着くまでのこれまた10分程度の時間で、会社のパソコンにリモートで接続し、配本伝票を出力するということまでやってのけました。
よく電車の中でパソコンを膝の上に広げて操作している人を見かけます。そこまでしないとならないほど忙しいのかなあ、なんて他人事のように見ていましたが、この時ばかりはあたしもバリバリと働くビジネスマンになったかのような気分になりました。
ちなみに、帰京時の東海道新幹線は、3列シートの真ん中に仕切りがある「S WorkPシート」の車両でした。もちろん、仕事などせず、皆で打ち上げのビールで乾杯していました。