本日、見本出しです。(10月24日配本予定)
カテゴリーアーカイブ: 営業部だより
今日の配本(23/10/17)
![ビザンツ帝国 生存戦略の一千年[新装版]](//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&ASIN=4560093792&Format=_SL160_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=rockfieldroom-22&language=ja_JP)
ビザンツ帝国 生存戦略の一千年[新装版]
ジョナサン・ハリス 著/井上浩一 訳
不利な条件下にありながら、なぜ長きにわたり存続できたのか。おもな皇帝と印象的なエピソードを軸に、対外関係からビザンツ史を語る。
移動の列車内で仕事をしました!
先週の水曜日から金曜日の二泊三日で北陸へ行って来たことは、既に散々書きました。
まだまだいろいろ書くべきことはあると思うのですが、その中で一点、自分がバリバリ仕事をするサラリーマンみたいだなあと思った瞬間をちょっと振り返ってみたいと思います。
それは木曜日のことです。
この日は富山を発って、朝一番で高岡にある書店の本部へ向かいました。そこで小一時間くらい商談をし、その後10時過ぎに書店を訪問し、10時半過ぎに新高岡から北陸新幹線で金沢へ向かうという午前中のスケジュールでした。そして、この日は新刊の部数確認の日でもあったのです。
数年前であれば取次各社へ電話をかけて配本数を確認するところですが、現在はすべてネット上で行ないます。ですからパソコンさえあれば出張先からでも部数確認が可能なのです。ただネット上に配本数が提示されるのは9時半過ぎです。その時間帯はちょうど商談中で、パソコンを開いて部数確認などできません。
結局、新高岡駅に着いて新幹線が来るまでの10分程度、ホームのベンチに腰掛けて部数確認をしました。さらに新幹線に乗り込んで金沢へ着くまでのこれまた10分程度の時間で、会社のパソコンにリモートで接続し、配本伝票を出力するということまでやってのけました。
よく電車の中でパソコンを膝の上に広げて操作している人を見かけます。そこまでしないとならないほど忙しいのかなあ、なんて他人事のように見ていましたが、この時ばかりはあたしもバリバリと働くビジネスマンになったかのような気分になりました。
ちなみに、帰京時の東海道新幹線は、3列シートの真ん中に仕切りがある「S WorkPシート」の車両でした。もちろん、仕事などせず、皆で打ち上げのビールで乾杯していました。
今日の配本(23/10/11)

まいにちふれるフランス語手帳2024
トリコロル・パリ 監修/ふらんす編集部 編
まいにちフランスを感じることのできる手帳。月ごとにフランスにまつわるエッセイを掲載。単語集付きなのでフランス語学習にも最適。

まいにちふれるドイツ語手帳2024
マライ・メントライン 監修/白水社編集部 編
まいにちドイツを感じることのできる手帳。月ごとにドイツにまつわるエッセイを掲載。単語集付きなのでドイツ語学習にも最適。

まいにちふれるスペイン語手帳2024
スペイン語教室ADELANTE 監修/白水社編集部 編
まいにちスペインを感じることのできる手帳。月ごとにスペインにまつわるエッセイを掲載。単語集付きなのでスペイン語学習にも最適。

まいにちふれる中国語手帳2024
李軼倫、原田夏季 監修/白水社編集部 編
まいにち中国語にふれることのできる手帳。月ごとに中国にまつわるエッセイを掲載。単語集付きなので中国語学習にも最適。
近刊情報(23/10/10)
極右の台頭?
今日は祝日なので、そして生憎の雨なので自宅でのんびり過ごしています。そして昼時にテレビ朝日系の情報番組を見ていたところ、池上彰氏が「極右勢力が急速に支持を拡大しているドイツの状況」を解説していました。
10月9日(月)
月に一度の「池上彰さんと増田ユリヤさんによる徹底解説コーナー」。
きょうは極右勢力が急速に支持を拡大しているドイツの状況を見ていきます。「移民阻止」など過激な主張を繰り返す政党「AfD」がなぜドイツ国民に浸透しつつあるのか?「極右」台頭の背景を解説します。
— Widescramble (@widescramble) October 9, 2023
やはりメルケル前首相の移民政策に対する不満が国民の中に一定数は存在するようです。景気のよいときであれば他人を思いやる余裕も持てるのでしょうが、不景気になると自分の生活で精一杯、それなのに働かないで支援だけ受けている移民たちはなんなんだ、と考えてしますのでしょう。そんなドイツ国民と移民との距離感や空気感を知るには、小説ではありますが『行く、行った、行ってしまった』が最適だと思います。報道では知り得ない、もっと庶民レベルの声が聞こえると思います。
ところで、「池上解説」ではドイツだけでなく、欧州各国で極右に分類される政党が躍進しているということも紹介されていました。
極右と一括りに言っても国によってその主張や政策には違いあるようですが、そんな欧州の政党政治について知りたい方には、文庫クセジュの一冊、『ポピュリズムに揺れる欧州政党政治』の一読をお薦めします。
ポピュリズムがイコール極右というわけではありませんが、著者はフランスの右派政党・国民戦線(FN)研究の第一人者なので、やはり極右政党に関する考察が主となるでしょう。こういった極右やポピュリズムだけでなく、現在の世界は権威主義も勢いを増しているように感じます。戦火がやまず、戦争という言葉がこの十数年で一気に身近になりましたね。
歴史に向き合う
本日の朝日新聞です。歴史に向き合う、というテーマの記事です。
歴史に向き合うというと、いろいろな立場があると思いますが、最近ですと岩波書店の『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』が話題になりました。歴史を正しく認識するという性格の本だと思いますが、これも歴史との向き合い方の一つだと思います。
今日の記事では岩波の本が引用されているわけではありませんが、その代わりと言っては何ですが、あたしの勤務先の書籍が登場していました。それが『過去の克服』です。
同書しばらく品切れになっていたのですが、先月に新装版を刊行したばかりです。過去との向き合い方で、しばしば日本と比較されるドイツがどのように戦後を歩んできたのかを取り上げた本ですが、ドイツも紆余曲折があったことがわかります。
その取り組みは順調なものではなく、過去にたいする反省を「自虐的だ」とする声がドイツでも再三沸き上がり、道のりは必ずしも平坦ではなかった。しかしドイツでは、「過去の克服」を促す力と、これを押しとどめようとするふたつの力がせめぎ合いながらも、少しずつ着実に前進していくことが本書のなかで明らかとなる。日本の取り組みを考えるうえでも必読の1冊。
公式サイトの内容紹介には上記のように書かれています。価格はかなり違いますが、この機会に岩波の『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』とこの『過去の克服』を併読してみるのは如何でしょう。
2023年9月のご案内
ノーベル賞とともに
あたしに限らず、出版界としては文学賞に注目が集まりがちですが、ここ数年は物理学賞や生理学賞など、理系分野で日本人の受賞が続き、世間的にはそちらが盛り上がっているように感じます。またそれに関連する書籍もあったりして、「ノーベル賞=文学賞」的な印象が薄れた感があります。
そんな中、今年のノーベル賞ではその理系ジャンルでは日本人の受賞はならず、やや盛り上がりかけたまま推移して、平和賞はイランの人権活動家に贈られることが発表されました。これでは書店でフェア展開ができないと思っている業界人も多いかも知れませんが、イランの女性と言えば、この本を忘れるわけにはいきません、『テヘランでロリータを読む』です。
あたしの勤務先から刊行されていた単行本は現在品切れですが、河出文庫版が入手可能です。タイトルだけですと「なんのこっちゃ?」と思う方も多いと思いますが、抑圧されたイランで、西側の文化の象徴的な作品である『ロリータ』を読むことがどれほど危険な行為なのか、本書を読めばよくわかると思います。
単行本は品切れと書きましたが、同著者によるノンフィクション『語れなかった物語 ある家族のイラン現代史』はまだ在庫がありますので、是非『テヘロリ』と併読していただければ幸いです。
同じくイランに活きる家族の歴史を描いた作品に『スモモの木の啓示』があります。この作品は、イラン・イスラム革命に翻弄された家族の物語で、現在のイランに続く苦悩を少女の目線で描いた作品です。ただ、その少女の正体というのが初めの方で明かされますが、ちょっと衝撃的です。
本作を読むと、かつてはここまで抑圧的でなく、平和に暮らすことができたイランがあったのだなあということがわかります。だからこそ革命後のイランの体制がより過酷なのでしょう。この状況はいつまで続くのか。ウクライナにばかり世界の目が集まっていますが、イランも、あるいはミャンマーなど、もちろん中国や北朝鮮だって、国内で弾圧が行なわれている国は、むしろ最近増えているのではないかという気がします。


