2022年10月のご案内

2022年10月に送信した注文書をご案内いたします。

   

まずは一昨日、11月1日がワン・ワン・ワンで犬の日なので、犬が重要な役割を果たすUブックスの小説を二点『フラッシュ』と『年月日』をご紹介しました。二つめは毎月恒例「今月のおすすめ本」です。三つめは、このところフランスのコミックも刊行された『失われた時を求めて』のプルースト没後100年のご紹介です。そして四つめは、この夏の24時間テレビ内のドラマで話題になった窪島誠一郎さんの『流木記』、それと一緒に重版が決まったUブックス三点『やんごとなき読者』『けだものと超けだもの』『アーモンドの木』をご案内しました。

  

続きましては「秋季語学検定試験関連本」のご紹介です。そして刊行前から話題沸騰の『まいにちふれるフランス語手帳2023』と、それに関連して『毎日1文 筆記体でフランス語』『フランス語で日記をつけよう』を合わせてご案内しました。

  

次はロングセラーとなっている『アジアの脱植民地化と体制変動』をご案内しました。続いては、まもなく帝国滅亡から100年になる『オスマン帝国の崩壊』です。そしてこちらも売行き好調でロングセラーになりつつある『経済学の壁』をご紹介しました。

  

月初めの一般書とは別に月の後半には語学書の「今月のおすすめ本」をご案内しました。そして、今年生誕390年になる『スピノザ入門』、王墓発見から100年の『ツタンカーメン秘話』をご紹介しました。

今日の配本(22/10/31)

日本新劇全史 第三巻
昭和四十一年~昭和六十四年

大笹吉雄 著

演劇評論の第一人者が、生涯のテーマとしてきた日本の現代演劇史を執筆するなかで、とりあえずの目標にした「昭和」最後の日までの演劇活動を記す畢竟の大作。本巻は「新劇全史」として著す全三巻のうちの最終巻で、これにより『日本現代演劇史』(全八巻)、『新日本現代演劇史』(全五巻)に次ぐ、三部作が完結した。

今日の配本(22/10/27)

マーガレット王女とわたし
イギリス王室のおそばで歩んだ女官の人生

アン・グレンコナー 著/立石光子 訳

エリザベス女王とその妹・マーガレット王女の幼なじみとして、王女の女官として、公私ともに王室一家のそばで生きてきた男爵夫人の回想録。イギリスでも毀誉褒貶相半ばする王女だが、慈善事業に熱心で常に前向きなその生き方を、そして女王の素顔や王室の人々を、著者は魅力的に描き出している。他に登場人物はスペンサー伯爵(ダイアナ妃の父)、レーガン大統領夫妻、イメルダ・マルコス、ミック・ジャガー夫妻、デイヴィッド・ボウイら、錚々たる顔ぶれ。

今日の配本(22/10/26)

反乱者

ジーナ・アポストル 著/藤井光 訳

フィリピン出身のミステリー作家兼翻訳者マグサリンは、新作小説の案を練り始める。そこへ一件のメールが届く―送信者はその小説の主人公である、映画監督キアラだった。キアラの父親も映画監督であり、1970年代にベトナム戦争中の米軍による虐殺事件を扱った映画をフィリピンで撮影したのち、失踪していた。フィリピン出身の作家が放つ、超絶メタフィクション長篇。

エバ・ルーナのお話

イサベル・アジェンデ 著/木村榮一、窪田典子 訳

「お話をしてほしいんだ」「どんなのがいい?」「まだ誰にも話したことのないのがいいな」――お話の名人エバが言葉の糸を紡いで織りあげた、愛と復讐、小さな奇跡、さまざまな人生の物語。〈現代のシェヘラザード〉アジェンデがその語りの才を存分に発揮した23篇、長篇『エバ・ルーナ』から生まれた珠玉の物語集。

今日の配本(22/10/25)

イタリア語で読むITALIA

堂浦律子、アレッサンドロ・マヴィリオ 著

「イタリア語で読む」。このことによって、日本語による知識や情報の蓄積とはまた別の、イタリアに対する新たなアプローチが生まれます。ひととおり初級文法を習得した方は、少し長めのイタリア語のテキストを読むことで、語彙力・読解力が飛躍的にアップすることでしょう。 イタリア全20州、サンマリノ共和国、ヴァティカン市国および「イタリアという国」2章による全24章の構成。個性豊かな文化、歴史、現代社会を、わかりやすい文章で紹介しています。文法解説・練習問題付。

精選 経済英文100
1日1文でエッセンスをつかむ

根井雅弘 著

本書は、往年のベストセラーである岩田一男『英語・一日一言』(祥伝社、1970年)をヒントに、その経済学版を目指して書き下ろされた。 「一日一文で百日完成!」をコンセプトに、経済学説史上の名文を味わい尽くし、暗唱できるまでを目的とした決定版精選である。 苦しいときも辛いときも、この本の珠玉の英文があなたを助ける。きっと!

生誕390年です

来月11月24日は哲学者スピノザの生誕390年にあたります。スピノザって、現在の哲学史ではどれくらいの重要人物として扱われているのでしょうか? 高校の倫理社会では必ず取り上げられる名前でしょうか?

そのあたりのことはわかりませんが、新書の世界では写真のとおり、これだけの書籍が刊行されています。最新のは岩波新書『スピノザ』です。講談社現代新書にも同じタイトルの『スピノザ』がありますね。

講談社現代新書は、同書以外にも『はじめてのスピノザ』『スピノザの世界』と三点もスピノザ本を出しています。編集部内によほどスピノザ好きの方がいらっしゃるのではないでしょうか? そして、あたしの勤務先からは文庫クセジュで『スピノザ入門』が刊行されています。

これだけ刊行されているにもかかわらず、中公新書からは出ていないのというのがちょっと不思議です。また、写真以外にも平凡社ライブラリーからも『スピノザ』という一冊が出ています。その他、著作の翻訳も加えたら、十二分にフェアの書目が揃いそうです。

今日の配本(22/10/24)

日本の「第九」
合唱が社会を変える

矢羽々崇 著

ベートーヴェンが1824年に完成させた『交響曲第九番』は世界中で演奏され、日本では毎年5万人以上が歌っている。これまであまり知られてこなかった松本や岡山などの『第九』上演関係者の言葉に触れながら、新しいものをみずから生み出そうという希望と熱気に満ちた若々しい日本の姿を描き出す。

サイノフォン1
華語文学の新しい風

王徳威、高嘉謙、黄英哲、張錦忠、及川茜、濱田麻矢 編

近年注目を集めている華語文学の新たな流れを紹介するシリーズ〈サイノフォン〉。第一巻は、その豊かな広がりを紹介するアンソロジー。香港の高層ビルからチベットの聖なる湖まで、シカゴのバーからマレーシアの原生林まで。小説、旅行記、詩、SFなど、多様な領域から世界を切り取る17篇。

アニメやコミックと人文書

前のダイアリーでは高知市街にある金高堂本店で開催中の人文書フェアから、お店の方が飾ってくれたポップをご紹介しました。

今回は、市街から少し離れたところに位置する、金高堂朝倉ブックセンターでの人文書フェアの模様をご紹介します。

最初の写真は、今回のフェアの目玉企画の一つです。何をやっているのかと言いますと、コミックやアニメとそれに関連する人文書を一緒に展開しているのです。

アニメやコミック発で専門書が売れるというのは、今に始まったことではなく、もう20年以上の歴史があると思います。ただ、アニメ放映に合わせてとか、コミックの新刊発売に合わせてといった一つの作品に特化したフェアは多くの書店でやっていますが、今回のようにいくつかのアニメ、コミック作品を取り上げてフェアをやるところは、まだそれほど多くはなかったと思います。

そしてこのフェア、しっかりお客様の反応が出ているそうです。手応えが感じられると嬉しいものですし、こちらとしても「こんなコミックが出ているんだ!」と気づかされることが多いです。非常に勉強になります。

そして二枚目の写真は、そんな朝倉ブックセンターで開催されている人文書フェアの別の一角です。人文会会員社の紹介ポップと共に、それぞれの社の主立った作品が並んでいます。