長野フェアもやってるよ!

国分寺のクイーンズ伊勢丹で静岡フェアが開催中だと書きましたが、実は長野フェアも同時開催中なのです。たぶん正式には「春の静岡・長野フェア」ということなのでしょう。

というわけで、こんな一本を見かけたので買ってみました。どぶろくです。静岡ではなく長野のお酒です。

「十二六」と書いて「どぶろく」と読ませているようです。長野県佐久市の「武重本家酒造」の商品です。

どぶろくなので、シュワシュワしていますが、とても飲みやすいです。シュワシュワと聞くと、乃木坂46五期生の川﨑桜の「さくたんさん、シュワシュワ」を思い出してしまいますが、さくたんを思い浮かべながら味わいました(汗)。

ところでクイーンズ伊勢丹では静岡・長野フェアですが、国分寺駅の反対側、駅ビルマルイでは「第1回こくまるにゃんフェス」を開催中です。まあ、2月22日がニャンニャンニャンで猫の日ですから、あちこちで猫フェアは開催中ですけどね。こちらは、食べ物だけでなく、猫をモチーフにしたグッズ、雑貨なども売られているようです。

イヌ派のあたしとしては、猫の日だけでなく、もっと犬の日も大々的にやって欲しいと思っています。

静岡フェア!

このダイアリーに何度も書いていますが、あたしの妹家族は静岡県在住です。それまでは、特に静岡県に対する思い入れといったものありませんでしたが、親戚が暮らしているとなると愛着が湧いてくるものです。

もちろん、もともと歴史好きですから、徳川ゆかりの駿府に興味、関心はありましたから、嫌っていたわけではありません。ただ、それほど好きな、気になる都道府県ではありませんでした。

さて、そんな静岡ですが、国分寺駅にあるクイーンズ伊勢丹で静岡フェアが始まりました。そこで売っていたのが写真のお弁当です。寡聞にして、掛川牛というものを知りませんでした。

掛川牛というのは、静岡が誇るブランド牛なのでしょうか。食べてみましたが、美味しかったです。東京のスーパーでは牛肉コーナーを見ても掛川牛なんて見たことがありません。生産量も少ない(飼育頭数が少ない)幻の牛なのでしょうか。だとしたら、食べられたのはラッキーです。

妹に聞いてみれば、静岡のスーパーであればごくごく普通に見られる牛肉なのでしょうか。こんど聞いてみたいと思います。

次は金沢?

京都、奈良と母を連れて行き、次に行きたい、行ってみたいと母が言っているのは北陸の古都・金沢です。あたしは仕事で何回か行ったことがありますが、母は行ったことがないようなので、一度は行ってみたいと言っています。

そんな金沢は美味しいものがたくさんあります。小京都と呼ばれているだけあって、食だけでなく工芸品でも素敵なものがたくさんある町です。

そんな金沢であたしがお土産にしばしば買うのがこちら、森八の落雁、長生殿です。森八と言えば長生殿だと思っていますが、落雁なので好き嫌いがあるかもしれませんね。やはりお茶の時にいただく和菓子でしょう。

あたしは、抹茶を飲まずとも長生殿をいただきます。なかなか自宅でお茶を点てることはありませんので、日本茶でいただくのです。

あと、長生殿と聞くとどうしても白楽天を思い出してしまいます。やはりあたしは中国古典を学んでいたからなのでしょう。そんなところも、このお菓子に親近感を持つ理由かも知れません。

その森八ですが、金沢へ落雁を買いに行ったわけではありません。実はあたしの勤務先の近所に東京の店舗があるのです。数年前にオープンしたそうです。今回、営業回りに出る前に初めて寄ってみました。

そうしたら、季節のお菓子として桜もちが売っていました。この季節の和菓子と言ったら桜もちだと思いますので、これも思わず買ってしまいました。

桜もちってどこのお店のものを食べても、基本的には同じような感じですが、かたち、食感、味わい、実はお店によってずいぶんと異なるものです。森八の桜もちは写真のような感じの見た目です。

とても上品で、甘さもちょうどよく、いただきました。桜もちって葉っぱが苦手という人もいますが、この桜もちはとても食べやすかったです。

また別の菓子匠へ行く機会がありましたら、そこの桜もちを買って食べてみたいと思います。そして、母を連れて金沢へ行くのはいつのことになるのやら。

言ってしまっていいの?

先月の奈良旅行で買ってきた日本酒が飲み終わってしまったので、近所のコンビニでアルコール飲料を買ってきました。それが一枚目の写真です。

やはり「期間限定」という言葉に引かれてしまうものですね。「春のいちごチューハイ」と「春の白桃チューハイ」を買ってしまいました。そして思い出したのが

「嫁さんになれよ」だなんてカンチューハイ二本で言ってしまっていいの

という一句。一世を風靡した俵万智『サラダ記念日』所収の句です。最近の若い方ですと、『サラダ記念日』をどれくらいご存じなのか、あたしたち世代にはそれこそ画期的な、革命的な句集の登場だったという印象があります。

「嫁さんになれよ」なんていうセリフ、生まれてこの方言う機会はなかったですし、たぶんこのまま一生使うことなく人生を終えるのだろうと思っています。こんなセリフを言うような相手に巡り会ったこともないもので……

さて、そのカンチューハイ二本のおつまみ、と言いますか、昨晩の夕食のおかずは二枚目の写真、お刺身です。近所のスーパーで長崎離島フェアをやっていて、そのフェアで並んでいた商品です。

すべての刺身が何の魚なのかわからないものも多々ありますが、美味しくいただきました。刺身はすべて二切れずつ入っていたので、あたしと母とでちょうどよくいただきました。

似て非なるもの? あとは好みの問題?

このダイアリーでしばしば書いているように、わが家の近所にはセブンイレブンがあります。なので、セブンイレブンの商品はよく買いますし、よく食べます。

そうなるとテレビCMなどを見ていると、ローソンやファミリーマートの商品も時には食べたくなるものです。土日にクルマで出かける近所のスーパーのそばにファミリーマートがあるので、今日は久しぶりにファミチキを買ってみました。

「○○チキ」という名の商品は各コンビニから発売されていますが、あたしは「ファミチキ」が一番好きです。ファミマが近所にないので、次善の選択としてセブンの「揚げ鶏」をよく食べます。

そんなファミチキですが、最近のテレビCMで「濃厚チーズinファミチキ」が発売されたことを知り、ますます食べたくなりました。肉と衣の間にチーズが挟まっています。満足のいく味でした。

そして折角ファミリーマートに来たので、昼食もファミマでと思い、購入したのがこちら、「豚骨醤油 豚ラーメン」です。公式サイトには

「ラーメン荘歴史を刻め」監修のラーメンです。食べごたえのある太麺に豚骨ベースの醤油スープを合わせ、具材としてチャーシュー、もやし、にんにくをのせました。背脂やラードも加えた厚みのある味わいが特徴です。

とあります。

この豚ラーメン、なんとなく馴染みのある見た目です。それがこちら、セブンイレブンの「とみ田監修デカ豚ラーメン」です。分厚いチャーシューが乗っかって、麺も太め、もやしがたくさん入っていて、刻みニンニクがたくさん入っているという共通項があります。もちろん、どちらも豚骨醤油ラーメンです。

とはいえ、この両者、食べてみると味がずいぶんと違います。見た目はほぼ同じなのに、こんなにも違うとはちょっとした驚きでした。あたしとしては、慣れもあるのかもしれませんが、セブンイレブンの方が好きです。でも、たぶんこれは好みの問題でしょう。

最後はちょっと贅沢に

今回の関西ツアーは月曜から金曜の四泊五日。つまりは木曜晩が最後の晩になります。

と言うことなので、まだ最終日のツアーが残っていますが、ツアーの労を自分でねぎらうつもりで、ちょっと贅沢な夕食をいただきました。阪急百貨店梅田本店の地下で買ってきたビフテキ重です。

コンビニ弁当と違って、温かくないのが難点ですが、そこそこ高級な牛肉は冷えていても十二分に美味しくいただけます。とはいえ、冷えていてもこれだけ美味しいわけなので、温かかったらどれだけ美味しかったのだろうか、とも思います。

まあ、この手の弁当は、冷えた状態で食べるのを前提に作っている場合が多いので、これもこの食べ方がよいのでしょう。開けてみるとビフテキ重と言うよりも、ローストビーフ丼のような感じでした。

そして食事だけではなく、デザートもちょっと奮発しました。こちらはデパ地下スイーツではなく、コンビニスイーツですが、大きなプリンです。窯出しプリンのパフェと書いてあります。

大きなプリンですが、プリンだけではなく、名前のとおり、パフェのように下の方にもいろいろ入っています。個人的には生クリームが味わえれば満足なのですが、予想とはちょっと違いました。プリンはやや柔らかめ、堅めのプリンが好きなあたしですが、これはこれで、まあよしとしましょう。

食べ進むと、味が予想とは違っていまして、何が入っているのか、パッケージの蓋のところに説明書きが貼ってありました。

味がやや弱いと感じたのは、カラメルゼリーです。ホイップクリームやプリンムースが予想どおりの味だったので、ゼリーはもう少し苦みと言いますか、インパクトのある味であればよかったなあと思いました。カラメルと書いてありますが、紅茶ゼリーのような味わいでした。

つまりはカラメルの味が薄かったということでしょうか。まあツアーの最後の晩餐にあまり不平を並べるのもどうかと思いますので、このくらいにしておきます。そもそも、もらったものではなく、自分で選んで買ったものですから。

たまには違うコンビニで

関西ツアー中です。朝食付の宿泊プランではないので、前の日にコンビニでパンやおにぎりなどを買っておいて、ホテルの部屋で食べています。

東京の自宅の近所にはセブンイレブンがあるので、ふだんはもっぱらセブンイレブンのお弁当や惣菜、スイーツ、デザートを食べていますので、こういう時くらいは違うコンビニの商品を味わってみたくなるものです。もちろん、宿泊しているホテルのそばにどんなコンビニがあるかにもよりますが……

その点、ホテルの近所にあるのはファミリーマートです。そこよりもちょっと歩くとローソンもあれば、もちろんセブンイレブンもあります。これはなかなか嬉しい環境です。まあ、大阪の都心なわけですから、ほとんどのコンビニが出店しているのは当たり前ですね。

ああああそのファミマで見つけたのがこれらの商品。ミルクティーなのかプリンなのか、よくわからないですが少なくとも飲み物ではあったのが紅茶花伝です。ミルクティーとプリンって味が似ているんだなあと改めて思いました。

そして、コンビニごとに個性が出るおにぎりは、どこにでもありがちな鮭はらみと鯛めし。鮭はらみは脂が乗っていて予想どおり、期待どおりの味でした。

鯛めしは、海苔で包まれていなかったのでちょっと食べづらかったですが、しっかり体が味わえました。とはいえ、鮭ほど味が濃いわけではないので、比較的あっさりと食べられました。

他の土地にもあるのかしら?

サブレというお菓子、ウィキペディアを見ると「サブレー」とありますので、フランス語では「サブレ」よりも「サブレー」と言う発音になるのでしょう。でもお菓子の名前では伸ばさない「サブレ」が一般的だと思います。伸ばすとちょっと美味しくなさそうに感じるからでしょうか。

「サブレ」でも「サブレー」でも構いませんが、日本でも既に市民権を得ていると思います。そして関東在住の人であれば「サブレ」と聞けば「鳩サブレー」を思い出すのではないでしょうか。ちなみに、鳩サブレーはサブレではなく、サブレーですね。

神奈川県下に売店もたくさんある豊島屋の鳩サブレーは、鶴岡八幡宮の「八」がハトが向き合った図案であることからも知られるように鎌倉の代表的なお土産です。

そして鎌倉が鳩なら、奈良は鹿だろうということなのでしょう、見つけたのが「鹿サブレ」です。こちらは伸ばさない「サブレ」です。職場へのお土産にちょうどよいと思って買ってみました。

パッケージを開けると、個包装のサブレが十数個並んでいます。サブレですから、どんなお菓子なのかは予想がつきます。形状も鳩の形なのでしょう。

そして包装を明けると三枚目の写真のようなサブレが出て来ました。あたしが予想していた鹿の姿形とはちょっと異なりましたが、包装の鹿の形にはとても似ています。よく出来ていると思います。

ところで、鳩と鹿のサブレを見つけ、買って食べてみましたが、日本全国には他にも動物サブレーがあるのでしょうか。どれくらいあるのかわかりませんが、できるだけ探し出して、買って食べてみたいと思います。

動物の形をモチーフにしたクッキーやビスケットは数を多くあると思いますが、品名が「○○サブレ」「○○サブレー」となっているもの限定で、これから探してみたいと思います。

奈良漬けではなく奈良酒

旅行記はひととおり書き終わりましたので、自宅用に買ってきた、奈良のグルメをご紹介します。とはいえ、しばしばよく聞きますが、奈良のグルメって何でしょう。柿の葉すし以外にパッと挙がる奈良のグルメってありますかね。

確かに、京料理といった具合に奈良料理と呼ばれるものって思い出せません。奈良漬けがあるくらいでしょうか。京都より古い古都なのに、たとえば和菓子で有名というわけでもありません。平城京時代が短すぎたのでしょうか。

とはいえ、柿の葉すしはそれほど日持ちするものではありませんが、買って帰ろうと思いました。木曜日の昼食に食べた柿の葉すしは「柿の葉ずし総本家平宗」でしたが、近鉄奈良駅の近くにある「柿の葉すし本舗たなか」というお店で購入しました。昭和天皇へ献上した柿の葉すしで知られたお店のようです。

今回買ってみたのは、レギュラーメニュー(?)のさば、さけ、たいが二個ずつと、季節の具材を使った寿司が一つ入った七個入りタイプです。他の季節だと何が入るのかわかりませんが、今回春のネタは鰆でした。

函を開けると見慣れた柿の葉すしが現われます。もちろんこのまま食べてればよいのですが、ちょっと炙って食べても美味しいとのことです。でも、そんなことは忘れていて、そのままパクついてしまいました。いつかリベンジしたいものです。

柿の葉すしはお土産で買った「たなか」は柿の葉すしという屋号ですが、「平宗」は柿の葉ずしという屋号です。「すし」なのか「ずし」なのか、拘っているように感じられます。

柿の葉すしはこれくらいにして、JR奈良駅ビル内にあったお土産屋で奈良の地酒を買いました。たくさん並んでいたので迷いに迷いましたが、逡巡の挙げ句選んだのは写真の二本です。

一本目は「長龍 純米酒」です。その名のとおり、長龍酒造のお酒です。吟醸などいくつか種類を出しているようですが、ラベルがきれいなこれを選びました。

そしてもう一本は河合酒造の「出世男 上品寺屋」です。出世男というのがここの主たる日本酒銘柄のようで、こちらもいろいろ種類がありますが、これもラベルの印象でこちらを選びました。

「上品寺屋」は「じょうぼんじや」と読むようです。この酒蔵の屋号が上品寺屋と言うそうです。こちらは純米吟醸です。これもラベルがちょっと面白いなあという直感、一目惚れ的な選択です。

この二本でしばらくは自宅晩酌が楽しめそうです。あたしが日本酒を選ぶときは冷酒専門で、辛口のものを選ぶ傾向があります。今回の二本は醸造元も異なるので、違った味わいを楽しめそうです。それにしても、酒の種類は豊富にありそうなので、もっと料理が有名になれば、奈良への観光客も増えるのではないかと思います。

奈良グルメ?

名勝旧跡を訪ねたり、日常では得られない体験をしたり、愉しみはいろいろとありますが、旅の醍醐味はやはり食事ではないでしょうか。そんなわけで、木金で行ってきた奈良のグルメを少々ご紹介します。

木曜日は朝早くに自宅を出て、新幹線で京都へ行き、すぐに奈良線で奈良へ向かいました。ホテルに荷物を預けた時点でまだ11時ごろでしたので、そろそろお昼を考えないといけない時刻でした。

しかし、その日はそのまま法隆寺へ向かい、法隆寺門前の「平宗法隆寺店」で柿の葉寿司をいただきました。先のダイアリーにも書きましたが、世界遺産の法隆寺ですからお昼の時間に混んでいて入店できないのだけは避けたいと思って席だけ予約しておきました。

しかし、ダイアリーに書いたように法隆寺は閑散としていたので、こちらのお店もあたしたちが到着したときに先客はいませんでした。食事をしている間にもお持ち帰りのお客さんが一組来たくらいでしたが、席の用意をしていましたので、その後何組かの予約が入っていたのでしょう。

木曜日の晩は、あまりホテルから遠いところは行くのも面倒なので近場でよさそうなお店を探しました。ほとんど土地勘がないのでネットの情報が頼りですが、こんなお店に食べに行きました。

駅前のダイワロイネットホテル奈良の一階に入っている「あす香」です。あらかじめコースを予約しておいて、席に着いたら飲み物だけを選びました。

それが三つのおちょこが並んでいる写真です。日本酒飲み比べ三種セットというのがあったので、それを頼んでみました。どれも飲みやすくおいしい日本酒でした。

そしてコース料理の前菜が次の写真です。焼き魚や佃煮、など、小腹を軽く満たすにはちょうどよい量で、お味もよかったです。

その次に出て来たのがお造りです。美味しいお刺身でした。こういうコース料理では物足りないくらいの量しか出て来ませんが、コースはまだまだ続くので、このくらいがよいのでしょう。ただ、これだけ美味しい刺身ですと、白いご飯とお味噌汁が欲しくなりました。

続いてはメインの鍋料理。母には飛鳥鶏の鍋、あたしは大和牛のしゃぶしゃぶ鍋を選んで予約をしていました。写真は牛肉を投入する前、火をつけた直後の鍋の状態です。

これも単品と考えたら量は少なめですが、既に前菜やお造りを食べた後ですので、ちょうどよい量でした。

そして大和牛の投入です。大和牛という和牛、あたしは不勉強で知らなかったのですが、とても美味しかったです。久々に口に入れた瞬間に「美味しい!」と思いました。東京では大和牛など見たことがないので、また食べるには奈良へ来ないとならないのでしょうか。

そんな風に食事が進んで行きましたが、最初に頼んだ飲み比べ三種は、あれっぽっちの量ですから既に飲みきっていました。そこで飲み比べ三種以外の日本酒を単品で注文しました。

頼んだのは貴仙寿というお酒です。さっぱりとして飲みやすいお酒でした。食事をした「あす香」は奈良の地酒がいろいろと取り揃えられていました。一緒にいたのが母でなければもっと何種類も飲んだのではないかと思いますが、この日はここまでにしておきました。

メインの料理が終わり、ご飯と味噌汁、お漬物に天麩羅が出て、〆となります。このご飯も古代米のような感じで面白かったです。天麩羅も揚げ立ててとても美味しく、あえて不満を言うなら、お味噌汁の量が少なかったくらいでしょうか。

そして食事が終わったらデザートです。抹茶かと思いきやメロン味のシャーベット、それにイチゴとオレンジです。アツアツのほうじ茶をじっくりと味わって、ごちそうさまです。

奈良らしい料理なのかどうかは、なんとも言えませんが、飛鳥鶏や大和牛がメインですから、奈良料理と呼んでもよいのでしょう。

金曜日の朝はホテルのバイキングですので割愛。春日大社、東大寺、興福寺を回った後の昼食は近鉄奈良駅に近い商店街の中の喫茶店「珈琲一族」に入りました。前から知っていたわけではなく、たまたま通りかかって「ここでいいか!」と思っただけです。いわゆる喫茶店のランチメニューが豊富で、ボリューミーなランチが多かったです。母はからあげ定食。あたしはチキンカツ定食をいただきました。

とんかつを出すお店は多いですが、チキンカツを出すところは意外と少ないので、あたしは嬉しく、美味しくいただきました。からあげも好きなのですが、からあげは外で食べると生姜が効いているところが多いので、生姜が苦手なあたしは当然パスです。

さて、お昼ご飯を済ませ、近鉄奈良駅まで歩く途中、大勢の人が並んでいる一角がありました。食べ物屋であることはわかりましたが、有名店なのでしょうか、店の前には「巾着きつね」と書いてありました。

帰京後に調べてみると「麺闘庵」というお店のようです。うどんのお店のようですが、そんなに人気店なのでしょうか。あたしはまるで知りませんでした。もちろん知っていたとしても、あんなに並んでいたのでは入る気は起こりませんが……

さて、近鉄奈良駅からちょうどよい時間のバスがないのでホテルまで、つまりJR奈良駅までタクシーで戻り、駅ビルの土産物屋でお土産を購入し、ホテルへ戻って預けておいたスーツケースを受け取り出発です。

京都へ早めに着いて、京都では途中下車ができる切符なので、京漬物を買いに行きました。村上重は東京のデパートでしばしば購入していますが、もう一つの老舗、千本今出川の「金為」へ母を連れて行きました。

漬物好きな母は喜んで漬物を選んでいました。さて、お口に合いますか。金為での買い物が終わっても時間はまだあるので、ここから四条河原町の村上重へバスで向かいました。河原町通を三条から南下してバスから下車すると、ちょっと歩いたところに永楽屋があり、そこの喫茶室でしばし一休み。

母は餅ぜんざい、あたしは抹茶パフェをいただきました。今日は朝からずいぶんと歩いたので、母もだいぶくたびれている様子だったので、少し一服しないとつらかろうという配慮です。もちろん、あたしもちょっと甘いものを欲していたからでもあります。

あああ永楽屋で一服した後は、四条河原町の丸井の裏にある村上重へ向かい、千枚漬けを買いました。そろそろ新幹線の時間も迫ってきましたので、四条河原町からバスで京都駅へ向かいました。

時間的に夕食には早い新幹線ですが、自宅に着いてしまうと今度は遅すぎます、お茶もしたばかりなので、そこまでお腹が空いていたわけではないので、京都駅でサンドイッチを買って新幹線に乗り込みました。

これで一泊二日、母を連れたなら旅行は無事に終わりました。母はちょっとくたびれたかと思いますが、十分愉しんでくれたようです。