最後は本当に助かったの?

映画「ゴーストランドの惨劇」が配信されていたので視聴しました。前々から映画レビューサイトでの評判を読んでいたので、機会があれば一度は見て見たいと思っていた作品です。そして、多くのレビューにあるように「ゴーストランドの惨劇」というB級感丸出しのタイトルで損をしている作品だと思います。

本作は、ジャンルとしてはホラーに分類されがちですが、悪霊とか悪魔が出て来るわけではありません。もちろん呪いとか怨念もありません。むしろ現実に十分に起こりえるストーリーだからこそ怖い、というタイプの作品だと思います。

レビューを読んでいたので、どんでん返しがあるということはわかっていました。前半の作家として成功する主人公の満ち足りた生活が実は現実逃避の妄想だということもわかって見ていましたが、そちらの世界が輝いていれば輝いているほど、現実世界の辛さが際立ちますね。そして、姉妹で一度は逃げ出してパトロール中の警察官に保護されるところは、パトカーが行ってしまったかと思いきや戻ってくるという、ちょっとしたどんでん返しでもあり、しかし、助かった安堵感も束の間、警察官が犯人に撃たれ、姉妹はまた連れ戻されてしまうというどんでん返し。そして妹はまた現実逃避の世界へトリップしてしまいますが、辛うじて踏ん張って現実世界へと舞い戻り犯人たちに立ち向かうわけです。

しかし、所詮は女性のか弱い腕力では犯人にかなうわけもないところ、警察官が撃たれる前に無線で本部へ通報していたことが幸いし、姉妹を助けに来た警察官によって犯人たちは射殺され、こんどこそ姉妹は無事に救出させるのです。ただ、ここまでどんでん返しを見せられてしまうと、本当にこれが現実世界なのか、姉か妹どちらかの妄想世界の話なのではないか、という気もしてきます。

それと、二人組の犯人、最初に襲撃してきてから十数年、ずっとあの屋敷で姉妹を監禁しながら暮らしていたのでしょうか。監禁しながら周辺へ出かけて行って別な犯行を繰り返していたのでしょうか。十数年も監禁していたのに、最後の最後、些細に油断からあっという間に踏み込まれて射殺されてしまうなんて、ちょっと間抜けすぎませんか。

こんなことばかり書いていると、口うるさい奴と思われそうですが……

映像配信サービス「Lemino」で「大好き!日向坂46 〜2023〜 芸能界おひさま化計画&ライブ映像蔵出しSP」の前編が配信されました。前編だけで2時間という、なかなかのボリュームです。

四期生が新入生として部活動に体験入部をするという設定で、バラエティーが繰り広げられました。新入生とはいえ、既に四期生もずいぶんとバラエティー慣れしてきましたね。あくまでアイドルであって、お笑いタレントではないはずですが、活動を楽しんでいるのであればファンとしては見ていて楽しめるものです。

ですが、今回もちょっと気になったところがあったので、書かずにはいられなくなりました。それは料理部のコーナーです。少し前に、このダイアリーで「言いたくはないのですが……」というタイトルの記事を書きました。内容は、YouTubeで配信された乃木坂46の動画について、メンバーの食事シーンの箸や茶碗の持ち方があまりにもお粗末だということを書いたものです。

実はこれに限らず、芸能人の食事シーン(ドラマではなく)で気になるのは、女性の髪の毛なんです。いや情報番組でのインタビューを見ていても、一般人の方でも同じなのですが、長い髪の女性が髪を結うことなく食事をしているシーンを見ると、どうも幻滅を感じてしまうのです。髪はきれいにしているのでしょうから、不潔とまでは言いませんが、やはり食事のときには気になります。

そして今回の日向坂46です。今回は食べるのではなく作る方が気になりました。メンバーが料理を作るということで、アイドルと料理と聞けばハチャメチャな料理の腕前を見て笑うというのが定番ですが、今回に関してはそういう失敗や破天荒な料理はなく、皆さんそれなりに、否、期待以上によいものを作っていたと思います。

しかし、その調理時の髪型がやはり気になるのです。メンバーはほぼ全員髪が長く、その髪を下ろしたスタイルでした。調理を始める前にアップにするとか結うとか、そういうことはなく、そのまま調理を始めていました。髪の長い人が料理を食べるシーンでも気になるあたしですから、調理する方が髪に無頓着なのはもっと気になってしまいます。

料理に髪が落ちたらどうするのでしょう? メンバーの髪の毛だったらファンは喜んで食べる? いや、そういうものではないでしょう。やはりバラエティーとはいえ、調理する、人に振る舞うという気持ちがあれば髪の毛にも気を遣うべきだと思うのですが、皆さん、そういうシーンは気にも留めず番組を楽しんでいたのでしょうか。

好きなグループだからこそ、こういう部分もしっかりして欲しいなあと思うのですよね、あたしは。もちろんレシピあり、専門家の指導あり、事前の準備ありというのはわかった上で、あれくらい料理ができれば充分満足したのも事実ですが。