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Rockfield's Diary
Rockfield's Diary
新書と言うより、もはや単行本?

ちくま新書の新刊『蒋介石』を落手しました。このタイトル、あたしのことを知っている人であれば、絶対に買うだろうと予想できたと思います。確かに、余程のトンデモ本でもない限り、タイトルだけで購入決定ですね。
ところで、この『蒋介石』、ずいぶんと厚い一冊だと思いませんか。なんと約500頁もあります。これはかなりの読み応えがありそうです。もちろん、これから読みますが。
画像を見ていただくと、『蒋介石』が分厚いのでわかりにくいかも知れませんが、既刊のちくま新書も新書としてはそこそこの厚みがああります。写っているのでは『アラン』くらいが新書らしい厚みではないでしょうか。
最近のちくま新書が、シリーズ全体的な傾向として厚くなっているのか、もう少し前のちくま新書を見てみますと、確かに厚いちくま新書が散見されます。あたしの、あくまで個人的な印象ですが、講談社現代新書は厚い、と思っていました。もちろん新書らしい厚みのタイトルもたくさんありますが、講談社現代新書は以前から時々分厚いのが出ることがあったと記憶しています。
とはいえ、今回の『蒋介石』はやはり他社の新書と比べても厚さのベストテンに入りそうな厚みです。ここまで厚くなると逆にどうして新書という体裁を選んだのだろうか、単行本でよかったのではないか、という気もしてきます。
毎年の恒例行事?

昨日は、まだ暑さもそれほどでもない午前中に、ここへ行って来ました。どこだかわかりますか? はい、湯島天神です。姪っ子の合格祈願に御守を買いに行って来たのです。
これまでも受験のたびに来ていましたが、すべて合格しているので、これまでの御守を返しつつ、今年の御守を買ったという次第です。例年は6月頃に行っていたのですが、今年はこんな暑い最中になってしまいました。
今年は、と言いますか来春は、姪っ子二人が受験です。それぞれ大学と高校受験です。昨年は甥っ子の高校受験でしたから、来年は御守を買いに来なくてもよい年回りになります。
姪っ子と甥っ子の高校受験は、どちらも第一希望の学校に合格させてくれたので、一番下の姪っ子の高校受験も叶えてくれるでしょう。そして上の姪っ子の大学受験にもご利益を期待しているところです。
それにしても、以前にもこのダイアリーに書いたと思うのですが、湯島天神と湯島聖堂だとどちらの方が効き目があると思いますか。学問の神様とはいえ湯島天神は日本の神様です。それに対して湯島聖堂は東アジア世界に影響を与えた万世の師表、孔子を祀っているわけです。どちらの方がすごいのかと問われたら一目瞭然ではないでしょうか。
とはいえ、道真公も孔子も現実世界ではその志を遂げることはできず、強い思いを残して世を去ったのだと思われますが。その思いはどちらもこうして今の世に届いているわけですからすごいものです。優劣を比べることがバカげているのでしょう。
ちなみに御茶の水駅前の聖橋はこの湯島聖堂とニコライの聖堂を結ぶハシダから聖橋と呼ぶのだと、もうずいぶん前に知りました。
ドイツとロシアと東ドイツ

画像は昨日の朝日新聞夕刊です。
朝日新聞は先日から土曜の夕刊は廃止となりました。日曜祝日は以前から夕刊がありませんでしたので、夕刊は平日のみとなります。そして、こういう盆休みに入ると「休みの日じゃないの?」という気持ちになってしまうので、夕刊が配達されるとちょっとした違和感を覚えてしまうのも事実です。
そして話は戻って昨日の夕刊です。「にじいろの橋」というコーナーで伊豆田俊輔さんが寄稿されています。同氏の訳書として挙がっている『ドイツ=ロシアの世紀』はあたしの勤務先から刊行されています。
ちなみに正式には『ドイツ=ロシアの世紀1900-2022』というタイトルで、年代が後に付きます。それに上下本なのです。それぞれが400頁弱、なかなかのボリュームです。また伊豆田さんには他にも『東ドイツ史1945-1990』という訳書もあります。ドイツ、特に東ドイツ史の専門家としての真骨頂です。
戦後の歩みについて日本とドイツの比較はしばしば行なわれるものですが、こうして改めて語られると気づかされることが多いですね。
柳の下にどぜうは何匹いるのでしょうか?

一昨年でしたでしょうか、大河ドラマ「光る君へ」の放送開始前、書店店頭にはこれでもかと言うほど、紫式部や源氏物語の本が並びました。更には平安時代や藤原道長、摂関政治に関する書籍まで、たぶんすべて数えたら数十点にはなったことでしょう。いや、もっと多かったかも。
そして昨年から今年は蔦重です。「光る君へ」ほどではないかも知れませんが、蔦屋重三郎や江戸吉原、浮世絵、江戸の出版事情などの本がたくさん並んでいます。田沼意次やその政策、時代に関する本もあります。日本史好きであれば大歓迎な状況でしょうけど、かつてこの時代に関する本がこれほど刊行されたことはあったでしょうか。
とはいえ、テレビ関係者が視聴率に一喜一憂するように、出版業界にいる身としては、これだけたくさん出た本が果たしてどれほど売れているのか、ということがとても気になります。やはり先に出たものがまずは売れるみたいですし、NHK自身が刊行する、番組に準拠したグラフィックなものが売り上げを引っ張っているみたいです。
そんな大河ドラマ関連本、来年は豊臣政権、特に秀吉の弟・秀長が主役らしいので、秀長に関する本が徐々に増えてきているようです。秀長と言えば、まずは堺屋太一の『豊臣秀長』を挙げるべきでしょう。秀長と取り上げた書籍としては、一般的向けのものとしてはこれが最初のものだったと思います。
大河に限らず歴史もののドラマで織豊時代を扱ったものであれば、秀長は登場していたと思われますが、さほど注目されることもなかったと思います。往年の大河ドラマ「おんな太閤記」で中村雅俊が秀長役を演じていましたね。秀長というとそのイメージが強いです。
話は戻って秀長関連本、これから続々と出るようです。平凡社新書『羽柴秀長の生涯』、ちくま新書『羽柴秀長と豊臣政権』、講談社現代新書『秀吉を天下人にした男 羽柴秀長』と新書だけを見ても一気に三点が刊行されます。単行本や文庫なども含めたらその数は今後ますます増えることでしょう。
秀長も、この時代も好きなので、あたしも何冊かは買うことになると思いますが、商売としてはどの本が勝利を収めるのか、やはり気になってしまいます。
近刊情報(25/08/12)
