Rockfield's Diary

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書き出しは大事ですよね!

書店の店頭でこんなフェアをやっていました。

小説の書き出しで選んだフェアです。「コンテンポラリー アメリカ&カナダ文学編」とあるので、他の地域を扱ったフェアが既に行なわれたのか、それともこれからなのか、いずれにせよとても楽しみです。

「個人の好みで選んだ」とあるように、これは出版社が企画したフェアではなく、この書店の担当の方がご自身で選んで企画したフェアのようです。ちなみにあたしの勤務先からは《エクス・リブリス》の『ジーザス・サン』と『断絶』の二作品を選んでいただいております。

このフェアが開かれているのは、JR中央線、御茶の水駅前にある丸善お茶の水店です。このリーフレットには約40作品が集められていますが、本当に海外文学が好きで、読んでいるんだなあと感じられます。

作品全体を読まないと、その作品について論評できないことはいうまでもありませんが、そもそも読み通してもらうには、作品世界に引き込まなければなりません。そのためには作品の書き出しはとても大事で肝心で、最初の数行を読んで「つまらない」「読むに値しない」と判断されては元も子もありません。

書き出しで思い出しましたが、現在の日向坂46がまだけやき坂46だったころ、冠番組「ひらがな推し」で「書き出し王決定戦」という企画をやっていました。メンバーがタイトルとその作品の書き出しを創作し、MCのオードリーがどれが気になるかを判断するというものでした。これは書き出しと言うよりも先にタイトルが評価の対象になっていたので、純粋に書き出しで選んだわけではありませんでしたが……。

また乃木坂46も冠番組「乃木坂工事中」で「センス見極めバトル」という企画が行なわれました。これは、羽田圭介さんの『ワタクシハ』というタイトルからメンバー四名(五名?)が書き出しを創作し、他のメンバーがその中から羽田圭介さんの『ワタクシハ』の書き出しをどれかを当てるというゲームです。この中で騙す側のメンバーの一人として登場した二期生、鈴木絢音の書き出しが群を抜いて素晴らしく、ほとんどのメンバーが騙されていました。

玄関先で花の競演!

わが家の玄関先の酔芙蓉。少し前に一輪咲いたのですが、その時に蕾がもう一つあり、これももうじき咲くのだろうと思っていました。それが今朝、大きく開いておりました。

酔芙蓉と書きましたが、本当に酔芙蓉で正しいのでしょうか? 不要であることは確かだと思うのですが、酔芙蓉って朝はもう少し白いのではないかと思うのですが、これはそこそこピンに染まっています。朝から酔っ払っているのでしょうか?

そんな玄関先にもう一輪、こちらは百合です。

百合というと高級なイメージがありますが、これはどこにでも咲いていそうな、ありきたりの百合だと母が言っていました。特に植えたわけでもなく、前から生えていて、勝手に咲いたようです。

とはいえ、やはりこうして咲くときれいですし、可憐なものを感じます。そして、この百合はたぶんこのとおり白いまま、夕方になったらピンク色に変化するということはないのでしょう。

それにしても連日の危険な暑さ。昼間の花々は咲いていても、ちょっと可愛そうに見えますね。農家では農作物も暑さにやられて収穫できなくなっている作物も多いようで、やはり何事もほどほどが一番です。

しおり、栞、久保史緒里

タイトルはふざけてしまいましたが、本に挟むしおりの話です。乃木坂46の三期生、久保史緒里の話ではありません(笑)。

さて、自宅では寝床で単行本を読みますが、通勤電車の中、営業回りの途次には、荷物になるので単行本ではなく、文庫本や新書を読むことが多いです。カバンには新書が入っていることが多いのですが、その新書、この数年、しおりがないレーベルが増えてきましたね。もとからなかったのか、この数年でしおりを廃止したのか、正確なところはわかりませんが、確かにしおりのある新書は少ないです。

ですので、電車を降りる際に読みかけのページにしおりを挟もうと思って困ることがしばしばです、書店のレジのところには、かつてはしおりやカードサイズのカレンダーが所狭しと並んでいたのですが、最近はそれも見かけなくなりました。ああいったものは、書店が独自に作っているものもありますが、多くは出版社提供するもので、出版社もこの不景気のため、そういうところの経費を削っているのでしょう。

あたしは自宅に、かつて店頭でもらったしおりを少なからず所持しているので、それらを使い回しております。ただし、やや大きなサイズのしおりですと文庫本の縦の彩図からは見だしてしまうことがあったりして、たぶんそれは単行本用のしおりだったのでしょうね。

阿片中毒になるには、阿片を買えるだけのお金を持っていないとならないそうです

どういう経緯があったのか、あたしなどにはわかりませんが、今日の朝日新聞朝刊の一面に満洲帝国のアヘンに関する記事が大きく紙面を割いて掲載されていました。

その記事のベースになっていると言ったら大袈裟でしょうし正確ではないと思いますが、いま満洲のアヘンに注目が集まっていることの一因に、記事の中にも取り上げられていたコミック『満洲アヘンスクワッド』があるのでしょう。「満洲」「アヘン」と聞いたら反応せずにはいられません。あたしもコミックの連載当初から気になっていて、単行本が出るたびに購入し愛読しておりました。

コミック単行本も既に10巻以上を数え、来月には14巻が刊行される予定です。もちろん購入します。そして、満洲のアヘン関連の本、それほど多くはないですが、何冊か架蔵しておりまして、その一冊が『大観園の解剖』です。

最初にタイトルだけを見たときは、「大観園だから『紅楼夢』に関係する本かな?」と思っていました。『紅楼夢』も興味があるので、いずれにせよ購入必至の本ではありましたが、よくよく見てみると満洲のアヘンに関する書籍でした。

そして満洲の阿片と言えば里見甫です。たぶん、里見甫の名前を知っている人は、現在の日本ではそれほど多くはないでしょうが、評伝がかつて刊行されていました。それが『其の逝く処を知らず』です。集英社から刊行され、その後集英社文庫でも刊行されました。右の写真は単行本ですが、集英社文庫版ももちろん架蔵しております。

この里見甫ですが、晩年にあたしの恩師がいろいろ話を聞いていたそうです。酒の席で、そんな思い出話をしてくれましたが、数回話を聞いたところで、里見甫が亡くなってしまい、最後まで話を聞けなかったそうです。

そんな恩師の著作が左の写真なのですが、表紙のカバー写真、左から二人目と数えてよいのでしょうか、白い中国服姿の男性が里見甫だそうです。写真を見る限り、とても満洲の阿片売買を牛耳っていた男とは思えないです。人は見かけによりませんね。

そう言えば、満洲ではないのですが、やはり阿片王と呼ばれた人に二反長音蔵がいますね。息子の二反長半が著した『戦争と日本阿片史 阿片王二反長音蔵の生涯』という本を古本屋で見つけて購入したのですが、これは学生時代の友人が中国近代史を専門としていたのであげてしまいました。

2023年8月17日 | カテゴリー : 罔殆庵博客 | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー