Rockfield's Diary

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Rockfield's Diary

2026年2月のご案内

2026年2月に送信した注文書をご案内いたします。

   

まずは今年の紀伊國屋じんぶん大賞で第5位を受賞した「生きることでなぜ、たましいの傷が癒されるのか」です。2月1日に正式発表があったのを受けてのご案内です。続いては毎月恒例、「今月のおすすめ本」です。次に刊行一か月で順調に売り上げが伸びて重版が決まった「アジア・トイレ紀行」続いて読売書評も出て重版中の「移民/難民の法哲学」です。

   

月の半ばになり、まずは「今月のおすすめ本」語学書篇です。次にNHKテキスト4月号に語学書の広告を載せるので、それに合わせた注文書を送信しました。月末になり、日経広告を受けた「スパイたちの百年戦争」、そんなスパイもの関連書を集めた注文書を作ってご案内しました。

母の日はいつでしたっけ?

母の日は5月でしたよね。ですから、さすがに母の日を意識したフェアではないと思うのですが、書店でこんなミニ・フェアをやっているのを見かけました。

題して、母と子。もしかして次は父と子というフェアが控えているのでしょうか。ところで小説の中で、母と子をテーマにしたものと父と子をテーマにしたものではどちらの方が多いのでしょう。

あたしはそれほどたくさんの作品を読んでいるわけではありませんが、昨今は母と子の関係を描いたものの方が多いような気がします。ただ明治以降、戦前の作品だと家父長制の中で父との関係に葛藤、苦悩する男性を描いたものが多いのではないか、そんな印象を持っています。正解はどうなのでしょうね。

そんな「母と子」フェアですが、並んでいる作品の中にノーベル文学賞受賞作家、ハン・ガンの『別れを告げない』が選ばれていました。確かにこの作品、一般的には女性二人の関係性を軸とした物語ですが、一方の女性には母親の存在とその影響が色濃く表われていて、そこを取り出せば母と子の物語という捉え方もできるわけです。

折角なので、このミニ・フェアで選ばれていた他の作品をご紹介します。講談社文庫『この世の喜びよ』(井戸川射子)、河出文庫『かか』(宇佐見りん)、新潮文庫『博士の愛した数式』(小川洋子)、U-NEXT『マザーアウトロウ』(金原ひとみ)、文春文庫『きみは赤ちゃん』(川上未映子)、文春文庫『夏物語』(川上未映子)、現代書館『一人娘』(グアダルーペ・ネッテル)です。情けないことに、あたしは一冊も読んだことがありません(爆)。

ちなみに、このフェアで用意されていたチラシを読みますと、同世代の友人が次々に母親になっていることを受けて企画したフェアのようです。あたしも親になれていない、そしてたぶん一生なることはない身の上なので、ちょっと刺さるものがあります。

6月4日のことでした

またしても購入書籍の話です。先日『フェミニズム』を買ったばかりだというのに、そしてそれをまだ読んでもいないというのに、またまた岩波新書を買ってしまいました。

それがこの二点、『江戸町奉行所』『張作霖』です。『張作霖』は中国史好きのあたしのことですから、当然買うのは間違いないと多くの方が予想できたと思います。それに岩波新書はここ数年、『李鴻章』『袁世凱』など近代中国の評伝を陸続と刊行しているので、ついに張作霖を出すのね、という感想です。

そして『江戸町奉行所』です。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、あたし、意外と時代劇好きです。TBSでやっていた「大岡越前」「水戸黄門」は当時欠かさず見ていました。特に「大岡越前」は大好きでした。山口崇の吉宗、竹脇無我の榊原伊織も好きでしたけど、特に好きだったのは片岡千恵蔵と加藤治子が演じた越前の両親が飄々としてたまりませんでした。

話は戻って、岩波新書の『張作霖』です。実は、あたしの勤務先からも『張作霖』を出しています。もちろん岩波新書版『張作霖』は未読ですが、これまでの流れから見て、オーソドックスで、アカデミックな記述になっているのだと思われます。著者は中国近代史の専門家ですから内容も信頼できるでしょう。

翻って、あたしの勤務先の『張作霖』は小説のように読めるノンフィクションです。著者は新聞社の中国特派員ですが、実によく資料を調べています。まさに渉猟、博捜という言葉がピッタリな一冊です。この二冊を読み比べると張作霖が立体的に浮かび上がってくるのではないでしょうか。

そして、岩波新書の中国近代評伝もの、あたしが期待するのは段祺瑞、黎元洪、馮玉祥といった軍閥、周恩来や朱徳、林彪などの毛沢東を取り巻く人々、そして革命時代の黄興、戴季陶、宋教仁などを出してくれると嬉しいなあ、と思います。それにしても、張作霖爆殺(満洲某重大事件)って天安門事件と同じ6月4日だったのですね。

今日の配本[26/02/27]

熊[新版]
人類との「共存」の歴史

べアント・ブルンナー 著/伊達淳 訳

本書では、熊と人が辿ってきた長い歴史を読み解きながら、熊という存在について16の切り口から考察する。幅広い文献を渉猟し、熊にまつわる伝説や言い伝え、さまざまな時代の証言や観察記録、(ときに奇抜な)学説が紹介され、時代ごとに人が熊をどのように見てきたかを概観することができる。文化史と自然史の交わるところに焦点を当て、今後われわれは熊といかに関係を築いていくべきかを本書は問いかける。

ヴァイキングの軌跡

ピエール・ボドワン 著/フルニエ=藤本太美子 訳

本書は、8世紀から11世紀にかけて展開した「ヴァイキング現象」を、スカンディナヴィア社会の変容と北欧世界の拡大という視点から総合的に描く。