今日の配本[26/03/03]

ニューエクスプレスプラス ロシア語[音声DL版]

黒田龍之助 著

ロシア語で使うキリル文字は全部で33文字。英語などで使うラテン文字と形も音もほとんど変わらないものもある一方、勉強しないと読めない文字もそこそこあります。この入門書は全20課構成で、それぞれの課には短い会話スキットがあり、ゆっくりとロシア語の基礎が学習できます。各課のスキットには共通する点がひとつあります。主人公の「つばさ」君が必ず登場すること。最初はこの名前を読むのでさえ時間がかかりますが、繰り返すことでロシア語の世界がぐっと身近になってきます。

ニューエクスプレスプラス ポーランド語[音声DL版]

石井哲士朗、三井レナータ、阿部優子 著

ポーランド語はスラヴ語派のひとつで、話し手が、自分自身の性はもちろん、聞き手や第三者の性を常に意識しながら、動詞や名詞・形容詞の語尾を区別する言語です。難しく感じられるかもしれませんが、この特徴こそがポーランド語のおもしろさであり、学習の醍醐味です。文字と発音から始め、スキットと練習問題で〈会話+文法〉を同時に学んでいきましょう。パーティやカードに使える簡単な挨拶も用意しました。最後には少し長めの文も読んでみましょう。

周年フェア

書店でこんなフェアをやっているのを見かけました。

みすず書房の創立80周年フェアです。見覚えのある書籍が並んでいます。さすがみすず書房というラインナップです。

戦後に創業した出版社多いらしく、この時季に80周年を迎える会社がいくつもあるという話を聞きました。みすず書房以外で80周年を迎える出版社にどんなところがあるのか、勉強不足であたしはよく知りませんが、そんなことのようです。

それにしても、カメラ(スマホ)はきちんと構えて撮らないなりませんね。この写真、慌てて撮ったわけではありませんが、どうしてこんなにもピントが合っていないのでしょう。かといって背景にフォーカスしているわけでもなさそうで、単純にあたしの技量の問題なのでしょう。

そんな水須書房の周年フェアですが、書籍を購入した方へのプレゼントがあるようです。応募者全員プレゼント、通称全プレではありませんが、500名というのは、なかなか狭き門ではないでしょうか。あたしなどは、とても当たる気がしません。って、その前に本を買えって話ですが……

ちなみに、プレゼントは「Misuzu 読書ノート」だそうです。どんなノートなのか、みすず書房のウェブサイトに写真が載っていますが、ノートと言うよりは日記帳のような雰囲気ですね。

カルボナーラの意味は?

昨日の昼食にパスタを食べました。パスタを茹で、市販のパスタソースを絡めて食べたわけです。ただ、その際にパスタが少し多く、こんなに食べたら食べ過ぎだし、そもそもパスタソースが足りないからという理由で、一人前強のパスタを取り置いておいたのです。

そして夕食。昼食時に余らせたパスタは既に茹でてしまっているので食べないわけにはいきません。といって、もうパスタソースは使い切ってしまったので、買って来ないとならない状態です。

ただ冷蔵庫にベーコン(ただし薄切り!)があったので、これはひとつ、カルボナーラを作ってみようと思い立ちました。今の時代、スマホでググればすぐにレシピが見つかるので便利ですね。

そして、生まれて初めて、自分で作ったカルボナーラがなんとか完成しました。初めてにしては上出来でした。お店で出てくる、あるいはコンビニなどで売っているカルボナーラと比べたら劣りますが、これはこれで十分美味しいと言える味でした。

誰かにこれを食べさせて、「これは何でしょう?」と聞けば、十人中十人が「カルボナーラ」と答えるでしょう。それくらいのものが出来たと言えます。別に料理に目覚めたわけではありませんが、たまには多少手の込んだものを作ってみたいと思います。

さて、そんな昨日の夕飯ですが、妹から送られて来た日本酒をいただきました。その前の日に妹からこんなものが送られて来ていたのです。

酒のおつまみと日本酒「北の豊」です。群馬の酒らしいですが、北海道のセイコーマートで売られている商品のようです。鮭とばなどのおつまいも充実していて、これだけあれば美味しいお酒が呑めるでしょう。

ただし昨晩はおかずがいろいろとありましたので、賞味したのは日本酒のみでした。冷蔵庫で冷やしておいていただきましたが、とても飲みやすいお酒でした。

ふだんは瓶に入った日本酒を飲んでいるので、こういう紙パックに入った日本酒は珍しいです。どのくらい飲んだのか、視覚的にわからないので、飲みやすさと相俟って、飲み過ぎてしまいそうです。

とはいえ、ほどほどのところでストップしましたので、たぶん3分の1くらいを飲んだだけだと思います。あと一回か二回くらいで飲み終わってしまいそうです。またこんどの週末でしょうかね。それにしても、どうして群馬のお酒を北海道で売っているのでしょうね。

進展があったのでしょうか?

あたしは、そっち方面についてはまるで疎くて、どんなことが問題となっているのか、何を証明しなければならないのか、全く理解できません。ただ関心はあるので、興味深く読んだ記事がこちらです。

数学の超難問「ABC予想」証明の正否をめぐる論争に、決着がつくかもしれない。コンピューターの力を借りて検証する動きが出てきた。証明の論文を発表した京都大の望月新一教授(56)も、この検証に肯定的だ。

先月27日の朝日新聞です。ここから先が専門家でないとなかなか理解できない内容の記事なのですが、ここに出て来る京都大学の望月教授は、あたしの勤務先から刊行している小説に登場しているのです。

その作品が『恐るべき緑』です。この作品は公式サイトの内容紹介によれば

科学の常識を塗り替えた学者たちの奇妙な人生と、それぞれに訪れた発見/啓示の瞬間。チリの新鋭による、前代未聞の〈科学小説〉!

といった作品なのですが、この中の一編「核心中の核心」に望月教授は登場します。これ以外にも、ライトなマッドサイエンティストたちの、常人では計り知れない人生が描かれています。基本的に、登場人物とその業績は事実ですが、科学者たちの人生や生活は作者の想像の産物です。でも「きっとこんな人だったのではないかな」と思わせる筆致が冴え渡っています。

科学はよくわかりませんし、本書に登場する科学者のことは誰一人知らなかったのですが、そんな基礎知識は全く不要、まっさらな状態で読み始めても十二分に楽しめる作品です。

2026年2月のご案内

2026年2月に送信した注文書をご案内いたします。

   

まずは今年の紀伊國屋じんぶん大賞で第5位を受賞した「生きることでなぜ、たましいの傷が癒されるのか」です。2月1日に正式発表があったのを受けてのご案内です。続いては毎月恒例、「今月のおすすめ本」です。次に刊行一か月で順調に売り上げが伸びて重版が決まった「アジア・トイレ紀行」続いて読売書評も出て重版中の「移民/難民の法哲学」です。

   

月の半ばになり、まずは「今月のおすすめ本」語学書篇です。次にNHKテキスト4月号に語学書の広告を載せるので、それに合わせた注文書を送信しました。月末になり、日経広告を受けた「スパイたちの百年戦争」、そんなスパイもの関連書を集めた注文書を作ってご案内しました。

母の日はいつでしたっけ?

母の日は5月でしたよね。ですから、さすがに母の日を意識したフェアではないと思うのですが、書店でこんなミニ・フェアをやっているのを見かけました。

題して、母と子。もしかして次は父と子というフェアが控えているのでしょうか。ところで小説の中で、母と子をテーマにしたものと父と子をテーマにしたものではどちらの方が多いのでしょう。

あたしはそれほどたくさんの作品を読んでいるわけではありませんが、昨今は母と子の関係を描いたものの方が多いような気がします。ただ明治以降、戦前の作品だと家父長制の中で父との関係に葛藤、苦悩する男性を描いたものが多いのではないか、そんな印象を持っています。正解はどうなのでしょうね。

そんな「母と子」フェアですが、並んでいる作品の中にノーベル文学賞受賞作家、ハン・ガンの『別れを告げない』が選ばれていました。確かにこの作品、一般的には女性二人の関係性を軸とした物語ですが、一方の女性には母親の存在とその影響が色濃く表われていて、そこを取り出せば母と子の物語という捉え方もできるわけです。

折角なので、このミニ・フェアで選ばれていた他の作品をご紹介します。講談社文庫『この世の喜びよ』(井戸川射子)、河出文庫『かか』(宇佐見りん)、新潮文庫『博士の愛した数式』(小川洋子)、U-NEXT『マザーアウトロウ』(金原ひとみ)、文春文庫『きみは赤ちゃん』(川上未映子)、文春文庫『夏物語』(川上未映子)、現代書館『一人娘』(グアダルーペ・ネッテル)です。情けないことに、あたしは一冊も読んだことがありません(爆)。

ちなみに、このフェアで用意されていたチラシを読みますと、同世代の友人が次々に母親になっていることを受けて企画したフェアのようです。あたしも親になれていない、そしてたぶん一生なることはない身の上なので、ちょっと刺さるものがあります。

6月4日のことでした

またしても購入書籍の話です。先日『フェミニズム』を買ったばかりだというのに、そしてそれをまだ読んでもいないというのに、またまた岩波新書を買ってしまいました。

それがこの二点、『江戸町奉行所』『張作霖』です。『張作霖』は中国史好きのあたしのことですから、当然買うのは間違いないと多くの方が予想できたと思います。それに岩波新書はここ数年、『李鴻章』『袁世凱』など近代中国の評伝を陸続と刊行しているので、ついに張作霖を出すのね、という感想です。

そして『江戸町奉行所』です。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、あたし、意外と時代劇好きです。TBSでやっていた「大岡越前」「水戸黄門」は当時欠かさず見ていました。特に「大岡越前」は大好きでした。山口崇の吉宗、竹脇無我の榊原伊織も好きでしたけど、特に好きだったのは片岡千恵蔵と加藤治子が演じた越前の両親が飄々としてたまりませんでした。

話は戻って、岩波新書の『張作霖』です。実は、あたしの勤務先からも『張作霖』を出しています。もちろん岩波新書版『張作霖』は未読ですが、これまでの流れから見て、オーソドックスで、アカデミックな記述になっているのだと思われます。著者は中国近代史の専門家ですから内容も信頼できるでしょう。

翻って、あたしの勤務先の『張作霖』は小説のように読めるノンフィクションです。著者は新聞社の中国特派員ですが、実によく資料を調べています。まさに渉猟、博捜という言葉がピッタリな一冊です。この二冊を読み比べると張作霖が立体的に浮かび上がってくるのではないでしょうか。

そして、岩波新書の中国近代評伝もの、あたしが期待するのは段祺瑞、黎元洪、馮玉祥といった軍閥、周恩来や朱徳、林彪などの毛沢東を取り巻く人々、そして革命時代の黄興、戴季陶、宋教仁などを出してくれると嬉しいなあ、と思います。それにしても、張作霖爆殺(満洲某重大事件)って天安門事件と同じ6月4日だったのですね。

今日の配本[26/02/27]

熊[新版]
人類との「共存」の歴史

べアント・ブルンナー 著/伊達淳 訳

本書では、熊と人が辿ってきた長い歴史を読み解きながら、熊という存在について16の切り口から考察する。幅広い文献を渉猟し、熊にまつわる伝説や言い伝え、さまざまな時代の証言や観察記録、(ときに奇抜な)学説が紹介され、時代ごとに人が熊をどのように見てきたかを概観することができる。文化史と自然史の交わるところに焦点を当て、今後われわれは熊といかに関係を築いていくべきかを本書は問いかける。

ヴァイキングの軌跡

ピエール・ボドワン 著/フルニエ=藤本太美子 訳

本書は、8世紀から11世紀にかけて展開した「ヴァイキング現象」を、スカンディナヴィア社会の変容と北欧世界の拡大という視点から総合的に描く。