冬支度だけじゃない

わが家のポストは、もう十数年か数十年使っていて、門扉にネジで留めているのですが、雨が強いときはそのネジ穴の隙間から雨が漏ってくるようになりました。そんな状況がここ数年続いています。

なおかつ、あたしがネットショッピングをよくするので、日本郵便やクロネコヤマト、佐川急便から荷物が毎日のように届きます。原則として、わが家は母が自宅にいるので受け取りに問題はないのですが、その母が近所の病院に行ったり、買い物に行ったりしたときに限って配達に来ることが多いのです。

病院だって買い物だって小一時間程度の外出です。ほぼ一日中在宅している人間の、ほんの一瞬の外出を見計らったかのように宅配の荷物が届くなんて、不在通知表を見るたびに申し訳なく思っています。

そこで、今まで使っていたポストをやめて、宅配ボックスを設置しようということにしました。宅配ボックスも大きさとかデザインで値段もピンキリです。ひとまず設置予定の場所のサイズを測って、そこに合うサイズのものを選びました。

高級なものになると、配達されたことがスマホに届くような機能もあるみたいですが、そこまでのものは求めていないので、外に置いておく耐久性さえあればよしとしました。ちなみに一枚目は出来上がった宅配ポストの写真ですが、実は自分で組み立てたものです。説明書どおりにやっていけば、それほど難しいものではありませんでした。

さて、そんな土曜日の午前中、ここ数日の寒さに負けてしまい、とうとうわが家も請求ストーブを物置から出してきました。灯油もまだ少し残っているので、すぐにでも使えますが、まだタンクに灯油を入れてはいません。しかし、これを使うのも時間の問題でしょう。

そもそもここ数日、朝起きるとヒーターのスイッチをオンにしています。ついこのあいだまでクーラーとして使っていたというのに、もうヒーターとして活躍しています。扇風機も仕舞ったのが先週ですので、秋が短くなっているのを実感します。

話は戻って宅配ボックス。家の中で組み立てて、門前に設置したのが三枚目の写真です。表札とドアホンがちょうど隠れない大きさのものを選びましたが、置いてみるまではちょっとヒヤヒヤしていました。

宅配ボックスの左上に見える白いもの、これがこれまで使っていたポストです。蓋などを取り外したのですが、ネジが錆びていて、これ以上は取り外せません(汗)。さてこのまま放置しておけばよいのでしょうか。妹曰く、花でも飾れば、とのことなのでそうしようと思います。

JRとちり紙

JRの駅のトイレと言えば、かつては汚いトイレの代名詞のように言われていました。それが最近はずいぶんときれいになりましたね。利用者にとっては嬉しい限りです。

さらに嬉しいことに、便座がウォシュレットのトイレも増えています。少なくとも、和式のトイレを見かけることが本当に少なくなりました。

ところで、あたしが学生のころ、と言っても大学生から社会人になったくらいの時期だと思いますが、そのころのJRの駅のトイレはトイレットペーパーが個室には設置されていなかったのです。子供のころのトイレにはちゃんとトイレットペーパーが備えてありましたが、ある時期からなくなってしまったのです。

あたしのおぼろげな記憶では、トイレットペーパーを盗んだり、便器に突っ込んだりといういたずらが絶えなかったため、業を煮やしたJRがトイレットペーパーをすべて撤去してしまったという経緯だったと思います。そのため、トイレの入り口にポケットティッシュの自動販売機が設置されたのですが、急いでいるときに買うのを忘れてしまう人も多かったのではないでしょうか。

そのころは、あたしもカバンにポケットティッシュをいくつも持ち歩いていたものです。ところが最近のトイレ、気付くとトイレットペーパーが復活しています。何年前から復活したのか正確には覚えていません。たぶんネットで調べれば、撤去された時期やその理由、復活した時期もわかるのではないかと思いますが、そこまでしなくてもよいでしょう。

あと、これって全国のJRで同じだったのでしょう。それともあたしが利用しているJR東日本だけの現象だったのでしょうか。

「和」ではなく「初」でした

少し前に自宅用にお線香を買ったと書きました。

お試し用のお線香のセットを買ったと書いたのですが、そのメーカーの名前を間違えてしまいました。

函には右のようなロゴが書いてありました。あたしはこれを「玉和堂」と読んでいて、同社のウェブサイトにもリンクを貼っていたのです。

ところが、よくよくサイトを見ていたら「玉和堂」ではなく、「玉初堂」でした。なんという失態、いくらなんでも恥ずかしすぎます、自分のバカさ加減が情けないです。

ちなみに購入したお線香、とてもよい香りです。

最寄り駅は?

あたしは、一応は小平市民です。人生で一番長く住んでいる場所も小平市です。とはいえ、そこに郷土愛があるかと問われると、ちょっと首をかしげたくなります。あたしが小平市に越してきたのは大学四年の秋ですから、もう思春期とか多感な時期と言われる頃は終わっていて、半分か三分の一くらいは大人の仲間入りをしているような年齢です。

近所に知り合いや友達が住んでいるわけでもなく、これからそういう関係を築けるような気は全くしませんでした。やはり地元で学校に通っていないと友達もできませんし、愛着も湧きにくいですね。

とはいえ、親しみを感じないのかと言われるとそんなことはなく、それなりに小平という土地が好きではあります、具体的な理由はありませんが(汗)。

そんな小平ですが、JRの国分寺駅の駅ビル・マルイでこんなイベントがスタートします。新聞に丸井の折り込み広告が入っていて、そこに載っていました。それにしても「アイラブ小平」なのに、国分寺で開催されるなんて、複雑な気分です。

小平市というのは、多摩地区では比較的面積の広い市です。もちろん八王子のように桁違いに大きな市もありますが、それでも小平は小さい市ではありません。そしてJRは武蔵野線が走っているくらいで、中央線からは若干距離があります。市内の電車のメインは西武鉄道になります。

繁華な場所としては、西武線の一橋学園駅周辺、同じく花小金井駅周辺、それと小平駅周辺になると思います。どうしてこのイベントが国分寺で行なわれて、これらの駅周辺の商業施設で行なわれないのでしょうか? 市街の人へ向けてアピールするなら市内でやってもしょうがない、ということでしょうか。

市の中心から北側に住んでいる人は西武線を利用して都心や他の地域へ向かうと思いますが、あたしのように市の南側に住んでいる人はJRの国分寺か武蔵小金井に出る人が多いと思います。バスもそのような感じで路線が作られているようです。そして、このようなイベント行なうとすれば、国分寺のマルイか、武蔵小金井のイトーヨーカ堂しか見当たりません。

やはり国分寺で開催されるのは妥当なところなのでしょう。

香りのお試しセット?

あたしが、自宅の部屋でお線香を焚いているということは、以前にもこのダイアリーで書いたと思います。先日も松栄堂のお線香を買ったところです。そして松栄堂のお線香もまだまだ残っているのですが、別なお線香を買ってみました。

それがこちらです。玉和堂のお線香です。松栄堂は京都の老舗で300有余年の歴史を持つそうですが、玉和堂は大阪の香舗で、200年ほどの歴史があるようです。どちらも老舗と呼ぶに相応しい歴史ですね。

今回買ってみたのはお試しセットのようなものです。「香樹林」というブランドですが、それが四種類セットになっているものです。写真の左から清澄香樹林、淡麗香樹林、沈香香樹林、香樹林です。一函に十数本入っています。それぞれを焚いてみて、気に入ったのを見つけたら、もっと本数がたくさん入っているのを買えばよいのでしょう。

さて、あたしはどれが気に入るでしょうか?

それにしても「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものですね

少し前に近所で曼珠沙華が咲いたとご報告しました。その時に報告した曼珠沙華は白い花でした。しかし、一般に曼珠沙華と言えば赤い花をイメージする人も多いのではないでしょうか。

そう思っていところ、白い曼珠沙華が咲いていた、近所の路傍の花壇に赤い曼珠沙華差咲いているのを見つけました。まだ蕾のままの株が数本ありましたので、あと数日したら群生とは言えないまでも、ちょっとは咲き乱れた感が出て来るのではないかと期待しております。

そんな一枚目の写真に対し、二枚目の写真はわが家の玄関先です。わが家でもようやく赤い曼珠沙華が咲き出しました。

先に開花した白い株は、現在は一つが終わってしまい、今が盛りと咲いているのは4株ほど、あと一つ蕾の状態の株が残っています。赤い株はわが家の玄関先では年々株が少なくなっています。やはりちゃんと育てないとダメなのでしょうか。曼珠沙華ってどうやって増えるのでしょう。毎年根が土の中に残っているのでしょうか。

ところで、あたしは曼珠沙華と呼んでいますが、世間一般には彼岸花と呼ばれています。真っ赤な花が群生しているのは三途の川の河原をイメージさせるのでしょうか。そして、その呼び名どおり、本当にお彼岸の頃に開花するのですね。不思議です。

これだけ酷暑だと言われながらも、ちゃんとお彼岸の頃に咲き、悲願と共に暑さも終息するなんて、自然というのはすごいものですし、科学的知見もなかったのに昔の人はよいことを言うなあと、改めて思います。

香りの贈り物?

あたしは仕事でふだん使っているカバンに匂い袋を入れています。営業回りをしている時に、書店員さんに「なんかお香のような匂いしませんか?」と言われることがあり、「カバンに匂い袋が入っているので……」なんて答えることが時々あります。

なので、あたしが持っている注文書はちょっと香っているかもしれません。基本的には、西洋的な香水ではなく、日本的、東洋的な匂い袋なので、抹香臭い感じです。白檀とか伽羅など香木をベースにしたものをチョイスしています。

そんな匂い袋ですが、ずーっと入れていると徐々に匂いが弱くなってきます。いま入っている匂い袋も半年を超えたので、そろそろ取替の季節です。そこで、新しく匂い袋を買いました。それが一枚目の写真です。京都の松栄堂の匂い袋「誰が袖 極品」です。

これは二度目か三度目の購入になります。これより少し安い「誰が袖 上品」や「誰が袖 ふくべ」を以前に買ったこともあるのですが、やはり香りがまるで異なり、こちらの商品の方が上品な香りがするので、今回はまた「極品」を選んだ次第です。

さて、あたしは自宅でもよく部屋で線香を焚いています。もともとわが家には祖父母以来の仏壇があるので命日やお彼岸とかお盆などに線香を焚く習慣がありましたが、あたしの場合は自分の部屋でもお線香を焚きます。ここ最近は鳩居堂の「真如」を使っていたのですが、それがちょうど使い切ってしまいました。

そこで線香も新たに購入したのですが、匂い袋と同じく松栄堂のお線香「京桜」と「金閣」のセットのものをチョイスしました。これでしばらくはもちそうです。秋から冬なので「京桜」は季節感がおかしいですが桜が好きなので、「金閣」は過日母と初めて金閣へ行ったことを記念して(?)選びました。

実は松栄堂の線香では「源氏かおり抄 幻 無依」がとても好きな香りなのですが、今回はまだ試したことのない香りをと思って、こちらにしました。さて、どんな香りが楽しめるのでしょうか?

一日空いてしまいました

昨日、Facebookには書いたのですが、重陽の節句である9月9日は亡き父の命日でした。このことは毎年のように、このダイアリーに書いています。さらに祖母(父の母)の命日は9月9日だということも何度も書いていたと思います。

なので、またかよ、という感想をお持ちの方も多いと思いますが、今年は曜日の配列が父が亡くなったときと同じなのです。なので、例年以上に当時のことを思い出してしまいます。とはいえ、父の死から28年ですから、曜日配列が同じ9月9日だってこれまでに何度もあったはずですが……

さて、28年前の9月9日、月曜日ですから週初めで、あたしはいつものように出社しました。当時も今ほどではないですが、早めに出社していました。まだ同僚や先輩が出社してきていない勤務先で仕事をしていると母から電話がかかってきました。曰く、父が入院している病院から電話があり、危篤状態なのですぐ来てください、とのこと。

母が取るものも取りあえず、あたしに電話をするとすぐに病院へ向かい、あたしもその時点で出社していた同僚に訳を言ってすぐに早退しました。父が入院している病院は自宅からですと不便な場所にあり、電車もなければバスもなく、母はタクシーで向かったそうです。あたしは自宅に帰って自家用車で向かいました。そして、その日は大雨が降っていました。

月曜日に亡くなったわけですから、さすがにその日に通夜はないです。確か死亡から24時間以上は置かないと仮葬できなかったはずですし。で、普通に考えたら火曜の晩に通夜、水曜日に告別式となるところですが、わが家の菩提寺の坊さんの都合がつかず、一日延びて水曜日に通夜、木曜日に告別式という日程になりました。

勤務先に報告がてら連絡し、その週は金曜まで忌引きということにしましたが、上司から「仕事の方は心配しないで、しっかり休んでいいからね」と言われると、忌引き明けに自分の席がなくなっているのではないか、という不安が頭の片隅をよぎりました(笑)。ただ一日余裕ができたため、親戚などに連絡するのも慌てずにすみました。そして諸々終わった後の金曜日には銀行や役所などに手続きをしに行きましたが、結局一日で終わるはずもなく、翌週も何日か会社を休んだりして、父の葬儀に関わることをこなしたのです。

ただその年はそれでは終わらず、9月20日には母方の祖母が亡くなりまして、そちらの通夜、葬儀などが続いたので、この年は何度も喪服を着た秋冬になりました。

 

試験休みは昭和の遺物?

昨日、今日と一泊で姪っ子たちが来ています。今日はもう明るいうちに帰る予定なので、どこかへ出かける予定はありませんが、姪っ子たちはわが家で教科書準拠のドリルをやっています。今の子供のドリルって解答解説はスマホやタブレットの動画で見たりして、あたしが子供だったころとはまさに時代が違う、という感じです。

ちなみに、姪っ子たちは夏休みの宿題はとうに終わらせて、今やっているのは自主的な勉強なんだそうです。そう言えば、昨今は夏休みの宿題も減っているという報道がありますが、実際のところはどうなのでしょう。あたしが子供のころも、それなりにドリルとかは「いくらやっても終わらない」という印象を持っていましたが、だからといって8月31日に無理矢理終わらせる、なんていう記憶はありません。

ところで、高校生になった姪っ子に「試験休みはあった?」と聞いたら、「試験休みって何?」と言われました。いまって試験休みがないのでしょうか、あるいは試験休みという制度って地域的なものなのでしょうか。ちなみに、あたしは都立高校でしたけど、夏休み前、冬休み前には学期末試験が終わると一週間くらいの「試験休み」があり、それが終わって終業式というスケジュールでした。

あたしの場合、夏休みの宿題はこの試験休み中に終わらせて、終業式には宿題をロッカーに仕舞って夏休みを迎える、というのが定番で、小中学生の時の夏休みも、どんなに遅れても7月中には宿題はあらかた終わらせるようにしていました。何事もさっさと終わらせるタイプだったのは、いまもあまり変わっていないですね。

ガンバレ、犬!

このところ猫の話題ばかりになっていますが、あたしは紛れもない犬派です。自宅で飼うとしたら、猫という選択肢はありません。絶対に犬です。

しかし、世の中は猫の方が優勢な昨今、今日の朝日新聞読書欄にも猫をタイトルとする本が二点も紹介されていました。かつて犬でこのようなことはあったでしょうか。犬派としては悔しい限りです。

特に『その猫の名前は長い』の場合、短篇集で、必ずしも猫に関する短篇を集めたものではありません。収録作品の一つが「その猫の名前は長い」なのです。原書がどうであったかはわかりませんが、いくつかある短篇の中で、猫がタイトルになっているものをチョイスしたり、カバーまで猫をあしらっているのは、日本で出版する場合、猫を出しておけば売上もアップするという下心があったのかもしれません。商売としては当然のことです。

つまり、それほど猫が人気だということなのでしょう。とはいえ、これが犬でも、それなりの人気は勝ち得たと思いますが、犬と猫を比べると現状では猫に軍配が上がりそうです。犬派としては寂しい限りです。