背筋が凍ることはありませんが……

ここ最近、『10:04』の注文が伸びています。最初のうちは「どうして?」と思っていたのですが、じきに理由が判明しました。著者であるベン・ラーナーの新刊が刊行になったのです。

本国で続刊が出ていなかったのか、詳しいことは知りませんが、『10:04』があたしの勤務先から刊行されたのが2017年の2月ですから8年半ぶりの邦訳刊行ということになります。その新刊とは明庭社の『トピーカ・スクール』です。同書の発売に合わせ、既刊も併売しようという書店が『10:04』を注文してくれているのでしょう。ありがたいことです。

さて、話は変わって書店回りをしていましたら、店頭で「こわい本あります」というフェアを見かけました。夏と言えば怪談、ホラーですから、こういうフェアが企画されたのでしょう。KADOKAWAが企画したフェアのようで、同社のサイトを見ますと全国津々浦々、かなり多くの書店で開催されているようです。さすがはKADOKAWAの営業力です。梯子をかけてもかないっこありません。

このKADOKAWAのフェアは本当に怖がらせるような作品がラインナップされていますが、あたしの勤務先でも幽霊などが出てくる作品はいくつか刊行しております。いくつかご紹介しますと、『モンスターズ 現代アメリカ傑作短篇集』『海峡を渡る幽霊 李昂短篇集』『大仏ホテルの幽霊』『トランペット』といった作品です。これらで「背筋が凍らない小説」フェアなどいかがでしょうか。

出世魚ならぬ出世鳥?

あたしの勤務先の刊行物、全部ではないのですが、裏表紙(カバー)の真ん中に鶏が描かれています。

右の画像に載っているのが、昔から使われている歴史ある鶏さんです。フランスのシンボルがニワトリ(雄鶏)だということはフランス好きの方であればご存じだとは思いますが、あたしなどは入社するまでまるで知りませんでした。否、入社してもしばらくは知りませんでした(汗)。

そして、長いこと使われているこの鶏さんも、何かの絵から取ったものだと先輩社員に聞いたのですが、誰の何という絵画だったのかまるで覚えていません。情けない限りです。

あたしの勤務先と鶏をキーワードにググってみるとこの一枚目の鶏も含めて、いくつかの鶏がヒットすることと思います。10年前の創業100周年のときに図案化した鶏マークが生まれました。

そして今年の110周年では更にキャラクター化した鶏が登場しています。ぬいぐるみにして売り出したら、そこそこの人気にはなりそうな愛らしさです。ただ、110周年版ニワトリを裏表紙に使うことはほとんどありません。やはり裏表紙も含めて装丁家がデザインしてくれているので違和感があるのでしょう。

そんな中、まもなく刊行される新刊『写本に描かれた本たち』の裏表紙が二枚目の画像です。これ、どう見ても鶏ではありませんよね。何の鳥でしょう。

ちなみに、カラー図版がふんだんに登場する同書の中に、この鳥が描かれている図版があります。何ページに登場しているのかは是非書店店頭でお確かめください。

これが推し活?

誕生日に写真集を発売するというのはトレンドなのでしょうか? まあ、ファンとしては「誕生日プレゼント代わりに購入しよう」という気持ちになりますから、そうでない時に発売するよりも売り上げが伸びるかもしれませんね。

そんな写真集の一つめは、元乃木坂46のキャプテン、秋元真夏のフォトブック『淡淡』です。こちらは彼女の誕生日である8月20日の発売でした。

まなったんは乃木坂46のメンバー時代からあたしの推しメンでしたので、相変わらずカワイイなあと思います。10代のころの画像を見ると大人になったなあと思いますが、いまでもやはり可愛らしいと感じます。

フォトブックと言うだけあって、確かに水着や入浴シーンもありますが、全体としてはあちこちを旅して楽しんでいる秋元真夏の素顔が垣間見えるような一冊です。

そしてもう一冊の写真集が女優・浜辺美波の『25』でs8.25歳になったから(なるから)という命名ですよね。彼女の誕生日は29日のはずですが、それよりもちょっと前に発売されました。

最近の若手女優の中では、あたしの一番好きな女優さんです。なんといっても可愛いだけじゃなくてきれいですよね。あたしが最初に浜辺美波を知ったのは、あれは映画ではなくドラマだったと思いますが、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」でした。

原作はコミックだかアニメらしいのですが、そんな事前の情報も知識も知らずにたまたま見たところ、「このかわいい子、誰?」と思ったのが浜辺美波でした。浜辺美波が世間に広く知られるようになったのがどの作品なのか、あたしは知りませんが、この頃からよくドラマや映画で見るようになったなあという印象です。

縁起でもないことですが、次はどこになるのかしら?

昨日、今日と、親類の不幸があり、通夜と葬儀に出かけてきました。亡くなったのは母の姉で、母が82歳ですが、亡くなった伯母は91歳だったそうです。

母は兄妹が多くて全部で9人なのですが、そのうち女性が母を含めて5名全員が存命でした。今回亡くなったのは一番上の姉でして、母は女兄妹では一番下となります。男兄弟は母の下にいる、全兄弟の中の末っ子の叔父が存命なだけで、後はみな亡くなっています。

と、こんな風に細々と説明したのは、結局今回の通夜と葬儀、伯母の実の兄妹で参列できたのは母と一番下の叔父の二人のみだからです。存命の女姉妹は一人は一番下の母が82歳なので、もうとても来られるような状態ではないのです。うちの母だって一人で電車を乗り継いで参列するなんて無理でしたでしょう。あたしが車を出すしかないのです。これだけ姉妹がいたのに、最後に顔を見てあげられる、骨を拾ってあげられる血の繋がった姉妹が二人だけの参列なんて、ちょっと寂しいものがありますが、致し方ないですね。

そして、こんな風に一番上の姉が亡くなったわけですから、これから遠くない将来に次々と姉たちが亡くなっていくことが予想されます。もちろん都市の順番どおりとは限りません。今回は参列できたうちの母が次になるかもしれません。そんなことを考えてしまう葬祭でした。

2025年8月23日 | カテゴリー : Rockfield Diary | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー

今日の配本(25/08/22)

第七問

リチャード・フラナガン 著/渡辺佐智江 訳

終末的未来を描いた小説家、原爆開発の端緒を開いた物理学者、〈死の鉄路〉から生還した父と家族、流刑地だった国と人々の歴史を描く。

もう秋なのか?

暦の上ではもう秋だ、などと言われますが、秋だとはまるで思えないような気温の日々が続いています。夏と言うのもおかしな猛烈な暑さです。残暑ではなく酷暑です。

しかし、それでも確実に季節は動いているのか、サンマの水揚げのニュースなどが流れ、今年は豊漁で、身も大きいと報じられていました。

昨年は鉛筆のように細いサンマしかなかったので、今年は俄然楽しみになりますが、帰路に立ち寄ったスーパーでサンマが並んでいたので買って帰りました。

ニュースで言われていたとおり、記憶にある昨年のサンマに比べると大きめのサンマが並んでいました。肉厚です。これなら食べ応えもありそうです。サンマは秋刀魚と書くくらいですから、日本刀のようにきれいなものがよいですね。

そして当然のごとくサンマを焼いていただきました。目黒の秋刀魚ではありませんが、焼き上がりの、アツアツの秋刀魚はとても美味しかったです。脂も乗っていました。

サンマの塩焼きも美味しいですが、せっかく新鮮な秋刀魚が手に入るのであれば、刺し身でも食べたいなあと思っていたところ、売り場にはお刺身の秋刀魚も並んでいたので、こちらも一パック買ってみました。

お刺身もやはり美味しかったです。刺し身ですから骨を気にせずに食べられるのがよいです。これは塩焼きに比べたアドバンテージでしょう。というわけで、今宵はまだまだ暑い盛りではありますが、一足早く秋の味覚を堪能いたしました。

今年はあと何回、秋刀魚を食べることになるでしょうか。