田澤耕 著
スペインの北東に位置するカタルーニャ自治州の公用語のひとつ。ガウディの建築、バルサのサッカーなど、魅力あふれるバルセロナへ!
ゴールデンウィークって今日までなのでしょうか? 明日と明後日も休暇を取っている、あるいは会社自体を休業にしている企業もあるのではないかと思います。そうなるとゴールデンウィークは9日までですかね?
あたしの勤務先はカレンダーどおりなので、明日と明後日は仕事です。在宅勤務も推奨されていますのですが、休み明けなのでほとんど全員が出社になるのではないでしょうか? 休みが続くとそうなりがちですよね。
あたしは、行ってやらないといけない仕事があるので出勤しますが、金曜は在宅にしようと考えています。来週もどうしましょうかね? やはり出勤しないとできない業務っていうのがありますから、全部を在宅勤務にするわけにはいきません。しかし、感染力が強く重症化しやすいと言われる変異ウイルスが増えてきているようなので、できることなら在宅を増やしたいところです。
いっそのこと、勤務先が「出社できるのは四名まで」といった基準を出してくれるとありがたいのですが、国や都から強い指示が出ないと率先して動こうとしないのが日本の企業の体質ですから、そんなことを期待するだけ野暮というものでしょう。
この数年、御朱印集めが流行しているみたいですね。
実は、あたしも高校生のころにハマっていたのですが、社会人になってからはとんとご無沙汰しております。そうこうしているうちに世間で御朱印が流行りだしたので、ちょっと冷めてしまいました。天の邪鬼なんです。
寺社の朱印は昔からあるものですが、あたしが集めていた数十年前、既にすべてがハンコで構成された朱印もあって、興醒めした思い出があります。昨今は御朱印集めがブームになっているので、参観するとまず御朱印を頼んで、境内をひとまわりして帰り際に出来上がっている朱印をもらう、というスタイルが一般的になっているのでしょうか? あたしが集めていたころは、朱印を集めている人もまだ多くなく、その場で書いてくれたものでした。
そんな御朱印も最近はどんどん他の分野にも広がって、お城の印、城印というのでしょうか、そういうものも収集の対象になっているそうです。そもそもお城に印なんてなかったのに、折からのお城ブームに乗っかって、それに御朱印集めを組み合わせて、誰かが思いついたのでしょう。商魂逞しいものです。
そうしたところ、こんどは「護守印」なるものを知りました。海上自衛隊が艦船ごとに朱印を作ったみたいです。戦車とか艦船にもミリタリーファンが昔から根強くいますし、最近はゲームでしたっけ、艦船などを擬人化したものが流行っていたと思います。そんな風潮に乗っかったのでしょう。これも流行るのでしょうか?
というわけで、あたしもちょっと思いついたのですが、書店の「番線印」集めってどうでしょう? たぶん一般の方は「番線印」と聞いても何のことかわからないと思います。本屋さんが出版社に注文を出す時に、自分の書店を表わす住所というか記号のようなもので、どの書店にも必ず一つはあるものです。「番線印」と言うくらいですからもちろんハンコ、スタンプ状のもので、あたしたち出版社の営業が書店に行って注文をもらった時には注文書にその番線印を捺してもらうのです。
この番線印を一般の人が集めたらどうでしょう? そのお店で何か一冊買ったら番線印を捺してもらうというシステムです。都会の大型書店から離島の小さな書店まで、見てくれにそれほど個性はないかも知れませんが、いろいろな書店の名前が書いてあって、それなりに興味深いと思います。
紀伊國屋書店の国内全店の番線印を制覇するとか、何かスタンプラリーっぽい企画を絡めたら、それなりに集めようと思う人が出てくるのではないかと思うのですが、どうでしょう?
4月の後半に書店に送付した注文書を、ここでまとめてご案内します。
まずは相変わらず売り上げ好調な『中国・アメリカ 謎SF』です。『週刊文春』で朝井リョウさんが紹介してくださいました。売り上げが再び加速しそうです。
続いては、この時期恒例でもあります、検定対策本の紹介です。昨年はコロナのために中止となった語学検定試験が多かったようですが、今年の春季試験は今のところ予定どおり実施されるみたいです。まあ、政府がオリンピックをやろうとしているわけですから、語学試験くらい実施するのは何の問題もありませんよね。
そして春はやはり語学書ですので、語学書の売れ行き良好書と重版のご案内です。これらの書目が棚から無くなっているようであれば、この機会にぜひ補充をお願いします。ベストテンの銘柄は棚に一冊とは言わず、面陳や平積みをお願いします。
続きましては、時事に絡めてのご案内。アメリカがアフガニスタンからの撤退を発表したのを受け、『シークレット・ウォーズ(上)』『シークレット・ウォーズ(下)』を案内してみました。アメリカにとってアフガン戦争とは何であったのか、改めて考えみるための必読書です。
そして、なんと四刷になった『脱成長』です。このタイミングでNHK出版から『なぜ、脱成長なのか』が刊行になり、SDGsとは異なるもう一つの流れ、脱成長が注文を浴びています。今一度、棚の在庫をご確認ください。
最後は、新刊『踊る熊たち』です。書評が続きましたので、改めてご案内しました。突然拘束を解かれて自由になった熊たちと共産主義の桎梏を脱して自由を手に入れた人々、そんなまるで異なる両者がパラレルに語られるノンフィクションです。自由とは何なのか、改めて考えさせる一冊です。
アン・アプルボーム 著/三浦元博 訳
米国のトランプ政権下で進んだ民主政治の衰退と権威主義の台頭、イギリスのジョンソン首相とブレグジット、ポーランドの「法と正義」のカチンスキ、ハンガリーの「フィデス」のオルバーンといった元首の登場、ドイツ・フランス・スペインにおける極右政党の躍進……これらは同じ時代の土壌から生まれたものだと理解できるが、この世界的な現象の根底には何があるのか。 本書は『グラーグ:ソ連集中収容所の歴史』で〈ピュリツァー賞〉を受賞した歴史家・ジャーナリストが、かつて交流があった「リベラル派」の人々の変貌ぶりに驚き、何が彼らを変えてしまったのかを起点に論考する、思索的エッセイだ。
昨日の朝日新聞の夕刊です。ここへ来て「宗教史」のシリーズが春秋社と吉川弘文館の二社から刊行されていることが報じられています。
両社のシリーズ企画はそれぞれで企画されたもので、意図的に時期を揃えたなんてことはないはずです。しかし、時代が何やら宗教について求めているのかも知れません。
ところで、この両社の宗教史のシリーズに気づいたのは朝日新聞だけではありません。実は『人文会ニュース』が早くも数ヶ月前に気づいていまして、両シリーズの編集担当の方にそれぞれのシリーズについて文章を書いていただきました。それが、まもなく発行の『人文会ニュース』137号に掲載されています。
『人文会ニュース』は全国の主要図書館にも送っていますので、ご興味を持たれた方は是非手に取ってご覧ください。また今月中にはPDF版を人文会のウェブサイトで公開しますので、お楽しみに。
ジョン・デイ 著/宇丹貴代実 訳
本書は、ときに子育てに似たレース鳩の訓練という側面と、著者の家庭作りという側面を絡めつつ、ホメロス、ゼーバルトをはじめとする文学作品や、ハイデッガー、ロラン・バルト、シモーヌ・ヴェイユといった哲学者の著作、フロイトやダーウィンを読む。ブッカー賞元選考委員が、ブレグジットに揺れるロンドンで家、家庭、故郷、祖国に関して考察した記録である。
モハメド・オマル・アブディン、河路由佳 著
本書では、文字を失った彼が点字と出合い、日本語を習得していく過程と、のちにパソコンを通して自由に読み書きができるまでの苦闘の日々を振り返る。聞き手となるのは日本語教育を専門とする河路由佳氏。関係者のインタビューも併せ、全盲のエッセイスト誕生の背景に迫る。