北京の? 駒込の?

本日の朝日新聞夕刊です。

東京の駒込に東洋文庫という専門図書館があります。その中にモリソン書庫というものがあって、モリソンの蔵書を所蔵しています。ちなみに、あたしが学生のころはモリソン文庫と呼ばれていたような記憶があるのですが、勘違いでしょうか……

それはともかく、「東洋文庫」と聞いて、「それは何?」という方がほとんどだと思いますが、中には出版社の平凡社から出ている「東洋文庫」と勘違いされる方もいらっしゃいますね。果たして、どちらの東洋文庫の方が知名度があるのでしょうか?

ところで、話は戻ってモリソン書庫ですが、その元となったモリソンの伝記『北京のモリソン』という本を、あたしの勤務先は出しております。なかなかに重厚な一冊ですが、読みごたえは十二分にありますので、彼について興味を持たれた方は是非手に取ってご覧ください。

太陽のサーカス

日向坂46の新曲「君しか勝たん」のカップリング曲のMVが続々と公開されました。

期別の曲の一つ、二期生が歌う「世界にはThank you!が溢れている」のMVは移動サーカス団のストーリーになっています。そのサーカス団のテントに書いてあるのが「circo del sol」というスペイン語です。

この「circo del sol」はそのまま訳すと「太陽のサーカス」になります。フランス語にしたら「Cirque du Soleil」ですよね? コロナ禍で相当疲弊しているようではありますが、世界的に有名な「シルク・ドゥ・ソレイユ」を模したのかはわかりませんが、たぶん「日向坂46」というグループ名、ファンのことを「おひさま」と呼ぶことからの命名ではないでしょうか。

しかしサーカスって、ホラー映画ではしばしば舞台になったり、ピエロ姿の殺人鬼というのもよくある設定です。有名なものと言えば「IT」のペニーワイズですかね? それ以外にもピエロに扮して人を襲うというモチーフは洋画では多くあるのでそれほど珍しいわけではありませんが、とにかく、そんな映画を何本か見ているので、サーカスには実はあまりよい印象は持っていません。日常とは懸け離れた、非日常の世界というのがホラー映画と相性がよいのでしょう。

明るく楽しい日向坂46のMVからは真逆の感想で申し訳ないです。