面白いことは面白かったのですが……

先日放送が終了したドラマ「ボーダレス」の『メモリアルブック』を落手しました。

乃木坂46からは遠藤さくら、早川聖来、櫻坂46からは渡邉理佐、小林由依、森田ひかる、日向坂64からは齊藤京子、濱岸ひよりの7名が出演する坂道グループの合同ドラマでした。

どうも本来は、欅坂46のみで作る予定だったものが、欅坂46のグループとしての停滞、そして改名などがあり、欅坂46単独では製作できなくなり、3坂道合同のドラマとなったようなのです。真実はどうなのでしょう?

さて、今回のメモリアルブックは、販売サイトによってカバーが違っていて、あたしは遠藤さくらが単独カバーのセブンネット版を購入しました。ドラマの中では、ほとんど他のメンバーと交わることがなく、ちょっと寂しげでしたが、彼女のイメージや役柄には合っているようでした。

ところで肝心の「ボーダレス」のストーリーですが、原作小説を読んでいないので、あくまでドラマだけの評価になりますが、やはりちょっと駆け足になりすぎていたように思います。謎解きにしても展開にしても、本当であればもう少し時間をかけて描いて欲しかったところです。

とはいえ、全体としては面白く見たのですが、ひとつだけ気になったのは齊藤京子のキャラです。犯罪や事件に興味を持つのはありですが、あそこまでいくとちょっとヤバいやつすぎます。友達にまで危害が加えられているのに、それでも警察に頼らず事件に突き進むというのは自分勝手と言いますか、常識をわきまえていないのではないかと思います。まあ、素人探偵ものは主人公が好奇心旺盛で、本来だったら警察に大目玉を喰らうくらいのことをしないとストーリーが成立しませんから致し方ないのかも知れませんが……

二点ほど載っています

今朝の朝日新聞です。

読書欄のトップ記事に『不法移民はいつ〈不法〉でなくなるのか 滞在時間から滞在権へ』が載っていました。本書の特徴は

移民論の「古典」として内外で参照される1冊である。その主張は極めて明快で、5年以上滞在している不法移民には「滞在権」が付与されるべきだと説く。著者自身はもともと開放国境論を主張して、移民正義論を打ち立てた世界的権威。移民問題の深刻化を背景に本書の刊行に踏み切った。日本でも移民は焦点として浮上しつつある。本書は、日本の読者向けに移民にアプローチするための読書案内、アメリカ移民法史年表とともに、井上彰、谷口功一、横濱竜也各氏による座談会「危機の時代の移民論」も付した。

といったものです。アメリカの大統領がオバマからトランプに代わって、移民に対する政策がずいぶんと変わりましたが、そんなアメリカでも読まれている一冊で、コロナで海外との交流が途絶えているこの一年ではありますが、コロナが収束すれば移民が増えることは間違いないであろう日本でも必読の一冊です。

さて、朝日新聞の別刷beの巻頭インタビューは今尾恵介さんでした。記事の中には『地図で読む戦争の時代』が取り上げられていましたし、担当編集者のコメントも載っています。

残念ながら、同書は現在、在庫僅少なのですが、今尾さんの著作は他にもたくさん出していますので、タイトルから気になったものをチョイスしてみては如何でしょうか?

最後に、今朝の朝日新聞には野口英世に関する記事が載っていました。この記事と直接関係するわけではありませんが、あたしの勤務先からは『野口英世の母シカ』という本も出しています。こちらも是非どうぞ!