北陸へ

この木曜日、金曜日に休みを取り、母を連れて金沢へ行って来ました。ここ数年、京都、奈良へと母を連れて行き、まだ行ったことのないところでどこへ行ってみたいという話になり、母が金沢へ行ってみたいと言ったので、夏前から予定を立て、ようやく実現したというわけです。

金沢と言えば、駅前のこの鼓門がランドマークですが、やはり多くの観光客が記念写真を撮っていました。この駅前って地下街もあったのですね。昔からあったのか、記憶が定かではありませんが、駅前は多くの人で賑わっていました。

東京を朝出たので、昼前には金沢に着き、ホテルに荷物を預けると、まずは昼食です。あたしは何度か来たことがある金沢ですが、ほぼ行ったことのなかった近江町市場へ行きました。お昼まではちょっと時間がありましたが、お昼になってしまうと混雑するだろうと思い、早めの昼食です。

特に目立ての店があったわけではなく、ふらっと入ったのが刺身屋でした。夜は居酒屋なのでしょうが、昼は定食中心の営業のようです。あたしはお刺身定食、母は加賀御膳といったような治部煮とお刺身の定食をいただきました。のどぐろが有名なのか、のどぐろの定食を注文しているお客さんもいました。

左の画像は、カウンターに貼ってあったメニューです。どれも美味しそうです。お昼から注文できたのか否か、ちょっとわかりませんが、どうみても酒の肴だなあと思いながら眺めていました。

早めの昼食を済ませ、タクシーで兼六園へ。あいにくの曇り空、雨が落ちてきそうな空模様ですが、なんとかこの日は天気が持ちました。傘を使わずに済んだのはラッキーでした。そして82歳になる母は高齢者ということで入場が無料でした。

兼六園と言えばニュースでも必ず映る徽軫灯籠(琴柱灯籠)です。行ってみると「あっ、こんなものか」という感じなのですが、やはり兼六園にやって来ました、という感じになります。

上にも書きましたように、天気は微妙でしたが、多くの観光客で賑わっている兼六園でした。京都に比べるとオーバーツーリズムという感じはなく、まあ、このくらいであれば許容範囲かな、と感じました。地元の人の意見はわかりませんが……

まだまだ暑い夏が続いている感じがありますが、兼六園の木々、一部は少し紅葉が始まっていました。もう少しすると更に赤が深まるのでしょうが、このくらいにグラデーションもきれいですね。

兼六園を一巡りした後は向かいの金沢城へ行きました。金沢城はあたしも初めてです。天守とかが残っているわけではありませんが、石川門などは堂々としていますね。大手門ではないのにこれだけ立派なわけですから、大手門が残っていたら、どれほどのものだったでしょうか。

その大手門跡から城を出て、しばし住宅街を歩いて向かったのが和菓子の森八です。加賀藩御用達の老舗です。神保町にも支店があり、ここの長生殿は何度もお土産に買ってきたことがありますが、母がやはり本店に行ってみたいというので立ち寄った次第です。

本店の二階には美術館「金沢菓子木型美術館」と休憩スペース「森八茶寮」があり、歩き疲れたであろう母としばしお茶を楽しみました。

母は抹茶、あたしは加賀棒茶、それぞれ生和菓子の付いたセットです。ここでお茶とお菓子をいただきながら少しの間休憩を取り、その後は一階のお店で落雁などのお菓子をお土産に購入し、近くのバス停からホテルへ戻りました。

金沢旅行の旅日記はまだ続きます。