今日の配本(25/07/25)

初級ロシア語20課[音声DL版]

桑野隆 著

自習書としてだけでなく、全国の大学の教科書としても長年選ばれ続けてきた、ロングセラーロシア語入門書。音声の提供形式が「音声ダウンロード」に一本化されました。「初歩」の枠を絞り込み、実践的な会話、初級において必要十分な文法事項をコンパクトにまとめた一冊。2課ごとの練習問題は理解度を確認するのに最適。20課分の「会話+文法」をこなすことで、ロシア語の文字・発音と文法の特徴を捉え、日常生活の平易なロシア語を理解できるようになりましょう。

リベラリズムの捕食者
AI帝国で自由はどのように貪られるのか

ジュリアーノ・ダ・エンポリ 著/林昌宏 訳

〈捕食者(プレデター)の時代の到来だ。今後、世界各地では、解決すべきことはすべて火と剣によって解決される。〉(本書「はじめに」より)
国連総会から、砂漠のダボス会議、AI帝国の布教セミナーまで……権力闘争の最前線は、「捕食者の時代」に突入した!

孤独と人生
幸福について

ショーペンハウアー 著/金森誠也 訳

生を苦ととらえ、苦からの解脱を説くショーペンハウアー。東洋思想に通底するそのペシミズムより湧出した、幸福論。

突然PDFが作れなくなり、突然またPDFが作れるようになりました

昨日まで二日ほど、PCでPDFを作れなかったのです。それが今日はまた作れるようになりました。パソコンはいまだに謎の部分が多いです。

改めて書きますと、あたしが勤務先で注文書などのチラシを作る時は、まずはMS-Wordを使っています。そしてPDFにするには一太郎で有名な、否、ATOKで知られるジャストシステムのJUST PDFを使ってWord文書をPDFに変換しています。

Wordは、それ自体にPDFに出力する機能があるのですが、モノクロ版を作ったり、解像度を下げたりといったPDFの作りやすさでJUST PDFが使いやすく慣れ親しんでもいるので、それを使っていたのです。

ところが数日前、突然PDFを作ろうとすると保存先にアクセスする権限がないといったメッセージが出て、JUST PDFでPDFを作れなくなってしまったのです。上述のようなWordのPDF出力機能ではPDFを作ることができるのですが、やはり機能面で不便なところがあり、どうしたものかと二日間ほど悶々としていたのです。

特に設定を変えたわけではないですし、アプリのアップデートがあったわけでもありません。何が原因なのかわからないまま二日間ほど経ちましたところ、昨夕、パソコンからWindows Updateのお知らせがありました。つい最近もアップデートがあったような気もしましたが、もしかするとこれがPDFが作れない原因なのだろうかと思い、アップデートを行なってパソコンをシャットダウンしました。

そして本日です。またPDFを作ろうと試みますと、以前と同じように作れたのです。この二日間の試行錯誤はなんだったのでしょう。やはりWindowsのアップデートで何か不具合があったのでしょう。そしてそういう苦情があちこちから届いたので、すぐに次のアップデートが行なわれたのではないかと思います。

本当のところはわかりませんが、とにかくトラブルが収まってホッとしています。

今日の配本(25/07/23)

日活向島撮影所

井上秀樹 著

浅草から見て隅田川の対岸の上流、白鬚橋の東詰、巨大な団地沿いに建つ桜堤中学の校庭脇には「近代映画スタジオ発祥の地」なる小さな案内板があり、かつて東洋一のグラス・ステージを誇る撮影所があったと記されている。大正二(一九一三)年、創業翌年の日活が、夢野久作の父である当時の政界の黒幕、杉山茂丸の土地を買い入れて建設したもので、「キネマの天地」で知られる松竹の蒲田撮影所より七年先んじていた。

チラ見?

この三連休にドラマのイッキ見をしたと、このダイアリーに書きました。その「イッキ見」という言葉で思い出したのは、どこぞの市長の学歴詐称疑惑で登場した「チラ見」という単語です。卒業証書をチラッと見せたとか、見えなかったとか話題になっていましたね。

実はあたしも、その話題の東洋大学出身ですので、大学の卒業証書は持っています。ちょっと縁が褪色してしまっていますが、ちゃんと保管してあります。本当に卒業しているのであれば、あの市長さんも同じものを持っているはずです。

そして見えたのか見えていなかったのか問題になっている中身ですが、それが二枚目の画像です。

あたしは文学の中国哲学文学科を卒業したのですが、その後の学部学科改編で、現在は東洋思想文化学科になっているようです。あたしがの学生時代は哲学科、インド哲学科、中国哲学文学科で「三哲」と呼ばれていたものです。どうやらインドと中国が合わさってしまったようですね。

ちなみに、あたしはそのまま大学院に進みまして、修士課程を終えています。当時は博士後期課程がなかったので、そのまま就職しましたが、もしあたしの学生時代に博士後期課程が存在していたらさらにその先へ進んでいたでしょうか。もちろん、あたしの実力不足で後期課程に進めない可能性もあったと思いますが。

そして修士課程の場合は卒業証書ではなか卯、修士の学位記を授与されています。それが三枚目の画像です。あたしの修士二年間の間に学長が替わっているのがわかります。神作光一先生は日本文学、菅沼晃先生は仏教学が専門だったと記憶しています。専門外なので授業を履修したことはありませんが、懐かしい名前です。

マイナーな時代に光を当てる?

日本で応仁の乱とか観応の擾乱とか、室町時代が注目されるようになったのはいつごろでしょうか。もちろん中世に興味を持つ人は以前からいましたけど、源氏三代や楠木正成など武士の活躍や足利義満の金閣、そんな輝かしい、比較的派手なところが中心だったような気がします。

少なくとも、あたしが小中高で歴史を学んでいた当時は、専門家の世界はいざ知らず、一般的にはそんな感じでした。一般向けの歴史雑誌などの特集も戦国や幕末が中心で、室町時代が扱われることなんてほとんどないように記憶しています。

あたしが専門に学んでいた中国史も同様です。諸子百家が活躍した春秋戦国時代、楚漢興亡の史記の時代、そして三国志が中心だったと思います。王朝を創始したファーストエンペラーの出世譚はそれなりに興味を惹きますが、やはり日本史同様、地味な時代は不人気なのか書籍の刊行も少なかったものです。

こういう書き方をすると、その時代に興味を持っている方や専門家の方には失礼かも知れませんが、それがこの数年ずいぶんと様変わりしました。そんな象徴的なものの一つが最近刊行されたハヤカワ新書の『五胡十六国時代』です。あたしが学生時代を思い返すと、気軽な新書で「五胡十六国」をタイトルとするような書籍が刊行されるなんて想像もできませんでした。

数年前には中公新書から『南北朝時代』というタイトルも刊行されています。こちらは日本の南北朝時代ではなく、中国の南北朝時代です。五胡十六国時代に後、隋唐へと続く時代を扱った一冊です。この本が刊行された時にも、まさか中公新書からこんな時代を扱った中国史の本が出るなんて、と思ったものです。

こうなると五代十国とか遼金元史といったタイトルの新書が刊行される日もそれほど遠くないのではないでしょうか。密かに期待しております。もちろん時代だけでなく、これまであまり脚光を浴びてこなかった人物や事件に関する本も大いに期待したいところです。

さて、日本史では戦国と並ぶ人気の時代、幕末に活躍した坂本龍馬の故郷、高知県の酒を買ってきました。土佐酒造の桂月です。土佐で桂と聞けば桂浜を思い浮かべますが、月の名所でもあるのですね。同社のウェブサイトに桂月の由来として書いてありました。読みやすい日本酒ですね。

2025年7月21日 | カテゴリー : 罔殆庵博客 | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー

イッキ見!

しばしば芸能人などが休みの日にドラマをイッキ見したと言っているのを聞いても、そんなに見続けられるものだろうか、と思っていました。特に海外ドラマですと、数十回にも及ぶドラマが多いですので、一日に果たして何話見られるのか、そうなると全部見終わるのに何日かかるのか、などと計算してしまいがちです。

そんなあたしがこの土日でイッキ見をしてしまいました。それは昨年放送されていた「全領域異常解決室」です。実際に放送されていた当時は見ていませんし、そんなタイトルのドラマがあったような、くらいのおぼろげな記憶しかなかったのです。ただネット配信で暑気払いに背筋も凍えるようなホラー映画を見ようと探していた時にふと目に留まったので第一話を見てみたらはまってしまったという次第です。

もう少しホラーテイストの作品かと思っていましたが、神々の闘いでした。これまでも「SPEC」など異能者を主人公にしたドラマは数多くありました。たいていはいわゆる超能力者の闘いでしたが、このドラマは異なります。上に書いたような神の闘いなのです。

神というのは、日本の八百万の神々のことで、それら神様の魂がいつの時代にも生き続け、人間の姿で人間社会のなかで暮らしている、そうして人間を見守っているという背景があります。そんな現代社会で堕落した人間を葬り去り、新しい世の中を作り直すのだという「ヒルコ」によるテロが始まり、主人公をはじめとする神々が人間とこの社会を守ろうとするわけです。

異能者を日本古来の神に設定したところは面白いと思いましたし、その一方でAIを駆使した情報戦も面白いものでした。続編か映画化がありそうなエンディングでしたが、果たしてそんな話は進んでいるのでしょうか。

個人的に思うことは、天照大神は出て来ないのかなあ、ということや伊勢を中心とした天皇系の神と出雲などをごっちゃにしているのはどうなのだろうか、ということです。それに神々の機関であるならば、国の機関ではなく皇室直属の機関である方がふさわしいと思いますが、さすがにそんな設定はいろいろなところからクレームが入りそうですね。

あと、あたしがイッキ見できたのは、全10回という回数もちょうどよかったのかもしれません。

早く買って読まなくちゃ、と思った次第です

テレビでも盛んに報じられているように、今日は土用の丑の日です。土用は、もちろん土曜ではなく土用で、実は土用は年に四回あるということも、ちょっと調べれば簡単にわかることでしょう。

また土用の丑の日に鰻を食べるという習慣も、江戸時代に平賀源内が考案したキャッチフレーズだということも、諸説あるかもしれませんが、比較的知られたエピソードではないでしょうか。とりあえず鰻は大好きです。

そんな暑さ厳しき今日この頃、書店でこんなフェアを見かけました。買わなきゃ、読まなきゃと思いつつまだ未入手、柴崎友香さんの新刊『帰れない探偵』のファです。東横線学芸大学駅前の今日文堂書店で見かけました。

同店では、四六判宣言やノンフィクションフェア、あたしの勤務先の110周年フェアを開催していただいているのですが、それらとは別のフェアで、ただあたしの勤務先の本が目に付くなあと思ってよくよく見てみたら柴崎のフェアだったというわけです。

店頭では、ご覧のようなチラシを配布されていました。写真ではわかりにくいかも知れませんが、A4判の大きさのチラシです。A3判二つ折りという、こういうチラシではかなり大きなものです。

表紙には「聞き手:講談社文芸第一出版部」とあり、講談社で柴崎さんにインタビュー(?)してまとめたもののようです。内容は柴崎さんによる各書籍に関するコメント、感想、推薦文です。

まずはポール・オースターの作品が三つ取り上げられていて、あたしの勤務先の『鍵のかかった部屋』が載っています。柴崎さん曰く、「初めて読んだオースターの小説は『鍵のかかった部屋』でした」とあります。

その他に、あたしの勤務先の刊行物ではゼーバルトの『移民たち』と『アウステルリッツ』、ジーナ・アポストル『反乱者』が取り上げられていました。また、あたしの勤務先の刊行物ではありませんが、パク・ソルメ『影犬は約束の時間を破らない』、呉明益『自転車泥棒』という、縁のある作家の作品も載っています。

話は戻って土用の丑の日。今日は鰻ではなく、穴子を食べてもよくはないでしょうか。鰻と穴子って煮ていません。ウナギ目アナゴ科ですから、ほとんど鰻と言ってもよいのではないでしょうか。夏バテ防止にスタミナをつけるのに、穴子と鰻でどれくらい栄養価が違うのかは知りませんが。