今日の配本(25/08/29)

パスポート初級ベトナム語辞典[改訂版]

田原洋樹、グエン・ヴァン・フエ、チャン・ティ・ミン・ヨイ 編

見出し語約4200語。よく似た語の使い分けなど、学習者が苦労する点をとことんサポート。ベトナムでよく使われる用例や例文満載。

もうひとつのエデン

ポール・ハーディング 著/小竹由美子 訳

18世紀末、メイン州沿岸の小さな無人島に住み着いた逃亡奴隷とその妻。歴史からこぼれ落ちた人々を描く、ブッカー賞ほか最終候補作。

感情史
歴史学からのメッセージ

トマス・ディクソン 著/森田直子 訳

悲しみや怒り、共感について歴史的に遡って明らかにしながら、それらが「感情」として一括りにされるようになった変遷を浮き彫りにする。

戦争と拓殖の時代
北海道歴史観光

渡辺浩平 著

封印された「開拓」と「軍」──そのかすかな声に耳を澄ませながら、北海道の歴史を歩く。古地図多数。

革命
その本質と歴史的展開

ジャック・A・ゴールドストーン 著/岩坂将充 訳

さまざまな大規模政治変動を引き起こしてきた革命──。その要因、過程、革命指導者の役割や結果を様々な事例を用いて分析した入門書。

放送は毎回録画してありますが……

中公文庫から『プラハの古本屋』が刊行されました。著者は千野榮一。あれ、どこかで聞いたようなタイトルと著者だなあと思う方も多いでしょう。

はい、そのとおりです。あたしの勤務先から同著者の『ビールと古本のプラハ』が刊行されているのです。

新書版のUブックスですから、中公文庫の棚に並ぶ『プラハの古本屋』とは置かれる場所が離れているかもしれませんが、可能であれば是非とも併売をお願いします。

と言いたいところなのですが、現在『ビールと古本のプラハ』は在庫僅少、ほとんど残っていません。どうしても手に入れたいという方は早い者勝ちとなります。申し訳ありません。

話は変わって、推し活の話です。今回手に入れたのは、日向坂46のレギュラー番組のブルーレイです。

現在放送されているのは内容をリニューアルした「新・日向坂ミュージックパレード」ですが、今回発売されたのはその前にやっていた、四期生がレギュラーの「日向坂ミュージックパレード」です。そのブルーレイ第二弾になります。

現在の「新・ひなパレ」も先日放送が終了してしまいましたので、こんどは五期生がレギュラーの「ひなパレ」が始まるのでしょうか。

今日の配本(25/08/28)

タイ語の旅
4技能が育つ初級総合講座

コースィット・ティップティエンポン、德田茉莉那、ティダーラット・ノイスワン 著

聞く・読む・話す・書くをどれも手放さない、力を総合的に育てる初級教材。文化紹介や豊かな言葉遊びと共にタイ語の旅に出よう。

今日の配本(25/08/27)

写本に描かれた本たち
西洋中世からルネサンスにみる本の象徴性と実用性

ルーシー・フリーマン・サンドラー 著/加藤磨珠枝 監修/立石光子 訳

本とは、いかなる意味を持った存在だったのか。冊子本や巻物が描かれた彩飾写本の挿絵を読み解いていく。

背筋が凍ることはありませんが……

ここ最近、『10:04』の注文が伸びています。最初のうちは「どうして?」と思っていたのですが、じきに理由が判明しました。著者であるベン・ラーナーの新刊が刊行になったのです。

本国で続刊が出ていなかったのか、詳しいことは知りませんが、『10:04』があたしの勤務先から刊行されたのが2017年の2月ですから8年半ぶりの邦訳刊行ということになります。その新刊とは明庭社の『トピーカ・スクール』です。同書の発売に合わせ、既刊も併売しようという書店が『10:04』を注文してくれているのでしょう。ありがたいことです。

さて、話は変わって書店回りをしていましたら、店頭で「こわい本あります」というフェアを見かけました。夏と言えば怪談、ホラーですから、こういうフェアが企画されたのでしょう。KADOKAWAが企画したフェアのようで、同社のサイトを見ますと全国津々浦々、かなり多くの書店で開催されているようです。さすがはKADOKAWAの営業力です。梯子をかけてもかないっこありません。

このKADOKAWAのフェアは本当に怖がらせるような作品がラインナップされていますが、あたしの勤務先でも幽霊などが出てくる作品はいくつか刊行しております。いくつかご紹介しますと、『モンスターズ 現代アメリカ傑作短篇集』『海峡を渡る幽霊 李昂短篇集』『大仏ホテルの幽霊』『トランペット』といった作品です。これらで「背筋が凍らない小説」フェアなどいかがでしょうか。

出世魚ならぬ出世鳥?

あたしの勤務先の刊行物、全部ではないのですが、裏表紙(カバー)の真ん中に鶏が描かれています。

右の画像に載っているのが、昔から使われている歴史ある鶏さんです。フランスのシンボルがニワトリ(雄鶏)だということはフランス好きの方であればご存じだとは思いますが、あたしなどは入社するまでまるで知りませんでした。否、入社してもしばらくは知りませんでした(汗)。

そして、長いこと使われているこの鶏さんも、何かの絵から取ったものだと先輩社員に聞いたのですが、誰の何という絵画だったのかまるで覚えていません。情けない限りです。

あたしの勤務先と鶏をキーワードにググってみるとこの一枚目の鶏も含めて、いくつかの鶏がヒットすることと思います。10年前の創業100周年のときに図案化した鶏マークが生まれました。

そして今年の110周年では更にキャラクター化した鶏が登場しています。ぬいぐるみにして売り出したら、そこそこの人気にはなりそうな愛らしさです。ただ、110周年版ニワトリを裏表紙に使うことはほとんどありません。やはり裏表紙も含めて装丁家がデザインしてくれているので違和感があるのでしょう。

そんな中、まもなく刊行される新刊『写本に描かれた本たち』の裏表紙が二枚目の画像です。これ、どう見ても鶏ではありませんよね。何の鳥でしょう。

ちなみに、カラー図版がふんだんに登場する同書の中に、この鳥が描かれている図版があります。何ページに登場しているのかは是非書店店頭でお確かめください。

これが推し活?

誕生日に写真集を発売するというのはトレンドなのでしょうか? まあ、ファンとしては「誕生日プレゼント代わりに購入しよう」という気持ちになりますから、そうでない時に発売するよりも売り上げが伸びるかもしれませんね。

そんな写真集の一つめは、元乃木坂46のキャプテン、秋元真夏のフォトブック『淡淡』です。こちらは彼女の誕生日である8月20日の発売でした。

まなったんは乃木坂46のメンバー時代からあたしの推しメンでしたので、相変わらずカワイイなあと思います。10代のころの画像を見ると大人になったなあと思いますが、いまでもやはり可愛らしいと感じます。

フォトブックと言うだけあって、確かに水着や入浴シーンもありますが、全体としてはあちこちを旅して楽しんでいる秋元真夏の素顔が垣間見えるような一冊です。

そしてもう一冊の写真集が女優・浜辺美波の『25』でs8.25歳になったから(なるから)という命名ですよね。彼女の誕生日は29日のはずですが、それよりもちょっと前に発売されました。

最近の若手女優の中では、あたしの一番好きな女優さんです。なんといっても可愛いだけじゃなくてきれいですよね。あたしが最初に浜辺美波を知ったのは、あれは映画ではなくドラマだったと思いますが、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」でした。

原作はコミックだかアニメらしいのですが、そんな事前の情報も知識も知らずにたまたま見たところ、「このかわいい子、誰?」と思ったのが浜辺美波でした。浜辺美波が世間に広く知られるようになったのがどの作品なのか、あたしは知りませんが、この頃からよくドラマや映画で見るようになったなあという印象です。

縁起でもないことですが、次はどこになるのかしら?

昨日、今日と、親類の不幸があり、通夜と葬儀に出かけてきました。亡くなったのは母の姉で、母が82歳ですが、亡くなった伯母は91歳だったそうです。

母は兄妹が多くて全部で9人なのですが、そのうち女性が母を含めて5名全員が存命でした。今回亡くなったのは一番上の姉でして、母は女兄妹では一番下となります。男兄弟は母の下にいる、全兄弟の中の末っ子の叔父が存命なだけで、後はみな亡くなっています。

と、こんな風に細々と説明したのは、結局今回の通夜と葬儀、伯母の実の兄妹で参列できたのは母と一番下の叔父の二人のみだからです。存命の女姉妹は一人は一番下の母が82歳なので、もうとても来られるような状態ではないのです。うちの母だって一人で電車を乗り継いで参列するなんて無理でしたでしょう。あたしが車を出すしかないのです。これだけ姉妹がいたのに、最後に顔を見てあげられる、骨を拾ってあげられる血の繋がった姉妹が二人だけの参列なんて、ちょっと寂しいものがありますが、致し方ないですね。

そして、こんな風に一番上の姉が亡くなったわけですから、これから遠くない将来に次々と姉たちが亡くなっていくことが予想されます。もちろん都市の順番どおりとは限りません。今回は参列できたうちの母が次になるかもしれません。そんなことを考えてしまう葬祭でした。

2025年8月23日 | カテゴリー : Rockfield Diary | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー

今日の配本(25/08/22)

第七問

リチャード・フラナガン 著/渡辺佐智江 訳

終末的未来を描いた小説家、原爆開発の端緒を開いた物理学者、〈死の鉄路〉から生還した父と家族、流刑地だった国と人々の歴史を描く。