Route 246

乃木坂46の新曲「Route 246」が昨晩のミュージックステーションでテレビ初披露されました。部分的にはYouTubeや朝の情報番組で公開されていたので、初見の驚きはありませんでしたが、一応は感想を……

あっ、でもその前に、画像の説明を。

ずいぶん前にCSの「MUSIC ON! TV(エムオン)」で、乃木坂46台北ライブ記念のクリアファイルプレゼントがあり、これが応募者全員プレゼントだったのか、抽選だったのかは覚えていませんが、とにかく応募していたのです。完全に忘れていたのですが、そのクリアファイルが本日届きました。

表側は、台北公演の模様のスナップと「乃木坂46 meets Asia!~台北ver.#2~」の文字、そして一番下には集合写真です。こうして見ますと、まいやんもなーちゃんもいません。玲香ちゃんや若月、みさ先輩、生駒ちゃんといった乃木坂46をずーっと支えてきたメンバーが軒並み不在です。いや、まいやん以外は、この時点で全員卒業していたわけですからいなくて当然です。懐古厨と言われるかも知れませんが、ちょっぴり寂しくもあります。

しかし、それだからこそでしょう、二期生の絢音ちゃん、れなち、ミリオンラブといったメンバーが加わり、なおかつ三期生もかなり大勢参加していました。そして、四期生からも、さくら、かっきー、あやめちゃんの三人が選ばれています。その四期生の台北散策のスナップが、クリアファイルの裏面になっています。初々しくて、とても素敵です。これからの乃木坂を背負っていくメンバーとなるでしょう。

で、話は戻って新曲です。いや、そもそも配信限定の曲を新曲とカウントしてよいのでしょうか? 今回の曲は26枚目のシングルとは呼ばれていませんし、恒例の「福神」も明らかにされていません。果たしてこの曲は乃木坂46の正式なシングルなのでしょうか?

まあ、そんな議論は置いておき純粋に曲の感想を述べますと、あたしくらいの世代であれば、どこかで聞いた気がするメロディーですね。まさしく小室サウンドです。しかし、ネットでもずいぶんと言われていますが、テンポがちょっと遅い気がします。イントロからして「これ回転数間違ってない?」とレコードプレーヤー世代であれば、つい指摘したくなるようなテンポです。かつての小室であればもう少しアップテンポなものにしていたのではないでしょうか? あるいはこれはアレンジの問題なのでしょうか?

歌詞については、いい加減、秋元康は引退して欲しいと思っているので論評はしませんが、これも多くの人が指摘しているようにWOWWOWが多すぎる気がします。小室哲哉全盛の当時であれば、細かな歌詞などどうでもよく、ノリだけで売れていたのかも知れませんが、テンポも中途半端だし、なんとも言えない出来になっているのは残念なところです。

とはいえ、やはりあたし世代ですと耳に馴染んだメロディーなので、決して嫌いではありません。割と気に入っています。ただ、最初にも書いたように、これが正式なシングルとカウントしないのであれば、もっと若手を大量に抜擢して、冒険的なメンバーでやってもよかったのではないか、という気がしないでもないです。

あるいは、次の正式シングルでメンバー刷新を断行するために、高山・新内・真夏といったベテランメンバーはこの曲で御役御免となるのでしょうか? ちょっとそんなことも考えてしまいました。

またしてもアニバーサリー

来月は、ヘーゲルの生誕250年とニーチェの没後120年です。

あたしの勤務先はそれほどヘーゲルという印象はないかも知れませんが、ニーチェは全集を出しています、だいぶ欠けている巻がありますが(汗)。

ということで、おすすめしたいのは、ヘーゲルでは『キリスト教の精神とその運命』です。長谷川宏さんの解説が注目ポイントです。

ニーチェですと、『ニーチェをドイツ語で読む』になります。こちらは非常によく売れました。語学書の棚でもそうですが、人文書コーナーにも置いていただきました。

ポンペオ長官はこの本を読んでいたのでしょうか?

アメリカのポンペオ国務長官が、中国に対して「習主席は全体主義思想の信奉者だ」と発言したというニュースが報じられています。この時代に「全体主義」などという言葉、単語を耳にするとはちょっと驚きですが、現代の中国に関して言えば、決して驚きでも何でもないのかも知れません。

というのも、少し前にあたしの勤務先から『新全体主義の思想史 コロンビア大学現代中国講義』という書籍が刊行されているからです。本書は翻訳書ですから、原書をポンペオ長官が目にしている、あるいは読んでいるのかも知れません。そうでなければ唐突に「全体主義」なんて言葉が出てくるとは思えないのですが……

もちろん本書で主張しているのは「全体主義」ではなく「新全体主義」であり、そこには違いもあるわけですが、政治家の発言ですから細かいことには頓着せず、キャッチーな言葉として使った可能性もあります。

ちなみに本書は、ウェブサイトの内容紹介では次のようにあります。

自由に発言することを望んで、中国社会科学院哲学研究所を解雇された著者は現在、米コロンビア大学で教鞭を執りながら、祖国を見詰める。本書はそのコロンビア大学で開講されている「現代中国の九大思潮」がもとになっている。その最大の特長は、現代中国を従来のように権威主義体制として理解せず、「新全体主義」と捉えていることである。ただ、この強権体制を見る視点は独裁一色というような単純なものではない。ポスト「六四」天安門の思想状況は、高度経済成長とともに、党=国家体制へと回収されていく強力なナショナリズムが醸成されたのは確かに事実である。だが、その過程は、グローバル化や通信技術の革新の下で展開しており、一党独裁を支える政治・社会思想はかつてのように一枚岩ではない。こうした新たな眼鏡を持つことが、一党独裁を掘り崩していく知的な土台になる。本書が「新全体主義の知識社会学」と自ら規定しているのは、この意味においてである。世界的に注目される自由の闘士による中国批判理論構築の試み。

現在の中国を全体主義と捉える着眼点、かつての全体主義とどこが同じで、どこが異なるのか、本書を読めばよくわかることでしょう。ちなみに、アメリカにおける現代中国研究の成果としては『六四と一九八九 習近平帝国とどう向き合うのか』といったものもありますので、併せて手に取っていただければ幸いです。

繋がらない!

とある書店のウェブサイトなんですが、自宅のPCからですと、どうも繋がりません。接続タイムアウトしてしまいます・

勤務先のPCからですと問題なく繋がります。どうしてなのでしょうか?

ウィルスやネットのセキュリティーソフトの問題でしょうか? 確かに、勤務先のPCと自宅のPCではセキュリティーソフトが違いますので、原因として考えられるのはそのあたりかと思います。

しかし、どちらのソフトにしたって、それほど面倒な設定はしていないはず、ほぼデフォルトの設定で使っています。PCのOSはどちらもWindows10、ブラウザもEdgeやFirefoxで試みていて、違いはありません。

そもそも、以前にも書きましたが、勤務先よりも自宅の方がネットのスピードは3倍から4倍速いんですよね。添付ファイル付のメールの送受信にしても自宅の方がはるかに快適です。問題となっているウェブサイト以外の閲覧については問題ありませんから、なぜそのサイトだけが繋がらないのか、よくわかりません。

いまだに謎多きネットの世界……

 

今月のおすすめ本[語学書篇](2020年7月)

毎月ご案内している「今月のおすすめ本」は、時々「語学書篇」も作っているのですが、今月は久々に作ってみました。

4月から6月のペスト20と、その間に重版が出来てきた書籍のご案内です。

ベスト20の書目は、諸外国語の棚の定番商品ですので、欠けたりすることがないよう棚のチェックをよろしくお願いします。

よげん

今朝、朝日新聞を広げて驚かされました。

五島勉の訃報。

いまどきの人だと、五島勉と聞いても「誰?」という感じなのでしょうが、たぶん40代、50代から上の世代にとっては、たとえ読んでいなくても五島勉の名前は絶対に知っていると思われます。記事にもあるように、当時一世を風靡した「ノストラダムスの大予言」の著者です。

トータルで何冊出ていたのかわかりませんが、祥伝社のノン・ブックでしたよね? 新書サイズのシリーズで、あたしはノストラダムスなど五島勉の一連のシリーズくらいしか読んだことがありませんが、五島勉さんはノストラダムスだけでなく、ファティマ第三の秘密とか、だんだんとキリスト教会がひた隠しにしている人類の運命とか、そんな書籍も続いて出してました。

ブームに乗せられて、あたしもだいたい読んでいました、子供だったので多少の恐怖感を覚えながら。いま考えると、「ダヴィンチ・コード」っぽいノリでもあったような気がします。

ところで、この「予言」という言葉、発音だけを聞いたら、学生であれば「今日の4限は数学か……」という場合の「4限」を思い浮かべるのではないでしょうか? ノストラダムスと時間割は関係ないので、それは言いすぎとしても、もう少し大きくなって、本当にキリスト教とかユダヤ教などについて知るようになると、「予言」と「預言」で混乱したのを覚えています。

いまでも、きちんと理解していないとキリスト教などの「預言者」とノストラダムスのような「予言者」を混同している人は多そうですね。あたしだって中学高校の頃までは、違いをよくわかっていませんでしたし、同じものだと思い込んでいた時期すらありましたから。

没後80年です

来月の21日で、トロツキーの没後80年になります。

トロツキーと聞いて反応できるのは、もう一定年齢より上の方々でしょうか? ロシア革命とくれば、レーニンとトロツキーというイメージがあるのですが、ロシア共産党史からも消されてしまっているのでしょうか?

あとは、晩年のフリーダ・カーロとのロマンスなどもありますが……

一回こっきりのコラボ?

家にいる時間が増えると、断捨離と言うほどではありませんが、多少は部屋の片づけなどしてしまいます。あたしも先日、自宅のPCソフトを少し整理しました。

自宅のPCもOSがWindows10になって久しく、Windows95時台のソフトこそもう持っていなさそうですが、Windows2000あたりのソフトはまだ所持しているものが多かったです。いい加減、使っていないソフトに関しては捨ててしまおうと決心したわけです。

ただ、バージョンアップを繰り返していると、以前のバージョンをいつまで保管しておくべきなのか迷います。PCを新しくしたときとか、HDDを初期化したときなど、ソフトを再インストールする場合、バージョンアップ版ですと以前のCD-ROMが必要になることがままありますので、どうしても以前のバージョンのソフトもたまっていってしまうのです。

閑話休題。

写真は、わが家のリビングの壁に設置した棚の一部です。棚自体は半年以上前に設置したものですが、このようにぬいぐるみとか、ガラクタ(?)などを自由に並べています。北海道のアイヌの木彫りと沖縄のシーサーの置物がすぐ近くに並んでいるところがミソです(笑)。シーサーはあたし(あるいは妹)が沖縄に行ったときに買ったものだと思いますが、アイヌの方は昔からわが家にありました。母曰く、父が北海道へ旅行に行ったときに買ってきたお土産だとか。

そんな中、あたしの好きなキティちゃんも並んでいます。

このキティちゃん、見ていて気づきませんか? この衣装、見覚えありませんか?

と言って気づく方はかなりの本屋好きかも知れません。正解は紀伊國屋書店の制服を着たキティちゃんです。紀伊國屋書店の札幌本店がオープンしたときに、同店限定で発売されていたものを、当時は北海道地区担当だったので、出張の折に購入したのです。なので、紀伊國屋書店の制服を着ているのです。

あたしの知る限り、キティちゃんのストラップで紀伊國屋書店とコラボしたものはありましたが、こういった人形でキティちゃんと紀伊國屋書店がコラボしたものはこれ以外には知りません。もちろん丸善やジュンク堂書店、三省堂書店とのコラボ・キティちゃんも知りませんから、後にも先にもこれっきりだったのでしょうか?

それにしても、なんで北海道の紀伊國屋書店がキティとコラボしたのでしょうね? 確かに当時はご当地キティちゃんが大ブームのころだったですが……