時は流れる?

本日もスカパー!で乃木坂46のライブが放送されています。本日は神宮球場と秩父宮ラグビー場の二会場同時開催になった「6th YEAR BIRTHDAY LIVE」です。

昨日の、ななみんの卒コンもそうなのですが、ほんの数年でずいぶんとメンバーがいなくなっていますね。感慨深いものがあります。もちろん、三期生や四期生の加入・成長というプラス材料もありますが、この頃には笑顔でステージ上で歌って踊っていたメンバーが、いまは乃木坂46のメンバーではないんだというのは、こういう映像を見ると寂しく感じるものです。

寂しいと言えば、先日活動停止を発表した欅坂46も同様です。結局、欅坂46に憧れて入ってきた新旧二期生は欅坂46としてほとんど活動できないまま欅坂46が消滅してしまうわけですから複雑な思いでしょう。いまは改名後のグループに向けて気持ちを切り換えてレッスンをしているのだろうと思います。

それにしても、欅坂46については運営側はどこで舵取りを間違えたのでしょうね?

何度見ても涙が流れてきてしまう……

スカパー!で、乃木坂46の5周年ライブが放送されています。既に「5th YEAR BIRTHDAY LIVE 2017.2.20-22 SAITAMA SUPER ARENA」として何年か前にBlu-rayやDVDが発売されているものですし、スカパー!でも過去に放送されたことがありますから、それほど珍しい映像ではありませんが、ついつい自宅で見入ってしまいました。

見ていたのはちょうど一日目、つまりななみん(橋本奈々未)の卒業コンサートに当たる日です。二日目と三日目は三期生も加わった、新生・乃木坂46として例年どおりの楽しいバースデーライブになりましたが、初日は何とも言えない独特の空気が漂っていました。ななみんが卒業というだけでなく、その日をもって芸能界からも引退という、乃木坂46卒業生の中では稀有なことが起こったからでもあります。誰もがななみんの最後の姿を目に焼き付けておこうとしたのでしょう。

ラストのメンバーとのお別れ、あしゅ、いくちゃん、まいやんの三人とのシーンは特に胸に迫るものがありますし、場面ごとに映るメンバーが必死に涙を堪えている姿は美しいですね。

さて、来年には結成10周年を迎える乃木坂46ですから、このライブはちょうど折り返しになります。いま考えますと、その後にレコード大賞を連覇するなど女性アイドル界のトップに君臨する乃木坂46ですが、実はこの頃が一番輝いていたのではないか、という気もします。

さて、スカパー!ではこの後引き続き二日目、三日目の様子も放送されますし、ここ数ヶ月、毎月二本ずつ、過去のバースデーライブの模様が放送されています。すべてBlu-rayやDVDになっているものですが、やはり時間が合えば見てしまいますね。

9月入学とか不協和音とか

ローマ帝国の崩壊』の新装版です。

どっちが新装版なのか、って。それは右側です。左側が旧版になります。「新装版」というときに、あまり装丁を変えずに出す場合もあれば、ガラッと変えてしまう場合もあります。その時々、本の性格や旧版の売れ方などから決めるわけですが、今回は少し変えてみて、という感じでしょうか。

ローマ帝国の本ですから、別にあたしの勤務先に限らず、他社の本を見回してみても、なんとなく似たようなテイストになってしまうのは致し方ないところでしょうし、逆にそうであるからこそローマ帝国ファンがしっかり見つけてくれるというメリットもあります。ただ、出版社側の在庫管理の見地からですと、パッと見て違いがすぐにわかるようでないと、旧版と新版を取り違えてしまう恐れがあるので、装丁はわかりやすく買えて欲しいところです。

さて、話は変わって、今朝の朝日新聞の社説です。大学の9月入学に関する論説が載っていました。

9月入学は、コロナ禍が始まって多くの学校が休校措置を執るようになった春先に一度議論が起こりましたが、その後は小中学校の授業も再開し、なんとなく尻すぼみの感があります。しかし、大学に関しては前期はすべてオンライン授業というところがほとんどで、ここへ来て後期もオンラインに決めたところが増えています。

新入生がリアルな授業を一度も受けていない、クラスメートも知らない、サークルなどにも入れない、つまり学生生活を謳歌できていないという由々しき問題が解決されずに残っています。来年度にリアルな授業が復活できたとしても、果たしてスムーズな学生生活を送れるのでしょうか? 心のケアが必要ではないかと思います。

そういう議論とは別個に、大学の9月入学については賛否あると思いますが、メリット・デメリットを含めてしっかり時間をかけて議論すべきだと思います。そんな議論の参考に、『人文会ニュース』の最新号で橋爪大三郎先生に9月入学について寄稿していただきました。

またまた朝日新聞です。香港の活動家・周庭さんが欅坂46の「不協和音」の歌詞に励まされたという発言から、この楽曲がまたまた注目されているということです。

周庭さんは日本のアイドル好きでもあり、前々から欅坂46の「不協和音」を気に入っていたことは、ちくま新書の新刊『香港とは何か』でも触れられているところです。決して今回の逮捕劇で初めて言ったわけではないようです。もちろん、日本のマスコミを通じて日本へ発信するために、リップサービス的な要素がないとは言えませんが、それでも日本のアイドルの曲を取り上げてくれるのはファンとしては嬉しいことですね。

ただ、哀しいことに、この曲を歌っていた欅坂46が近々活動休止になってしまうことです。事実上の解散と言ってよいでしょう。香港の民主主義よりも先に欅坂46が終焉を迎えることになるとは皮肉なものです。

なんでもキャラ化する時代?

あたしの勤務先の近所にうどん屋があります。入ったことは何回かありますが、昨日たまたま店の前を通ったときにこんな看板が立っているのに気づきました。

なにやらゲームのキャラクターのような……

どうもお店のキャラのようです。しかし、うどん屋のキャラって何なのでしょう? 今の時代、なんでもキャラ化するのが流行っているのでしょうね?

もうだいぶ前になりますが、鉄道の駅を美少女化と言うのでしょうか、カワイイ女の子のキャラにしたポスターを駅で見かけたことがありました。こういうのは主に男性をターゲットにしているのでしょうね?

しかし、ターゲットは男性ばかりとは限らず、女性をターゲットにしたものとしては日本刀を美男子化したものがありましたね。あれはもともとはゲームだったのでしょうか、アニメだったのでしょうか、あたしには詳しいことはわかりません(汗)。

こういうのってまだまだこれからも流行るのでしょうか? 出版業界ではどうでしょう? たとえば紀伊國屋書店とかジュンク堂書店が各店をキャラ化(擬人化?)して、それぞれのポスターを店頭に貼ったり、グッズを作ったりしたら話題になるのでしょうか?

あるいは、出版社がそれぞれ擬人化したらどうでしょうね? たとえば、あたしの勤務先も加わっている人文会の会員社をそれぞれキャラ化してみるとか、いかがなものでしょうか? ちょっと似合わないでしょうか? でもコミック系や実用書系の出版社だったら、意外としっくりくるのかも知れませんね。

取り違えに注意せよ!

新刊です。

一方はまもなく刊行の新装版、一方は既に店頭に並んでいる文庫クセジュ、タイトルはそれぞれ『ローマ帝国の崩壊』と『ロマ帝国の衰退』です。

こうして並べてみれば、大きさが全然違いますし、だから価格にも差があって間違えようがないのですが、並んでいないときにはちょっと混乱しそうだと思いませんか?

まずは、こちらが電話やファクスの注文を受けたときに取り違える場合があります。耳ではちゃんと聞いているのに手は別の方を選んでしまっているなんて起こりそうです。そうなると出荷の時に間違えてしまう可能性もあります。伝票には『崩壊』とあるのに、実際の商品は『衰退』の方だったり、というようなケースです。

自社の本を扱っていても取り違えは起こりそうなわけですから、書店現場でも混乱が生じそうです。お客さんがうろ覚えで探しに来たような場合、パソコンなどで検索してみると思いますが、この両者が出て来て、さてどっちなのだろうとお客さんに確認すると、お客さんの方も自分が欲しかったのはどっちだったか混乱してしまう可能性が大いにありそうです。

価格なり著者名なりを覚えていてくれると、強力な手掛かりになります。ISBNコードは本に詳しい方でないと知らないだろうし、広告には載っていないことが多いのでこれを頼りにするのは無理ですね。

とにかく、十二分に注意して取り扱わないとなりませんね。

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