ホライズンは地平線なのか、水平線なのか

横断歩道に着いている信号に「夜間押しボタン式」と書いてあることがあります。これはつまり夜間は押しボタン式です、ということですから昼間は一定時間で青になったり赤になったりするのでしょう。問題は夜間というのが何時から何時までなのか、ということです。

それはそうと、押しボタン式であるくらいですから、その横断歩道を渡る歩行者は極めて少ない、ということですよね。それが昼間になったからといって突然歩行者が多くなるとも思えません。一日中押しボタン式でよいのではないか、そう思えるような横断歩道があちこちに散見されます。

話は変わって、新書の新シリーズ「思想の地平線」ですが、『偶像の黄昏/アンチクリスト』『悲劇の誕生』『幸福論』に続いて『孤独と人生』がまもなく配本となります。どうぞお楽しみにお待ちください。このシリーズは、この後も哲学思想の名著を繰り出していきますので、この後のラインナップにも是非ご注目ください。

ところで地平線って「ホライズン」でよかったのでしたっけ。ホライズンって「水平線」だと思っていたのですが、「地平線」という意味もあるのでしょうか。日本語では水平線と地平線というように使い分けがありますが、英語にはそういう使い分けはないのでしょうか。

ふと、そんなことを考えてしまいました。英語以外の外国語ではどうなのでしょうね。

この電車は12両です

中央線に二階建てのグリーン車が導入されて数ヶ月。やはりグリーン車を二両連結するよりも、通常車両を二両増結した方がよかったのではないかと、いまだに思っています。

このグリーン車の導入によって、それまで10両だった中央線快速電車が12両になりました。導入前のグリーン車無料期間には、グリーン車を連結していない10両編成の中央線もたくさん走っていましたが、グリーン車が有料になってからはすべての中央線が12両で走っているような気がします。

にもかかわらず、中央線の駅では「この電車は12両です」と毎回放送されています。ほぼ10両の中央線が来ることはないにもかかわらずです。これであれば「この電車は10両です」と放送した方が五月蠅くなくてよいと思うのですが、如何でしょう。そもそも10両の中央線がいまも走っているのか知りませんが。

話は変わって、特濃です。三ツ矢サイダーの新製品らしいです。ただ、この商品、近所のスーパーでは全種類が売られていないのです。オレンジばかりが売られていました。ただ、わが家から一番近いスーパーのいなげやではこの三種類、ピーチオレンジグレープが売られていました。ウェブサイトを見るとアップルもあるみたいですが、それはまだ店頭で目睹していません。

今日の配本(25/07/16)

環境地政学

アドリアン・エステーヴ 著/中野佳裕 訳

本書は、地球環境問題をめぐる地政学的課題を国際関係論の視点から考察した入門書である。気候変動や資源紛争など現代の問題に対し、国家のみならず企業、NGOなど多様なアクターを視野に入れ、環境地政学の理論的枠組みを提示する。また、近年注目される「人新世」の議論を踏まえ、従来の国家中心的アプローチを超える理論の再構成を試みる。

お酒が大好きだった亡き父がやって来ているので……

昨日はお盆の迎え火でした。土地によっては8月にやるところもありますが、わが家では昔から7月にやっています。なので、昨夕に迎え火を焚きました。

わが家の場合、迎え火で迎えるのは亡父とその両親、それに父が生まれるずっと前に幼くしてなくなっている父の兄の四名です。とはいえ、あたしが知っているのは亡父のみです。

そして父はお酒が大好きだったので、久しぶりに帰ってきた時にはお酒を飲ませてあげたいところです。ただ昨日はお酒を切らしていたので、本日、勤務先からの帰路に買ってきました。

新潟の日本酒、越乃景虎です。越乃景虎はこれまでにも飲んだことがありますが、今回は夏用の純米原酒です。これを父の待つ仏壇に供え、あたしも相伴に預かりました。

いかにも新潟の酒という味わいですね。ちなみに、奥のテレビに映っているのは昨晩放送されたのを録画しておいた「乃木坂工事中」です。乃木坂ちゃんのバラエティーを楽しみながら、新潟のお酒を嗜みました。

名前を明かさないのは呪いをかけられないためなのか?

Netflixでホラー映画でも見ようかなと思って探していたところ、橋本環奈主演のコメディー映画「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」を見つけたので見てしまいました。

ホラー映画とは真逆の方向ですが、これが見たいなあという作品を見つけられなかったので「まあ、いいか」という感じで視聴を始めました。これって配信映画ですよね。さすがにこれを劇場公開したとしても大ヒットになるとは思えないので(汗)。監督からキャストまで、終始一貫いつものテイストです。

ところで、本来見たかったホラー映画のことなのですが、殺人鬼や悪魔、悪霊目線の作品ってあるのでしょうか。もちろん犯人が主人公などの標的を狙って追いかけてくるようなシーンでは犯人の目線のカメラワークもありますが、作品全体が殺す側の視点の作品という意味です。

まあ、ホラー映画というのは「怖い、怖い」と言いながら、思いながら鑑賞するものですから、殺す側視点だと単なる悪趣味なものになってしまうのでしょうか。でも、悪霊でもどうして自分が悪霊になったのか、どうして見ず知らずの人を手当たり次第に襲ってしまうのか、そういう葛藤とかジレンマとか抱えていないのでしょうか。そういう作品を見てみたいなあと思うのですけど、そんなのあたしだけなのでしょうか。

話は最初に戻って「赤ずきん」です。この作品、主人公の赤ずきんは赤ずきんであって名前が無いのですね。シンデレラにはお姉さんも含めて名前が与えられているし、途中で登場する魔法使いにも名前がありました。よくよく考えると非常に違和感があります。そう言えば、王様も王子様も名前はありませんでしたね。

今にして思うと、赤ずきんが来ているのはフード付のマントであって、あれは頭巾という名前でイメージするものとはずいぶん違う気もします。原作の童話では、森に住むお婆ちゃんも「赤ずきん」と読んでいたはずで、孫の名前を呼んであげないのですね。何が棲んでいるかわからない森の中でうっかり名前を口にするのは悪霊などに取り憑かれかねないから避けているのでしょうか。

民主主義の危機?

この夏は選挙があるので、選挙や政治に関係する書籍が好調です。あたしの勤務先では日本の政治や選挙に直接関連する書籍は刊行していませんが、もう少し広く、俯瞰で政治や選挙を見るような書籍を何点か出しています。

そんな書籍の一つが、本日の朝日新聞読書欄で取り上げられました。『民主主義』です。あまりにも直球なタイトルですが、だからこそ偏りなく、民主主義そのものについて知ることができる一冊になっています。目先の選挙や日本の政治を考えるには迂遠かもしれませんが、だからこそこういう本が読まれるべきなのではないかと思います。

そんな感じで読書欄を眺めていましたら、非常に馴染みのある名前が目に飛び込んできました。温又柔さんの『恋恋往時』が同じく紹介されていたのです。

あたしの勤務先では『台湾生まれ 日本語育ち』がロングセラーで、毎日のように注文が入ります。

今日の配本(25/07/11)

パスポート初級チェコ語辞典

金指久美子、黒田龍之助 編

収録語彙数は約7500語。全見出し語に用例を付し、実際の使い方を明示。用例は固有名詞以外すべて、本書見出し語だけで構成。必要最小限の見出し語でも組み合わせ次第でさまざまな表現ができることを実感できる。文法をひととおり学び終えて、チェコ語で何か読んでみたいと思っている学習者に最適な辞書。祝日や色彩、調味料や成績評価などのテーマ別単語を適宜掲載。巻末には名詞や形容詞、動詞などの変化表完備。発音練習問題も用意。日本語・チェコ語索引は約2000語。

92頁です

『本と歩く人』を読み終わりました。はっきりと書いてはなかったと思いますが、舞台はドイツの町・ケルンですよね。それとも、モデルにした町はあるけれども、あくまで作品としては架空の町を舞台にしているのでしょうか。あたしがヒントになる部分を読み飛ばしてしまっているのですかね?

それはともかく、この『本と歩く人』は本をこよなく愛する人ならきっと好きになること間違いなしです。でも読み終わってみて思ったのは、いい年をしたおじさんとこまっしゃくれた少女の友情物語だったのではないか、ということです。

一人暮らしで、後は老いてゆくのみという、ちょっと寂しげな主人公カールと9歳の女の子が対等なパートナーとして、本を媒介に友情を育んでいく物語だというのが、現在の感想です。そしてカバーの画像も、92頁から96頁のシーンをそのまま映像化したと思われ、カバーを見ていると二人の会話が聞こえてくるような気がします。

そして2024年にはドイツで映画化されているこの作品、なんとか日本でも公開されないものでしょうか。ちょうど『アテネに死す』の映画版「ボイジャー」が現在公開されているタイミングなので、『本と歩く人』も日本で見られるととても嬉しいのですが。そのためには、まずはこの本が大ヒットさせないとなりませんかね。