今日の配本(25/10/24)

移民/難民の法哲学
ナショナリズムに向き合う

横濱竜也 著

ここにきて移民/難民に関する議論が本格化しつつある。今夏の参院選では移民規制が大きな争点となった。
ところが、日本での従来の議論はグローバル化や経済的要請にもとづくもので、どうしても皮相なものになりがちだ。政治的・社会的な背景が考慮されないままに話が進んでしまっているのである。これでは、「ポピュリズムの仕掛人」によって足元をすくわれる危険もある。こうした懸念を払拭すべく、移民論の哲学的・社会科学的な基礎を構築するのが本書である。

しばしお待ちを!

あたしの勤務先のSNSでは、新刊の見本が到着すると写真入りでポストしておりますが、その時の反響も大きく、さらにはその前の情報解禁でも大反響だった『ヘーゲル読解入門』がまもなく配本になります。ちょうど見本出しをしたところですので、いましばらくお待ちください。

新書版の上下巻、二冊揃っての発売となりますが、カバーはご覧のような感じに仕上がっております。落ち着いた色合いですね。

ただ、あたしの印象としては、和食などの定食で最後に出て来るデザートのごまアイスが思い出されました。写真では伝わりにくいかもしれませんので、ぜひ実際に書店で手に取っていただきたいと思います。

ところでこの『ヘーゲル読解入門』も含まれるシリーズ《思想の地平線》も刊行点数が八冊になりました。並べてみると二枚目の画像のような感じです。

カバーは全体として渋めの色使いで、あたしは好きですが、読者の方の印象や感想はどんなものなのでしょう。気に入ってもらえると嬉しいです。

さて『ヘーゲル読解入門』は30日配本ですから、都内の大型店などでは31日には店頭に並び始めるのではないかと思います。東京以外の書店ですと店頭に並ぶのは11月に入ってからになると思いますが、楽しみにお待ちください。

それにしても21世紀のこの時代に、ベルジャーエフやコジェーヴを刊行するなんて、きわめて珍しい出版社なのではないでしょうか。われながらそんな風に思います。

スガモプリズンの思い出

スガモプリズンについて語る前に、昨日の営業回りの途次、書店の方とお茶をした時に食べたスイーツをご紹介。あたしはプリンが好きなので、こちらをチョイスしました。

幼少のころから、決して裕福な家庭ではなかったので、プリンにクリームやフルーツが追加されたプリンアラモードという言葉に、得も言われぬ憧れがありました。

そう簡単に食べられるものでもなく、そもそもそういうメニューを出しているお店(フルーツパーラー?)などに入ることも稀な幼少期でしたので、こういうきらびやかなスイーツは垂涎の的でした。そんな思いが、還暦までのカウントダウンが始まったこの歳まで持続しております。

さて本題に戻ってスガモプリズンです。岩波新書で最近刊行された『スガモプリズン』を読みました。ただ、あたしの親戚に先の大戦に従軍した人はいなくて、スガモプリズンに収監された親戚はおりません。それでもスガモプリズンは気になってしまうのです。

それは何故かと言いますと、理由はあたしの幼稚園時代に遡ります。当時のあたしは巣鴨、駅で言いますと都営三田線の西巣鴨駅から徒歩数分のところに住んでいました。お婆ちゃんの原宿として知られる巣鴨地蔵通りに近い場所でした。そしてそこから池袋駅の南の方にある幼稚園に通っていたのです。もちろん通園バスが近所まで来ていましたのでそれに乗って通園していました。

普段は、三コースくらいあった幼稚園の通園バスで通っていましたが、週に一回、幼稚園のクラブ活動的なものがある日は全コースまとめて一台のバスで帰るのでした。そのバスが帰路の途中で大きなフェンスで囲まれた工事現場の横を通っていたのです。

幼心に、ここは何だろう、と思いつつ、バスに揺られて車酔いと闘っていたのが幼稚園時代の思い出です。そして時は流れ、まだあたしは子供時代でしたが、池袋に日本一の高層ビル(当時)であるサンシャイン60が出来上がりました。親から聞いたら、あの工事現場だったところにできたのがサンシャインだとのこと。幼き日の乗り物酔いが蘇ってきました(笑)。

そんなことからサンシャインを見ると工事現場のフェンスを思い出していましたが、ある時そこがもともとは刑務所だったということを知りました。それがスガモプリズン、戦犯が収監されていたところだと、徐々に知識も増えていきました。スガモプリズンというと工事現場のフェンスと乗り物酔いを思い出すのです。

そして、幼心にもうひとつ、池袋にあったのにどうして巣鴨プリズンと呼ばれていたのだろうということも大きな疑問でした。イケブクロプリズンではいけなかったのだろうかと。

こういうのもシノワズリ?

まずは温又柔さんの『真ん中の子どもたち』が新書版、Uブックスになって登場します。配本までいましばらくお待ちください。ちなみに、単行本に増補がありますので、単行本をお持ちの方もぜひ!

あたしは単行本の時に既に読んでいて、主人公が上海へ語学留学に行くのですが、あたしが初めて中国へ語学研修へ行ったのと、それほど年代が変わらないようなので、非常に親近感を覚えながら読んだことを覚えています。

続いては、華語文学シリーズ「サイノフォン」の第二巻、『南洋人民共和国備忘録』がまもなく発売になります。第一巻の『華語文学の新しい風』の刊行から少しインターバルが空いてしまったので、本当に「お待たせしました」という気持ちです。

第一巻も360ページというなかなか分量でしたが、この第二巻は550ページ超のボリューム、そこに24編が収録されています。どれから読んでも、それはタイトルの眺めながらのお好み次第です。

というわけで、今回は中華風(?)新刊のご紹介でした。

2025年10月21日 | カテゴリー : 罔殆庵博客 | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー

いま注目すべきはハンガリー語か、ヒンディー語か?

今年のノーベル文学賞にハンガリーの作家クラスナホルカイ・ラースローが選ばれましたが、邦訳が手に入らないので他のハンガリー作家の文学作品やハンガリーそのものに対する関心が高まっているように感じます。

それを見越していたのかはわかりませんが、来月上旬に『ニューエクスプレスプラス ハンガリー語』の音声ダウンロード版が刊行となります。現代品切れとなっているクラスナホルカイ・ラースローの唯一の邦訳作品を手掛けた早稲田みかさんが著者の語学書です。ハンガリー語というのは語学マニアの方からも支持の高い、面白い言語だそうですので、関心や興味を持たれた方は是非。

と、そんな風にハンガリー語を推すべきかと思っていたところへ、突然は逝ってきたニュース。なんと人気アイドルグループ、乃木坂46の40枚目シングルのタイトルが「ビリヤニ」だと発表されました。ファンの間では「ビリヤニって何?」という声と共に、「インド料理のビリヤニのこと?」という声が沸き起こりました。

インド料理のビリヤニ、つまりヒンディー語ですね。実は上記ハンガリー語の語学書と同日の発売なのが『ニューエクスプレスプラス ヒンディー語』なのです。そして来月下旬には『パスポート初級ヒンディー語辞典』という日本初の、ヒンディー語の学習辞典の刊行も予定されています。

となると、乃木坂46人気にあやかってヒンディー語を推すべきなのでしょうか? いや、営業としてはどちらかではなく、どちらも推していくべきですね。来月は語学に追い風が吹いているはずです!

今日の配本(25/10/20)

まいにちふれるフランス語手帳2026

トリコロル・パリ 監修/ふらんす編集部 編

2026年はフランス語で手帳をつけませんか。月や曜日はもちろんフランス語で記載。フランスの祝日やその日の聖人名に加えて、折々のフランスを感じられるエッセイやひとことを掲載。まいにちフランスを感じることのできる手帳です。巻末には単語リストや日記に使える表現集付き。初心者でもフランス語で書く習慣が身につけられます。予定管理にもフランス語学習にも最適なこの手帳を相棒に、楽しく気軽にフランス語にふれてみてください。

まいにちふれるドイツ語手帳2026

マライ・メントライン 監修/白水社編集部 編

まいにちドイツを感じることのできる手帳。月ごとにドイツにまつわるエッセイを掲載。単語集付きなのでドイツ語学習にも最適。

まいにちふれるスペイン語手帳2026

スペイン語教室ADELANTE 監修/白水社編集部 編

まいにちスペインを感じることのできる手帳。月ごとにスペインにまつわるエッセイを掲載。単語集付きなのでスペイン語学習にも最適。

まいにちふれる中国語手帳2026

李軼倫、原田夏季 監修

まいにち中国を感じることのできる手帳。月ごとに中国にまつわるエッセイを掲載。単語集付きなので中国語学習にも最適。

これは一回で食べきれるのでしょうか? そして果たしてケーキと呼んでよいのでしょうか?

コンビニ・スイーツという言葉があります。コンビニが独自に開発したスイーツのことです。その一方、各メーカーがそのコンビニとコラボして開発し、そのコンビニ限定で販売しているスイーツもあります。そこまでではないものの、スーパーなどでは売っているのを見かけず、たまたまコンビニで見つけることができたスイーツというのもあります。

もちろんコンビニにしろスーパーにしろ、だいたい近所にある決まったところにしか行かないので、目睹できる範囲は極めて限られたものになりますが。

そして、この週末に近所のセブンで見つけたのがこちら、「ずっしりプリンケーキ」です。セブンイレブンのマークが印刷されていないので、コラボスイーツではないようです。

パン祭りで知られるヤマザキのスイーツですが、その名のとおり、本当にずっしりとした重さです。こんなに重いとは予想外でした。

スポンジに挟まれて見えているのが、細長いプリンです。プリンと言えばカップに入っているものでしょうが、こんなに板状に長いプリンは見たことがありません。

長い長いプリンの下には、カラメル味のクリームが蒲団のようにプリンの下に敷かれています。何か大きさが比較できるものを横に置いて写真を撮ればよかったのですが、とにかくなかなかの大きさ、そして重さがあります。

この手のジャンルでは有名な「まるごとバナナ」がありますが、それよりも少し大きく重いです。バナナがスポンジの生クリームの中に埋もれているのに対し、こちらのプリンはスポンジからはみ出ていますので、まるごとどころの騒ぎではありません。

これだけの大きさですので、とてもスイーツは別腹というレベルではありません。そもそもおやつの時間に食べるにしても、これ一つを一回で食べきるのはなかなか重いでしょう。あたしも二回に分けて食べたくらいです。

ケーキと言うとショートケーキのように、皿に載るようなサイズをイメージしがちですが、これはそんな生易しいものではありません。人によってはこれ一つで一回の食事代わりになってしまうのではないでしょうか。