ブレイクスルーとなるのでしょうか?

ここ数年でしょうか、独立系書店という言葉がすっかり定着したような気がします。この業界以外の人にも膾炙しているのではないでしょうか。

そんな独立系書店を巡る動きについて、昨日の日本経済新聞の夕刊にこんな記事が載っていました。

不景気と言われて十数年、否、数十年になるでしょうか。そんな閉塞感に満ちた書店・出版界に風穴を開けると期待されているのが独立系書店ということのようです。独立系書店が増えれば出版界の景気が回復するなどという単純な話ではないでしょうが、現在の業界において少しでも景気のよい話、将来に対する明るい話が欲しいという気持ちの表われでもあるのでしょう。

とはいえ、独立系書店というのは店主の趣味、好みを前面に押し出した選書が売りです。その店主が引退すると、その書店も閉店ということになるのだと思います。それでは近所の人たちは困ってしまいそうです。独立系書店は繁栄してほしいと思いますが、ごくごく普通の本屋が普通の品揃えで商売を継続できるような施策も考えないとならないですね。