本日、見本出しです。(9月26日配本予定)
体調不良の時のケンタはちょっと重かったです(涙)
先の三連休から喉の調子がおかしいです。カミソリを飲み込んだような痛み、とニュースで言われているコロナだったか、インフルエンザだったか覚えていませんが、あたしの場合、もちろん喉は痛かったのですが、そこまでの痛みではありませんでした。
むしろ、喉のいがらっぽさが気になり、声も普段とはまったく違うものになってしまっていますし、時々咳が出て、痰が絡むようになることもあります。体温を測っても発熱をしているわけではないのですが、体はちょっとだるいです。
今日は声があまりにもガラガラだったのと、鼻水が出るので、出勤はしたのですが、キリのよいところまでで仕事を切り上げて、昼前には帰宅しました。そこからは在宅勤務です。
帰宅時に、国分寺駅前のケンタッキーフライドチキンで「とろ~り月見チーズフィレバーガーセット」を買って帰りました。ドリンクはさっぱりしたものが欲しかったのでメロンソーダです。
少し前にマクドナルドの月見を賞味しましたが、それよりもボリューミーですね。体調が少し落ち気味だからでしょうか、途中でお腹いっぱいになってしまいましたが、なんとか食べきりました。体調万全であれば、キット美味しくいただけたのでしょう。
ちなみに帰宅後に近所の内科へ行きましたが、コロナでもインフルエンザでもなく、ただの風邪だそうで、喉もきれいだと言われました。市販薬を服用して様子を見て、という処方でした。
近刊情報(25/09/17)
近刊情報(25/09/16)
何冊目の論語?
現代日本語に翻訳されている古典は洋の東西を問わず数多くありますが、その中でも『論語』は他の追随を許さないほどの現代語訳が刊行されているのではないでしょうか。日本に『論語』が請来されて以来、多くの学者、文人が注釈を施し、和訳したりしてきましたが、明治以降に限ってみても断トツだと思います。わが家にもいったい何冊の『論語』が書架に並んでいることでしょう。
そんな『論語』にまた一つ邦訳が加わりました。光文社古典新訳文庫の新刊です。『論語』が出たからには、古典新訳文庫で『孟子』『老子』『荘子』なども続いて刊行されるのでしょうか。ちょっと期待しています。
ずいぶん前に祥伝社新書で『高校生が感動した「論語」』という本が刊行されていましたが、『論語』は大人から子どもまで、どの世代にも受け入れられる古典ということなのでしょう。ただ、こんな質問は愚問なのでしょうが、『論語』はどの世代が読むのが一番よいのでしょう。高校の時に読むべきなのか、サラリーマンが読むべきなのか。
中国古典を学んでいた立場の独断と偏見で言わせてもらいますと、高校生は『韓非子』を読め、サラリーマンは『老子』がお薦め、『論語』を読むなら老後がよいのではないか、と思っています。受験競争やイジメ問題など何かと人間関係で悩みがちな学生時代は『韓非子』のドライな考え方に救われると思います。何かとストレスの多いビジネス社会を生きるには『老子』の生き方が参考になるはずです。
そんな山あり谷ありの人生がようやく終盤にさしかかったころ、『論語』の言葉が心にしみるのではないかと思います。まあ、興味を持ったら、その時に読んでみるのが一番なのであり、繰り返し読んでいると受け止め方も変わってくると思います。
既に覚えていないことでしょう
先月、母の姉、つまりあたしの伯母が91歳で亡くなったと、このダイアリーに書いたと思います。母には姉が4人いまして、他の三人はまだ存命なのですが、とても元気と言えるような状態ではありません。
現に先月の伯母の通夜と葬儀、会葬できたのはうちの母だけですから。それもあたしが車で連れて行ったから行けたようなもので、うちの母だって一人で電車を乗り換えていくことはできなかったでしょう。
で、先日亡くなったのは一番上の姉(母から見て)で、すぐ上の姉二人に母が連絡を取った時に、上の上の姉が最近養護施設に入ったと聞いたので、ようやく時間も取れて、様子を見に行ってきました。東京を西から東へ横断するような場所にあるので、クルマで一時間半くらいかかりました。
施設に着いて、入所している方々がテレビを見て談笑している広間みたいなところに案内されたのですが、あたしも母もすぐには伯母がわかりませんでした。それくらい人相というか、雰囲気が変わっていたのです。たぶん街中ですれ違ってもわからないでしょう。
その後、伯母の部屋で話をしているぶんには、ああ、知っている伯母さんだ、という感じも見えましたし、伯母さんも我々のことがちゃんとわかっているようでした。ただ一番上の姉が先日亡くなったことを何度言っても覚えていない、覚えていられない様子でした。
たぶん、母とあたしが帰った後、ものの数分で誰かが来ていたことなど忘れてしまっていることでしょう。家族が来て「今日、誰か訪ねてきた?」と聞かれても「誰も来ないよ」と答える様子が目に見えるようです。でも、ボケ症状がかなり出ているだけで、体は健康のようです、特に具合の悪いところなどなさそうなので、これは長生きするのではないかと思いました、そのうち寝たきりになるのかもしれませんが。
徳川の夫人たち
行こう、行こうと思っていながら、なかなかタイミングが掴めなかったのですが、三連休初日の本日、午前中にようやく行くことができました。それが東京国立博物館でやっている「江戸 大奥」展です。
大奥と言えば、絢爛豪華な女護が島、そして権謀術数が渦巻く嫉妬の世界、そんなイメージがありますが、展覧会図録もご覧のように豪華絢爛です。展示も着物や調度品など、いかにも女の世界に相応しいものが多かったですが、どうしてこんなに混んでいるのでしょう。大奥ってそんなに人気のコンテンツなのでしょうか。
たぶん、よしながふみのコミックなどがブームの火付け役なのではないでしょうか。ただ、あたしはコミックは通ってきてなくて、中学生のころに読んでいたのは徳間文庫の『徳川女系図』でした。当時、既に吉屋信子の名作『徳川の夫人たち』は手に入りづらくなっていたのではないかと思いますが、とにかくそんな小説を読んでいる中学生でした。あとは生田悦子主演のドラマ「徳川の夫人たち」なども見ていました。
とまあ、あたしの大奥好きはそれなりに年季の入ったものではありますが、別に研究者というわけではないので、表面をなぞった程度の知識しかありませんので、こういう展覧会はとても楽しめました。
会場内では大奥をVR体験できるコーナーもありましたが、人も多く、ここはパスして会場を後にしました。大奥のVR体験などができるのであれば、江戸城(皇居)の本丸跡に本丸御殿を再建してもらいたいものです。VRどころか本物の大奥に入れるわけですから、たまらない体験となるはずです。
今回の展覧会は一人でぷらぷらと行って来たので、母にお土産を買いました。中身はともかく、容れ物が母の好みに合いそうなので選んだものです。
まずは缶に入った「アンテノール 缶入りクッキー」です。ラングドシャって書いてありますが、つまりはクッキーのことです。アンテノールというお店の名前は聞いたことがありましたが、食べてみるのは今回が初めてです。
そしてもう一つが、金平糖です。いや、これは「奈良こんふぇいと」です。奈良にあるお店のようです。金平糖というと、京都の緑寿庵清水を思い出しますが、各地にそれぞれの金平糖があるものですね。
近刊情報(25/09/12)
今日の配本(25/09/12)
すべてはここから始まった、ような気がします
今日は昼ごろから関東各地は激しい雷雨に襲われています。関東北部の山沿いだけでなく、都内もあちこちで被害が出るような雨になっています。かくいうあたしも、外回りで豪雨、雷雨に降られ、ビチョビチョになって帰宅しました。
そんな日ではありますが、朝は西の空に虹が出ていたのです。ほんの数十分か、十数分で消えてしまったようですが、あたしはきれいな虹を見ることができました。
写真の虹は朝の5時半ころ、わが家の玄関先で見上げた西の空にかかっていたものです。薄くて見えづらいかもしれませんが、白い月がちょうど虹と重なっているのがわかるでしょうか。
そんな9月11日といえば、ニューヨークのツインタワーがテロによって崩れ落ちた日です。本日ばかりは何を置いても『倒壊する巨塔』を推さなければならないでしょう。
この同時多発テロ、なんだかんだ言っても、現在に繋がる世界の混迷、不安定さのスタートではないかと思います。ここから戦争とは呼ばれない戦争、テロと呼ぶにはあまりにも大規模な争いが始まったように思うのです。いまこそ『倒壊する巨塔』から読み直し、深く考えなければならないのかもしれません。
雨に打たれ、雷鳴に怯えつつ、そんなことを考えておりました。