なかなか表示されないので

出版各社は自社のウェブサイトでいろいろな情報を発信しています。ちょっとした読み物的な記事やコーナーがある出版社のウェブサイトもありますが、なんといっても一番肝心なのは本に関する情報でしょう。

タイトルや著訳者名は、たぶんそこから検索して辿り着く人が多いと思うので当たり前の情報ですね。その次に気になるのはどんな情報でしょう。内容紹介でしょうか。

当たり前ですね、どんな本でもどんな内容なのかがわからなければ買うか買わないかの判断ができません。もちろんタイトルに惹かれて、と言う人もいるでしょうし、ジャケ買いということもあるでしょう。

さてまもなく配本の新刊『本と歩く人』は既に自社サイトで装丁が公開されているので見ていただけたかと思いますが、実は背にもちょっとした仕掛けがあるのです。

一枚目の画像をご覧ください。『本と歩く人』の背です。右がカバーをした状態で、左はカバーを外した背になります。気づきましたでしょうか。タイトル下の本が、カバーでは閉じているのですが、カバーを外すと開いているので。こんなところも楽しんでいただければと思います。

そしてもう一点、海外文学の新刊です。

まだ自社サイトで装丁が発表されていないので(旧Twitterは未確認)、楽しみにされている方も多いと思いますが、《エクス・リブリス》の新刊『ムーア人による報告』の装丁は二枚目の画像です。

世界史に詳しい方であれば、ムーア人と聞いても反応できるかと思いますが、一般の方にはちょっと馴染みのない名称ですかね。ぜひウィキペディアなどで調べてみてください。史実に基づいた小説ですので、歴史好きの方にも楽しんでいただけるのではないかと思います。

物語の世界は16世紀、大航海時代の話のようですね。あたしもまだ読んでいないので、どんな物語が広がっているのか、これから読むのが愉しみです。もちろん『本と歩く人』も読むつもりです。

読み方がずいぶんと変わりますね

岩波文庫から『自殺について』の新訳が刊行されました。新訳ということで訳者も変わっているのですね。そしてこれは揚げ足取りのようなものですが、実は著者も変わっているのです。

二枚目の写真が、これまで岩波文庫で刊行されていたショーペンハウアーの邦訳で、今回はそのうちの一冊、『自殺について 他四篇』が新訳となったわけです。よーく見てください。訳者が斎藤信治さんから藤野寛さんに代わったのはわかりやすいところでしょう。しかし、著者を見てください。ショウペンハウエルからショーペンハウアーに変わっているのです。

しかしこれまで出ていた3点もショウペンハウエル、ショーペンハウエルと統一されていません。外国の方の名前は英語読みするか、原語読みするか、それによってずいぶん異なります。カエサルとシーザー、ジョンとヨハンとか、まるで別人と思えるようなこともあります。今回の場合は、まだわかりやすい方ではないでしょうか。

ちなみに、あたしの勤務先でもショーペンハウアーの作品は何点か出していますが、ほとんどがアルトゥール・ショーペンハウアー表記です。

だいたい終わった?

毎日のように書いている、新しいPCの設定。これがなんとかようやく終わりました。まだ少し残っているところはありますが、日常使いとしては準備が整ったと言えると思います。

あとは、設置場所とその周辺の整理整頓ですね。ひとまずケーブル類を繋いで使えるようにしているだけなので、もう一度こんがらがったケーブルをきれいにしたいと思います。繋ぎ直しになるので時間がかかりそうです。これは週末まで待たないとだめですね。

それと一つ、ご報告。

これまでのPCはいわゆるデスクトップPCだったわけで、それをミニPCに変更したので、いろいろと足りないものがあります。マウスとキーボードは流用できるので問題ないですが、一番はモニターです。これまでもマルチディスプレイでやっていたので、そのうちの一台を使えば事足ります。ひとまず諸設定はそれで済ませました。

しかし、やはり使いづらいので、この際思いきって新たにモニターを買い足しました。これまで使っていたデスクトップPCが24インチだったのですが、今回は27インチにしてみました。性能や機能に拘らなければモニターもずいぶん安くなっていますね。出る予定の夏のボーナスで買ってしまいました。

27インチのモニターが目の前にドンとあると、やはり大きくて見やすいですね。そんなこんなもあるので、週末にゆっくりとケーブルの繋ぎ直しをやりたいと思っています。

今日の配本(25/05/19)

復讐には天使の優しさを

イサク・ディネセン 著/横山貞子 訳

一八四〇年代のイギリス、身寄りのない少女ルーカンは勤め先の主人に言い寄られて屋敷を逃げ出し、学校時代の親友で大富豪の娘ゾジーヌのもとへ向かった。しかし、ゾジーヌの側にも大きな境遇の変化があり、財産もなく孤立無援の二人はロンドンへ出て職を探すことに。そこでフランスの田舎に住む慈善家の牧師夫妻から一年間の期限付きで養女にしたいという申し出を受ける。異国の地に落ち着いた少女たちは、老牧師から授業を受け、菜園の世話をしながら平和な生活を送り始めるが、やがて仮面の裏側に隠された恐ろしい事実を知ってしまう。圧倒的な悪の力に立ち向かうことを決意した二人の運命は?

歩かなくても棒に当たる

安藤奎 著

マンションのゴミ集積所に、「ルール」が暴走する! 恐ろしいほど笑える、シチュエーション・コメディ。『地上の骨』を併録。

海まで100年

笠木泉 著

午前5時、目覚めた私たちが向かうのは、海への道。零れるほどの詩情で涙と笑いを誘う、静かな演劇。『モスクワの海』を併録。

テーマで学ぶデンマーク語(音声DL付)
読む・聞く・書くの総合レッスン

三村竜之 著

デンマークの文化・社会などをテーマにした18のテキストをもとに、デンマーク語の読解力・表現力の基礎を完成させましょう。各課はデンマーク語テキストと日本語訳、単語リスト、文法解説と練習問題で構成されています。学習者の壁である聞き取り・発音も、自然な音声を聞いて耳と口を鍛えましょう。また、「ミニクイズ」と「コラム」で、ことばだけでなくデンマークに関する様々な知識も身につけられます。入門書を終え、さらなるステップアップを図る初中級者に最適の1冊。

ローマが何日で成ったのかは知りませんが、PC設定も一日では終わりません!

昨日の続きです。相変わらず、新しく買ったミニPCへの移行作業をしております。

メールの移行は、アカウントの移行はできたのですが、メールデータの移行がうまくいきません。まあ、この機会に古いデータを整理するのはよいことかも知れません。

そして、いま一番困っているのはネットワークHDDへのアクセスです。なぜかアクセスができません。エクスプローラーにも表示されないのです。

ネットワークHDDですから、ネットワークの設定ができていれば、何もしなくともエクスプローラーに表示されるものと思っていたのですが、なぜかダメです。ブラウザからIPアドレスを入力するとHDDにアクセスできるので、ネットワークがおかしいわけではないようです。

となると、ネットワークの設定が問題なのかも知れません。ネットを検索すると、Windows11でセキュリティが厳しくなり、NASに接続できなくなる事例が報告されています。今まで使っていたPCもWindows11でしたが問題なかったのは、Windows10かアップグレードしたWindows11だったからなのかも知れません。

とりあえず、ネットワークHDDにいろいろデータを保存しているので、個々にアクセスできないと非常に不便です。さて、どうしましょう。明日から一週間が始まってしまうので、時間を取って自宅のPCにかまってるような暇はありませんし……

 

とても一日では終わりません

今朝からPCの設定をやっています。

自宅で使っているPCは新型コロナで在宅勤務、リモートワークをするようになった直後にぶっ壊れてしまって、当時政府から支給された給付金(補助金?)で買ったデスクトップPCです。そのPCの内蔵HDDの空き容量が少なくなってきて、苦しそうな音を出すようになりました。

PCの耐久年数がどれくらいなのか知りませんが、使い始めてもう5年になると思いますので、そろそろ買い替え時なのかなと考えていました。そしてつい先日、ミニPCが3万円を切る値段で売られていたのを見つけ、衝動的に買ってしまいました。

まずはネットワークの接続を行ない、初期設定を済ませました。それでもアプリがほぼ入っていない状態なので、必要最小限のアプリのインストールを行ないました。再起動を繰り返しつつ、朝から一日がかりでまだ終わりません。今日はもうこのあたりで終了にして、続きは明日にしようと思います。

明日ですべて終わるのか、まだ終わらないのか、なんとも言えませんが、とにかく明日またPC設定で一日が潰れそうです。

老兵は死なず、ただ消えゆくのみ?

本日は年に一度の人文会総会でした。今日から新しい期が始まります。

そしてあたしは、たぶん十数年務めてきた担当を退くことになりました。社内で強制されたわけではなく、むしろ逆で、あたしからそろそろ担当を代わりたいと申し出たのです。

十数年続けたと書きましたが、それはそれで悪いことではないと思いますが、やはり人文会の活動を社内の後継に渡していかなければならない、と思ったからです。

ではどうして今なのか。

別に去年でもよかった、来年でもよかった、と言われればそのとおりですので、今年である絶対的な必然性はありません。ただ、やはりそろそろというのは昨年くらいから考えていました。

あたしは来月誕生日を迎えますが、そうすると定年まで二年となります。定年延長をするか否かはまだ決めていませんが、ひとまず定年があと二年に迫っているということを考えると、いろいろなことを引き継いでいかないとなりません。

社内的なことであればまだしも、対外的なことは疎かにすると迷惑が多方面に及んでしまいます。そうなると十分な引き継ぎ期間を設けたいと思い、このタイミングで申し出たわけです。

あたしが人文会担当になった当初、YA出版会の担当も兼任していまして、どちらも研修旅行があり、しょっちゅうあちこちへ出かけていた印象があります。さすがに忙しすぎるという配慮が社内でも働き、数年後にはYA出版会の担当は別の同僚に引き継いでもらいましたが、人文会は十数年続けてしまいました。それもようやく終わり。

これであたしも余生に入るというわけです。

意外と美味しかったです!

一週間ほど前に、このダイアリーでわが家の庭で栽培しているとちおとめについて書きました。鳥に食われているのか、実がほとんどなくなってしまったプランターをご紹介したと思います。

これ以上そのままにしておくと全部鳥に食われてしまうのではないか、そして十分赤くなっていると判断したので、母が収穫しました。辛うじて枝に残っていた10粒ほどです。それが写真です。

きれいな色をしていますが、果たして味の方はどうなのでしょう。別に肥料をやったり、甘くなるようなものを与えたりといった手間暇はかけておりません。ほとんど放置プレイと言ってもよいでしょう。だから鳥にやられてしまったわけですが……

そして食べてみました。酸っぱくてすぐに口から吐き出してしまうのではないかと予想していたのですが、意外や意外、思いのほか甘いのです。もちろん色の割に酸っぱいのもありましたが、全体としてみると、これはこれで十分じゃないかと言えるレベルです。母曰く、来年はもっと手をかけて美味しい苺を収穫する、とのこと。さあ、どうなりますやら。